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アート演劇・ダンス

刺激的コラボレーション、絶賛進行中! 遠藤康行さんインタビュー

刺激的コラボレーション、絶賛進行中! 遠藤康行さんインタビュー

神奈川芸術文化財団の芸術総監督で、作曲家・ピアニストの一柳慧。KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督で、演出家・俳優の白井晃。それぞれの分野の第一線で活躍する2人の芸術監督が、財団が運営する3つのホールを舞台に共同で新しい芸術表現を追求する、神奈川芸術文化財団芸術監督プロジェクト。3回目となる今回は、神奈川県民ホールの大ホールで、ダンスパフォーマンスを上演します。
2019年の幕開けとともに、いよいよ本番に向けた具体的なクリエーションがスタートしました。その情報を聞きつけたマグカル編集部は稽古場に急行。振付を担当する遠藤康行さんに、プロジェクトの発端や舞台の見どころなどを伺いました!

今回のプロジェクトの発端は?

白井晃さんがダンス作家を探しているので会ってみないか、と声をかけていただいたのが発端です。実際にお会いして話してみると、白井さんはダンスに関しても深い見識をお持ちで、僕と同じ作家が好きだということもわかり、すぐに意気投合。神奈川県民ホールは、僕が芸術監督を務める「横浜バレエフェスティバル」でお世話になっているというご縁もあるので、今回のコラボレーションの話がスムーズにまとまりました。
一柳慧さん、白井さんとはすでに何度も打ち合わせをしましたが、曲目の選択から構成まで、とてもたくさん話をしています。
昨年11月には大規模なオーディションを行いました

クラシック、モダンはもちろん、ヒップホップや新体操、チアリーディングの経験者など、様々なジャンルから多彩なダンサーが集まってくれました。日本のダンスシーンはレベルが高いとは思ってはいましたが、幅も広がっていることを実感。いろんなキャラクターに出会えたことが、とても楽しかったです。

今回の舞台「Memory of Zero」のテーマについて聞かせてください

タイトルにもありますが、テーマは「記憶(Memory)」です。2部構成になっており、ポール・オースターの小説『最後の物たちの国で』をモチーフに白井さんが新たに台本を書く、ということでまず第2部が固まりました。何もかもが破滅へと向かい限りなくゼロに近づく世界、廃墟のような空間で、最後に残るのは「記憶」ではないか、といった内容です。
そこから派生したイメージを掘り下げ、第1部は『身体の記憶』というタイトルにしました。今僕らがやっているダンスなどの芸術は、これからどこへ向かっていくのか。その答えを、一柳さんや白井さん、ダンサーたちと模索中です。
1月から本格的にスタジオに入ったので、今はまさに、みんなで”化学反応”を起こしている最中。僕もクラシックやコンテンポラリーなど幅広い経験を積んできましたが、そこから色々と抽出して新しいものを作り上げ、どう発展させ、どこへ向かうのか。そんな考察をしている段階です。最終的にどこへ行き着くのかは誰にもわかりません(笑)。
稽古場の雰囲気はいかがですか?

本当にいろんなダンサーが集まってくれましたね。一人ひとり個性的で、ダンスのレベルも高いので、一緒にムーブメントを作っていてすごく充実感があります。お互いにどんどん触発され、作り過ぎているくらい(笑)。どんどん作って、そこからさらに発展して、ふと「あれ、結局どこをやればよかったんだっけ?」となり、一旦もとに戻ってみたり。そんな作業が一番楽しいんですけどね。

今回は、舞台も客席も「特殊」だと伺っていますが…

舞台上に特設席を設置するステージ・オン・ステージの形式で上演します。県民ホール全体を舞台セットとして活用するイメージでしょうか。ダンサー、演奏家、観客がともに舞台に上がるので、ダンサーと観客の距離が近く、とても濃密な雰囲気になると思います。

県民ホールをよくご存知の遠藤さんならではの構成ですね

そうかもしれませんね。県民ホールの舞台には若い頃から何度も立っているし、2015年から開催している「横浜バレエフェスティバル」でもお世話になっているので、とても親しみのあるホールです。
バレエフェスティバルは、若い方から世界で活躍するダンサーまで様々な人が集まり、交流する場でもあります。人と人が出会うことで、今すぐではなくても、いつかとてつもなく大きなものが生まれる…県民ホールはそんな場になっていると思います。

『Memory of Zero』の見どころは?

