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海岸の新たな楽しみ方を地元クリエーターが提案 波と光のインスタレーション「NIGHT WAVE」

夜の海岸に青白い波が押し寄せては砕ける、幻想的な風景。ツイッターやインスタグラムで、写真や動画を見かけた人も多いかもしれません。

世界的にも珍しい、海を舞台にしたメディアートプロジェクト「NIGHT WAVE」は、2015年に逗子海岸で始まり、2016年には隣の鎌倉・由比ヶ浜海岸と葉山・一色海岸でも開催。DSA日本空間デザイン賞金賞、第7回かながわ観光大賞優秀賞を受賞しています。今年度3回目となる逗子海岸での開催を前に、総合演出・プロデュースを手がけるクリエイティブディレクターの石多未知行さんに、NIGHT WAVEの仕組みや今回の見どころを伺いました。



NIGHT WAVE 〜光の波プロジェクト〜 in ZUSHI
会期:2017年3月24日~ 3月26日 18:00〜20:00
料金:無料
会場:逗子海岸
主催:NIGHT WAVE 実行委員会
企画演出:メディアーツ
照明デザイン:Tokyo Lighting Design
http://night-wave.com





Interview&Text:齊藤 真菜

街の人に参加してもらう「メディアアート」

――石多さんはこれまで「メディアーツ逗子」などのアートイベントを手がけていらっしゃいますが、どんなきっかけで逗子での活動を始めたのでしょうか。

以前は東京に住んでいたんですが、その後一時期イギリスにいて、帰国してから、自然環境があって、都内にも出やすい逗子に住み始めました。帰国後はプロジェクションマッピングの仕事をしたいとずっと考えていたんですが、たまたま逗子小学校の校長先生とお会いして、学校で子どもたちに見せられる企画をやりたいと声をかけていただいたのが、最初のスタートだったんですね。


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逗子小学校で行われたプロジェクションマッピング

逗子は美術館がなく、ギャラリーも少ないので、それなら街の中にクリエーターがアイデアを落とし込んでいくほうが面白いと、翌年からはフェスティバル形式に変えて、メディアアートのフェスティバルを開催しました。

最初は地元の人たちもプロジェクションマッピングなんてよく分からない、という感じでしたが、だんだん話題になってきて、人が集まっているのを市民も行政の方たちなども認識してくれたんですね。加えて、商店街の人たちにも前向きに参加してもらえるように、広報面で工夫をしました。一軒一軒のお店にアートと関わるコピーを付けて、個別のポスターを作ったんです。コピーライターに半ば千本ノックのような感じで制作をお願いしたんですが、街の人もけっこう面白がってくれて、ポスターを見るためだけに街を回遊してくれるような仕掛けにもなりました。


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商店街の随所に貼られた「メディアーツ逗子」の「言葉ポスター展」

地元の理解を得るようにしないと、地域のイベントはなかなか成功しないと思うので、そこは時間と労力をかけても、地道に取り組むようにしました。そういう土壌があったから、NIGHT WAVEプロジェクトはうまくスピード感を持って広げられているんだと思います。

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