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神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」。ミュージカル・音楽・演劇・映画など県内のアート情報を発信します。

New Artist Picks 「荒木悠展 複製神殿」

横浜美術館

横浜市西区みなとみらい3-4-1

【休館日:木曜】

横浜美術館では、将来活躍が期待される若手作家を紹介する展覧会「New Artist Picks(NAP)」を、年に一度、アートギャラリーやCafé小倉山を会場に開催しています。2015年度は、映像作家・荒木悠(あらき・ゆう)を紹介します。

荒木は、1985年山形県生まれ。これまで、韓国、タイ、ベトナム、フランス、スペイン、アイスランドなど、アジアや欧米各地に滞在し、そこで出会った地域の歴史や食文化を切り口とした、史実と個人史の折り重なる映像作品を制作してきました。本展では、「authenticity(真正であること)」をテーマに、アメリカ南部の地方都市ナッシュビルとギリシャの首都アテネにある「パルテノン神殿」を題材にした新作の映像インスタレーションを発表します。

荒木が思春期を過ごしたアメリカ南部の地方都市ナッシュビルは、パルテノン神殿の原寸大レプリカがあることで有名です。1897年、当時、欧米各地を席巻していた新古典主義の影響の下、テネシー州成立100周年記念博覧会のために建造されたナッシュビルの「パルテノン」は、そのおよそ100年後、荒木が初めて作品を発表した展覧会の会場になりました。長く暮らしを共にしたアメリカ人家族との関係、自己形成期に目の当たりにしたアジア人への差別や偏見の記憶。ナッシュビルは、荒木が異文化に適応することへの戸惑い、言語の限界など、容易に超えることのできない障壁のなかで、改めて美術に可能性を見出した場所です。

荒木は今回、このナッシュビルの「パルテノン」を出発し、真正とは何に拠って定められるのかという問いを抱えて、アテネにあるパルテノン神殿を目指します。ここでは、「オリジナルと複製」「伝播と誤訳」「西洋と東洋」など、作家にとって切り離すことのできないテーマが、「パルテノン神殿」を取り巻く巨大な歴史と絡み合いながら、ひとつの物語として提示されるでしょう。新進気鋭の若手作家の作品を、この機会にどうぞご覧ください。

※展示はアートギャラリー1とCafé小倉山で行います。また2月27日(土)にはアーティスト・トークを開催いたします。

ジャンル アート
地域 横浜ベイエリア(中区・西区)
開催日 2月26日(金) 〜 4月3日(日)
時間 アートギャラリー1 11時~18時、Café小倉山 10時45分~18時(入場は17時45分まで)
券種/料金 無料
お問い合わせ 045-221-0300
URL http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20160226-461.html
備考 ※情報公開後、変更されている可能性がございます。詳細は主催者へお問い合わせください。
※ヨコハマ・アート・LOD by 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団より転載

横浜美術館

横浜市西区みなとみらい3-4-1

アクセス
電車:
■みなとみらい線(東急東横線直通)みなとみらい駅下車、3番出口から徒歩3分。
■JR線、横浜市営地下鉄線をご利用の場合:桜木町駅下車、【動く歩道】を利用、徒歩10分。 

バス:
■桜木町駅から、市営バス156・292系統で「横浜美術館」下車。