すごく見応えのある作品になると思います。まだ作っている途中ですが、それだけは間違いありません。
一柳さんの音楽、白井さんの構成、小池ミモザさんをはじめオーディションを経て集まった様々なスタイルのダンサーたち、県民ホールの舞台機構。いろんなエレメントをぶつけ合うことで、そこから途方もなく大きいなエネルギーが生まれようとしています。濃厚で刺激的な作品になると思いますので、ぜひいらしてください!

>>>>>稽古場の風景をチラッと公開!

一柳 慧×白井 晃 神奈川芸術文化財団芸術監督プロジェクト
『Memory of Zero』

[日時]3月9日(土)18:00開演(17:30開場)/10日(日)15:00開演(14:30開場)
[会場]神奈川県民ホール 大ホール
[出演]
ピアノ/一柳 慧
構成・演出/白井 晃
振付/遠藤康行
指揮/板倉康明
演奏/東京シンフォニエッタ
ダンス/小池ミモザ 鳥居かほり 高岸直樹 引間文佳 遠藤康行
梶田留以 木ノ内乃々 五島茉佑子 児玉アリス 佐藤明花
鈴木彩海 鈴木春香 平 雛子 まりあ 米持愛梨
上田尚弘 大橋武司 掛場一慶 郡司瑞輝 ながやこうた
水島晃太郎 吉﨑裕哉
[内容]第1部「身体の記憶」/第2部「最後の物たちの国で」(作/ポール・オースター 訳/柴田元幸)
[曲目]
一柳慧:交響曲第8番 リヴェレーション2011 /リカレンス/レゾナント・スペース/タイム・シークエンス ほか
[アフタートーク]
両日ともアフタートークを開催します。
3.9(土)出演: 一柳慧、白井晃、板倉康明
3.10(日) 出演:一柳慧、白井晃、遠藤康行、小池ミモザ
[料金]全席自由(整理番号付・特設席)一般¥6,500、学生(24歳以下・枚数限定)¥3,000
※本公演では、舞台上の特設席を使用いたします。当日は番号順にご入場いただきます。詳しくはホームページ等で発表いたします。
※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。(有料託児サービスあり・要事前予約)
[チケット申込]http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/
[TEL]0570-015-415(チケットかながわ)
[URL]http://www.kanagawa-kenminhall.com/detail?id=35612

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★プレゼントの応募は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
【応募概要】
マグカル・ドット・ネット公式Twitterアカウント「@MAGCUL」をフォロー&リツイートで、3月9日(土)(18:00開演)に神奈川県民ホールで開催される「Memory of Zero」の観覧チケットを、1組2名様にプレゼントいたします。

【応募方法】
1. マグカル・ドット・ネット公式Twitterアカウント「@MAGCUL」をフォローしてください。
2. 公式Twitterアカウントから下記応募期間中に投稿される「#メモゼ0309」がついたチケットプレゼント応募用の投稿をリツイートしてください。上記で応募は完了となります。

【応募締切】2月22日(金)24:00まで
※上記期間内にされたリツイートが応募対象です。

【抽選・当選発表】
ご当選者にはマグカル・ドット・ネット公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージにてキャンペーン期間後に当選連絡をいたします。
当選発表は、ダイレクトメッセージの当選連絡をもって代えさせていただきます。その際にお申込者のお名前・ご連絡先を確認させていただきますので、ダイレクトメッセージにそのまま返信してください。なお、ダイレクトメッセージに一定期間返信がない場合は、当選が無効となる場合がありますので、ご注意ください。
当日〈3/9(土)〉、会場となる「神奈川県民ホール」の会場受付にてお申込者のお名前と「マグカル・ドット・ネットのプレゼントに当選した」旨をお伝えください。スタッフよりチケットをお渡しいたします。
※ご本人確認のため、その場でスマホの当選連絡のダイレクトメッセージをご提示いただく場合がございます。(スマホをお持ちでない方はダイレクトメッセージをプリントアウトしてご提示ください)
※いただいた個人情報は抽選以外の目的には一切使用いたしません。

【応募資格・条件】
●有効なe-mailアドレスをお持ちの方。
●マグカル・ドット・ネット公式Twitterアカウント、「@MAGCUL」をフォローしていること。
※当選発表前にフォローを解除した場合、応募・当選は無効となります。
●公式Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートを応募期間内にリツイートすること。
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態で参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。
※引用リツイートでは参加とみなされません。リツイートにてご参加ください。
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