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神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」。ミュージカル・音楽・演劇・映画など県内のアート情報を発信します。

  • ニューヨーク・メキシコ・鎌倉のアーティストによる 鎌倉の禅寺における舞台作品の国際共同制作プロジェクト 《Piece with gaps between each others》 メキシコでの滞在制作
  • 画像:ニューヨークでの滞在制作 ニューヨークでの滞在制作

ニューヨーク・メキシコ・鎌倉のアーティストによる 鎌倉の禅寺における舞台作品の国際共同制作プロジェクト 《Piece with gaps between each others》

北鎌倉・東慶寺

鎌倉市山ノ内1367

ルートカルチャーは鎌倉を拠点にしたクリエイティブチームで、音楽・美術・文学・ダンスなどジャンルを横断するイベント・ワークショップ・シンポジウムなどを開催し、鎌倉ならではの文化活動を行っています。地域間交流活動にも積極的に取り組んでおり、ニューヨーク、ルーマニア、パレスチナ、福島、伊勢など、国内外のローカルな文化団体との交流もさまざまな形で行なってきました。
このたびルートカルチャーは、ニューヨークとメキシコからアーティストを招聘して鎌倉で滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)を実施し、その成果を公演として発表します。
公演会場となるのは今年没後50年を迎えた仏教学者・鈴木大拙と所縁の深い北鎌倉・東慶寺です。
大拙は東慶寺と隣接して自ら設立した「松ヶ丘文庫」を拠点に禅の研究を行い、禅を英語で海外に紹介しました。1950年代にはNY・コロンビア大学に招かれて禅の講義を行い、宗教界のみならず作曲家・ジョン・ケージを始めとする世界のアーティストたちに多大なる影響を与えました。今回集うアーティストたちは、NYのアートシーンでの活動の中でケージやカニングハムの影響、元をたどると大拙の影響のもとに制作活動を行なっているアーティストたちと言えます。東慶寺における参禅を含む鎌倉での滞在制作を通じた成果を、大拙とゆかりの深い東慶寺で発表する、国際性と地域性を兼ね備えたアートプロジェクトとなります。

■ スケジュール
9/11~9/24 滞在制作期間(鎌倉市内でのリハーサル)
9/15(木)09:00~ 東慶寺における坐禅会
9/17(土)18:00~ 滞在先の個人邸でのミニパフォーマンスと交流会
9/24(土)19:00~ 東慶寺における本公演

■ プロジェクトの背景
本公演は瀬藤康嗣(音楽家・鎌倉在住)/アースラ・イーグリー(ダンサー・ニューヨーク在住)/マーティン・ランズ(ダンサー・メキシコシティ在住)によるプロジェクトの一環です。3人は 14年にマケドニアのフェスティバルで出会い、15年5月から共同制作を開始、これまでニューヨークとメキシコで合計4回の滞在制作を行い、それぞれの場所では3人に加えてローカルなアーティストも参加しながらアイディアを発展させて来ました。今回、鎌倉で地元のアーティストも交えながら5回目の滞在制作を行い、本プロジェクトとして初めての公演を行います。今後このプロジェクトは、ニューヨーク(2017 年3月)およびメキシコ・シティ(2017 年夏)で公演を行うことが決まっています。

■ 鎌倉公演について
本年が没後50年にあたる鈴木大拙(1870-1966)は、1945年に北鎌倉の東慶寺裏山に『松ヶ岡文庫』を設立し、そこを晩年の研究・執筆作業の拠点にしました。「禅」を英語で海外に紹介した仏教学者として知られている大拙は、1952年からニューヨークのコロンビア大学で「禅」に関する講義を行いましたが、その影響は宗教界に留まらず、アメリカのアートシーンにも大きな衝撃を与えます。無音の作品《4 分 33 秒》で知られる作曲家ジョン・ケージは大拙の講義に大きな影響を受け、1962 年の来日時にはオノ・ヨーコらとの公演の後には東慶寺に大拙を訪ねています。またケージは、長年のコラボレーターでニューヨークのダンスシーンの中心的存在であった演出家マース・カニングハムにも強い影響を及ぼしており、大拙が紹介した禅は、世界の音楽・ダンス・文学・美術など幅広い領域に影響を与えました。
今回集うアーティストたちは、ニューヨークのアートシーンでの活動の中でケージやカニングハムの影響、元をたどると大拙の影響のもとに制作活動を行なっているアーティストたちと言えます。東慶寺における参禅を含む鎌倉での滞在制作を通じた成果を、大拙とゆかりの深い東慶寺で発表する、国際性と地域性を兼ね備えたアートプロジェクトとなります。

■ プロフィール
瀬藤 康嗣 Kohji Setoh
神奈川県鎌倉市在住のサウンド・アーティスト。2006年、鎌倉を拠点に活動する幅広い分野のアーティストによるクリエイティブ・ユニット「ルートカルチャー」を立ち上げ、国内外でアートプロジェクトを展開している。ルートカルチャーでは、国内外で活躍する芸術家をゲストとして迎えて地域の芸術家と共同制作を行っており、その中で瀬藤は音楽・音響を担当している。NY在住の振付家ヨシコチュウマとの共同製作作品《HOLD THE CLOCK: 根の国のギャングたち》は2010年に横浜・象の鼻テラスで初演後、鎌倉・福島・ニューヨーク・ヨルダンで海外公演を行った。また最近では鎌倉出身の女優・鶴田真由をゲストに迎えて舞台作品《花音》を鎌倉で滞在制作し、国内6箇所で公演を行った。NPO法人ルートカルチャー理事長、フェリス女学院大学音楽学部准教授。

アースラ・イーグリー Ursula Eagly
ニューヨーク在住のダンサー・振付家。プリンストン大学卒業後、2000年よりNYでの活動を開始し、Chocolate Factory Theater, Dance Theater Workshop, Danspace Project, The New Museum forContemporary Art, The Brooklyn Museum of Art等NYの主要劇場や美術館で自作の公演を行う他、日本、イタリア、デンマーク、メキシコ、アルバニア、マケドニアなど数多くの国で公演を行っている。2011-12年にNYのダンス批評誌「Movement Research Performance Journal」の編集長を務めるなど、理論派としても知られている。

マーティン・ランズ Martin Lanz
メキシコ・シティ在住のダンサー・振付家。コラボレーション志向の強いアーティストとして、中南
米、北米、ヨーロッパにネットワークを広げて各地でコラボレーションを行っている。世界各地から
のアーティストをメキシコ・シティに招聘し、コラボレーションによる作品制作・ワークショップ・
公演を行うフェスティバルLaboratorio: Condencasionを国営のアートセンターであるArte
Alamedaで2013年から毎年行っている。

ジャンル アート / etc.
地域 湘南地域
開催日 9月24日(土)
時間 19:00~
出演 瀬藤康嗣(音楽家・鎌倉在住)/アースラ・イーグリー(ダンサー・ニューヨーク在住)/マーティン・ランズ(ダンサー・メキシコシティ在住)
お問い合わせ MAIL:info@rootculture.jp
URL http://rootculture.jp/news/piece-with-gaps-for-each-other
主催 NPO 法人ルートカルチャー

北鎌倉・東慶寺

鎌倉市山ノ内1367

アクセス
JR横須賀線 北鎌倉駅から徒歩4分