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美術・写真
2018
Apr
Sat
21
独特な重厚感を放つ、日本画家・岡村桂三郎の世界に没入する
開催期間:2018.04.21〜2018.06.24
2018.06.11

(TOP画像)岡村桂三郎《百眼の魚18-1》2018年 作家蔵 撮影/末正真礼生

 

岡村(1958 生)は、20 代で山種美術館賞優秀賞を受賞するなど早くから頭角を現し、注目されてきました。その独特な造形は、バーナーで焦がした巨大な杉板に方解末を塗り重ね、木炭でモチーフの形をとり、その中をスクレーパーでうろこ状に線刻するという特異な手法により生み出されています。こうした造形行為によって、従来の日本画にはない物質感や重厚な存在感を獲得した岡村は、2004 年芸術選奨文部科学大臣新人賞、2008 年第4回東山魁夷記念日経日本画大賞、2012年第18回MOA岡田茂吉賞MOA美術館賞を受賞するなど、現代の美術界をけん引する気鋭の作家として活躍しています。

屏風状に連ねた巨大な杉板のパネルに描かれるのは、象や鳥、巨大な魚のほか、龍や迦楼羅などの想像上の生き物で、不思議なうごめきを感じさせるその形態は、圧倒的な生命感をもって観る者に迫ります。こうしたイメージを生み出す岡村は、人間の営みや風土に根差した体験、感覚を大切にすることで、自然と人間の接点に美術や宗教が存在するという考えに至り、自然界がもつ生命力や、その形態のゆたかさに着想を得て、制作に注力しています。

本展は、2008年に神奈川県立近代美術館で開催された個展以来、県内では10年振りとなる大規模な個展で、充実した活動をみせる岡村桂三郎の、今回の個展のために制作された新作のほか、岡村の画業の変遷を確認できる旧作・近作を含む31 点を紹介します。自然と人間との交感を想起させる世界観をお楽しみください。

 

岡村桂三郎展-異境へ
[日時]4月21日(土)~6月24日(日)9:30〜17:00(入場は16:30まで)
[会場]平塚市美術館
[休館日]月曜日
[料金]一般¥400(¥320)、高校生・大学生¥200(¥160)
※( ) 内は20 名以上の団体料金。
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料。
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料。
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金。
(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
[TEL]0463-35-2111(平塚市美術館)

  • 地域
    湘南地域

平塚市美術館

平塚は太平洋に面した相模湾沿岸の中央、首都東京の西南50kmに位置し、江戸時代には東海道の宿場町のひとつとしてさかえました。現在、市の総面積は67.88平方キロメートル、現在の人口は約26万人、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、各産業が均衡をたもつ中核都市として、またリゾート地としても親しまれています。

平塚を含む"湘南"と呼ばれる地域には、明治時代(19世紀末)から多くの芸術家が居住し、芸術運動を展開してきました。たとえば日本の近代美術や文学に大きな影響を与えた雑誌『白樺』は鎌倉において、また油彩画の新しいスタイルを追求した岸田劉生の草土社は鵠沼において、それぞれ活動が展開されました。その後現在に至るまで多くの作家が活躍しています。

平塚市に美術館建設が発起されたのは戦後まもなくでした。中心となったのは空襲からの復興のなか、展覧会を自主的に開いていた地域の作家たちでした。1960年代初めには、彼らによる市への一作家一作品寄贈運動が始まり、学校、公民館や図書館の建設に続いて、1976年に平塚市博物館が開館すると、そこに美術部門が設置されました。その後、生涯学習と美術館建設の全国的な動きと同じく、平塚でも1984年に美術館建設研究委員会が発足して、開館へ向けての具体的な動きが始まり、1986年に平塚市美術館基本構想を、1986年に平塚市美術館建設基本計画を策定、その後建設工事と事業準備を開始し、1991年3月開館を迎えました。

開館以来、湘南地域の中央に位置する美術館として、メインテーマを<湘南の美術・光>とし、よい環境で国内外の優れた美術を人々の鑑賞に供する事で文化に対する市民の理解を深め、創造や学びの意欲を刺激することを大きな目的として各種事業を実施してきました。

今後も湘南地域の文化の成熟の一翼を担い、多くの方々に親しんでいただくため、美術館活動の充実に努めてまいります。

  • ショップ・スポット名
    平塚市美術館
  • 住所
    神奈川県平塚市西八幡1-3-3
  • 電話
    0463-35-2111
  • 営業時間
    【開館時間】9:30〜17:00(但し、入場は16:30まで) 【休館日】月曜日(月曜日が祝日・国民の休日の場合は開館し翌日休館、振替休日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) ※ 開館日でも、展示替により展示室閉室の場合がございます。市民アートギャラリー、図書コーナー、情報コーナーはご利用いただけます。
  • 駐車場
    有(有料) 【利用時間】8:00〜22:00 ※休館日も駐車場のみの利用可能です。【収容台数】67台(車いす使用者等のスペース2台)※満車となる場合がありますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
  • 平均利用額
    【観覧料】〈特集展〉一般¥200、高校・大学生¥100(企画展は展覧会ごとに異なります。) ※ 20名以上の団体は特集展は3割引、企画展は2割引。※ 企画展観覧券で、企画展観覧当日に限り、特集展を観覧できます。※ 企画展期間中、特集展のみ観覧希望の方は受付にお申し出ください。 〈次の方は無料です〉○ 中学生以下、毎週土曜日の高校生。○ 65歳以上で、平塚市民の方。(65歳以上で市外在住の方は団体割引)○ 各種障がい者手帳の交付を受けた方と付添1名。※ 受付で必ず年齢や住所が確認できる証明書や障がい者手帳等をご提示下さい。ご提示がない場合は、一般観覧料をお支払いいただくことになります。○ 神奈川県内の高校生およびこれに準ずる方で、引率者が教育課程として観覧する場合。  ○ 平塚市内の公民館主催事業による観覧。

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