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「神奈川県地劇ミュージカル」審査員・藤澤ノリマサさん、優勝団体「もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡」の笹浦暢大さん、主演女優の野田久美子さんインタビュー<後編>

1月29日(日)、神奈川県立青少年センターホールにて、「地劇ミュージカル」のコンテストが開かれました。前回のレポートに続き、審査員を務めた歌手・藤澤ノリマサさん、そして最優秀団体のインタビューをお届けします。

各地の歴史・伝統・文化に根差した地域発の演劇を意味する「地劇」は、神奈川県マグカル・テーブル座長を務めるマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏による造語です。

Interview&Text:野本 由起
Photo:加藤 甫

神奈川でしか観られない、地域色豊かな「地劇ミュージカル」

神奈川県では、地元の伝説や民話などを題材に盛り込んだ、地域色豊かな「地劇」を応援しています。その一環として、1月29日、神奈川県立青少年センターホールにて「地劇ミュージカル」公開コンペを開催しました。出演は、一次審査を通過した4団体。それぞれが「踊場の猫」「横須賀美術館」「チャブ屋」「横浜水道の父」を題材にしたミュージカルを披露しました。 

最優秀賞に輝いたのは、笹浦暢大さんと河田唱子さんによる演劇ユニット「もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡」。本牧にあった歓楽宿「チャブ屋」を題材に、現在と過去が交錯する『日本国 横浜 お浜様』を上演しました。 

前回のレポートに続き、審査員を務めた歌手の藤澤ノリマサさん、「もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡」の笹浦暢大さん、主演女優の野田久美子さんへのインタビューをお届けします。 

審査員・藤澤ノリマサさんインタビュー
「神奈川へのあふれる愛を感じました」

終演後、審査員を務めた歌手・藤澤ノリマサさんにお話をうかがいました。「審査をするのは初」という藤澤さんですが、優勝団体を選んだ決め手とは? 

藤澤ノリマサ氏

藤澤ノリマサさん

ポップスとオペラを融合した「ポップオペラ」というスタイルを提唱するヴォーカリスト。
3月5日(日)にBillboard Live TOKYOにて「Fujisawa Norimasa Birthday Live 2017」、4月20日(木)東京芸術劇場 コンサートホールにて「藤澤ノリマサ シンフォニック・コンサート2017~響~」、5月20日(土)町田市民ホールにて「藤澤ノリマサ SPRING CONCERT 2017」を開催予定。

—— 藤澤さんは、かなり審査に迷っていたそうですね。

藤澤: そもそも審査をすること自体、生まれて初めてだったんです。ずっと歌手として聴かれる側、観られる側にいたので、審査は難しかったですね。とても勉強になりましたし、自分のライブよりも緊張しました(笑)。

今回は4グループでしたが、それぞれストーリーが面白くて。優勝は逃したものの、「横浜市民こどもミュージカル」もとてもよかった。心にスッと入ってきましたし、家族の絆に感動しました。子どもたちの歌声も、これからもっと色付けされてい変化していくんでしょうね。年齢なりの説得力が伝わりましたし、未来も感じました。

藤澤ノリマサ氏

それに、どのグループも神奈川への愛が詰まっていましたよね。歴史を丁寧に掘り下げていたと思います。最後の最後まで、どのチームを選ぶか悩みました。

—— 審査する際、重視したポイントは?

藤澤: 偏った見方で恐縮ですが、やはり音に意識が向かうんです。歌や発声、音の演出は重視しました。ミュージカルは、音に乗せてメッセージが届くかどうかが重要ですから。

「もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡」は、冒頭からすごかった。ドラムのブラシなんて、隣の杉山さんと「あれ、生音?」と確認しあったほどの臨場感。アレンジもスタイリッシュで、ジャジーでブルース調の曲がかっこよくて。世界観に一気に引き込まれました。

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