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演劇・ダンス
2019.08.14

演劇にかける熱い夏、クライマックス! 青少年のための芝居塾2019

 

神奈川県の演劇界にとって、夏の一大イベントともいえる「青少年のための芝居塾」。8月下旬の本公演に向けて、稽古が佳境に入っています。
今年の担当劇団は、即興演劇をベースとした作風で知られるマシュマロ・ウェーブ。オーディションを突破した12人の青少年が、舞台の裏も表も含めた芝居作りに挑戦中。

5月の開塾から約3カ月。主宰の木村健三さんをはじめ多彩なゲスト講師を招いて、幅広い角度から演劇表現を学び、鍛えられてきた塾生たち。演劇論やワークショップ、身体を使ったフィジカルシアター、舞台照明、さらにマシュマロ・ウェーブならではの即興演劇実習にもチャレンジし、表現することの難しさ、楽しさを体験しています。

ワークショップにご協力いただいたストレスフリーは、小林秀吏さん(ハープ)&矢島絵里子さん(フルート)による音楽ユニット。本番の舞台でも生の音楽を演奏してくださいます。
この夏の集大成ともいえる本公演の上演作品は『ギンテツ』。宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」を、木村さんが芝居塾用に戯曲化した作品です。
脚本の文字から3Dの世界を立ち上げよう。稽古場に木村さんの声が響きます。

今年の塾生たちはどんな舞台を観せてくれるのでしょう。公演会場であると同時に稽古場でもある神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIに伺い、塾生たちの意気込みを聞きました。



中川内瑠奈さんは、国文学を学び、国語科の教員を目指す大学生。将来、授業で演劇を取り入れたら楽しいだろうな、と思い、そのための“技術”を身につけるために芝居塾に入りました。

「みんなで一緒に1つのことに取り組むことが楽しいです。とくに、言葉を使わず身体で表現するフィジカルシアターは、とても興味深い経験でした。ダンスの経験もない私にとって、身体1つで表現できることがあるというのは、すごい発見です。」


『ギンテツ』でジョバンニを演じる叶橋さんは、昨年に続いて2回目の参加です。

「昨年も楽しかったけれど、違う劇団のやり方も経験してみたいという思いもあって、2年連続で参加しました。木村さんの手法は、私にとってとても斬新です。『自分で考えて』と役者に委ねられる部分も多く、両方経験できて良かったと思っています。
『ギンテツ』は、誰もが1度は読んだことのある「銀河鉄道の夜」が原作なので、演劇に馴染みのない方にも楽しんでいただけると思います。9公演あるので、ぜひ観に来てください!」


美術大学で空間デザインを学んでいる百音さん。舞台美術を学ぶにあたり、自分で表現する力も身に付けたいと思い、参加しました。

「演出家の元で舞台を作るのは初めての経験なので、とても刺激になりました。みんなで頑張って作っているので、作品の意味をゆっくり考え、それぞれの『ギンテツ』を持ち帰ってもらえたら、と思っています。
今回は宣伝美術を担当し、チラシやポスターを作らせていただきました。物語に出てくる様々なものをモチーフに、私が思う『ギンテツ』を描いたつもりです。」


 

《プロダクション・ノート》

木村健三さん(脚色・演出)

当初はどんな人が集まるのか皆目見当もつきませんでしたが、蓋を開けてみると、演劇未経験の人も含めて逸材が揃っていたので「これは面白いものになる」と確信しました。

開塾式では「今までやってきたことは一旦すべて捨てて、ここでみんなで作るものを貪欲に吸収してください」という話がありました。それは、まっさらな状態でいろんなことを体験して欲しい、という思いからです。実際、なんでも吸収できる時期だと思うので、シャワーのようにあらゆることを経験してもらいました(笑)。

『ギンテツ』の原作である「銀河鉄道の夜」は、宮沢賢治の晩年の作で、それまでの宮沢作品のエッセンスがすべて詰まっています。時代を先取りしていたというか、永遠不滅のテーマを内包しているので、今こそやる価値がある。公演に足を運んでくださるのであれば、これを機に改めて宮沢作品に触れてみてください。予備知識をいっぱい仕入れてから観ていただくと『ギンテツ』がより面白く感じられると思います。

今年の本公演は9ステージあるので、塾生にとってすごい経験になるでしょう。今後の表現活動の上でもエポックメイキングなことになると思うので、体力的には大変だと思いますが、頑張って乗り切って欲しいですね。

 

《芝居塾生たちの熱い思いをお届けします!》

 

青少年のための芝居塾2019公演
『ギンテツ』
[日時]8月23日(金)〜28日(水)
8/23(金)19:00〜
8/24(土)14:00〜/19:00〜
8/25(日)14:00〜/19:00〜
8/26(月)19:00〜
8/27(火)14:00〜/19:00〜
8/28(水)14:00〜
※開場は、開演時間の30分前。受付開始は1時間前。
[会場]神奈川県立青少年センター 2FスタジオHIKARI
[原作]宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より
[脚色・演出]木村健三
[出演]市川ひかり、伊藤瑠偉、大関加倫、加藤志織、金子琴音、小島蓉子、叶橋、中川内瑠奈、藤井仁美、溝部梨花、美守桃、百音、堀江望、小林秀吏、矢島絵里子、小橋豊
[料金](全席自由/前売・当日共)一般¥2,700、学生・22歳以下¥1,500、高校生以下¥1,000
※各割引適用には身分確認証 要提示。
[チケット予約・問合せ]
神奈川演劇連盟チケットセンター TEL:080-5659-2757(10:00~21:00、月休)、メール:info@kenenren.org
神奈川県立青少年センターホール運営課 TEL:045-263-4475、メール:seishonen.c.kikaku@pref.kanagawa.jp
マシュマロ・ウェーブ TEL:070-5079-1432(当日お問合せ)、メール:mwaves.info@gmail.com
[主催]神奈川県、神奈川県演劇連盟

 

 

    県立青少年センターは、青少年の健全な育成を図り、あわせて県民の教養の向上に資するための施設として、青少年施策の総合的な展開、舞台芸術の振興のために、次の4つの柱で事業に取り組んでいます。
    1.青少年の体験活動を推進する人材の育成
    2.青少年のひきこもり、不登校や非行等への対応
    3.青少年の科学体験活動の促進支援
    4.青少年や県民の活発な舞台芸術活動支援

     

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