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貴重な歴史スポットで「神奈川」を学ぶ!神奈川県立歴史博物館

貴重な歴史スポットで「神奈川」を学ぶ!神奈川県立歴史博物館

アートな空間に潜入!
YOKOHAMA ART SPOT FILE

日本の近代化を支えた歴史スポットで神奈川の歴史を学ぶ!
神奈川県立歴史博物館

神奈川県立歴史博物館は、神奈川県内の考古・歴史・美術・民俗を総合的に扱う人文系総合博物館です。
横浜正金銀行本店として1904(明治37)年に建てられた旧館と、1967(昭和42)年の神奈川県立博物館(現・神奈川県立歴史博物館)開館時に増築された新館から構成されています。
2017年に、前身の神奈川県立博物館開館から50周年を迎えました。


国指定重要文化財・史跡の旧横浜正金銀行本店本館(馬車道玄関:馬車道駅側入口)



入口では、博物館の営業部長「パンチの守(かみ)」さんが、来館者をお出迎え!


旧横浜正金銀行の紋章

旧横浜正金銀行本店本館は、明治時代を代表する日本人建築家の妻木頼黄(つまきよりなか)によって設計され、日本を代表する近代建築として、国の重要文化財・史跡に指定されています!

■実は横浜三塔より古い!関内エリアで最古の歴史的建造物!!
旧横浜正金銀行本店本館は、1904(明治37)年建設。
「キング」「クイーン」「ジャック」※という愛称でよばれている横浜三塔(神奈川県庁本庁舎・横浜税関本関庁舎・横浜市開港記念会館の三つの建物の高くそびえ立つ塔を総称したもの)よりも古いって知ってましたか?
※横浜三塔竣工年
「キング(神奈川県庁)」・・・1928(昭和3)年
・「クイーン(横浜税関本関庁舎)」・・・1934(昭和9)年
・「ジャック(横浜市開港記念会館)」・・・1917(大正6)年

■荘厳な佇まいに歴史の流れを感じる!旧館の建築様式もチェック!!


旧横浜正金銀行本店本館のシンボルである「エースのドーム」


ちょっといかついお顔をしていますが・・・ドルフィン(イルカ)の装飾


ネオ・バロック様式とされる威厳ある外観


旧館入口天井にあるステンドグラス

正面玄関

博物館は、改修工事のため2016(平成28)年6月から休館していましたが、2018(平成30)年4月に再開館。
また新たな歴史を刻み始めました。

■まずは、エレベーターに乗って、3Fの常設展へ~
常設展は、原始/古代・中世・近世・近代・現代/民俗の5つのテーマによって構成。神奈川の古代から現代への文化と歴史が、それぞれの時代の貴重な資料とともに学べます。
(1Fは特定のテーマで企画した特別展示室)

■展示会場の一部をご紹介!

テーマ1「さがみの古代に生きた人びと」

柱の色とカーペットの色が同じになっています。展示方法や照明が良く考えられていて、展示物がよく見えました!

■テーマ3~5は2F

それぞれのテーマの展示ゾーンを案内する柱がカラフルなので、とってもわかりやすいです!


テーマ4「横浜開港と近代化」
立派な船たちに見入ってしまいました!


巨大な大砲のレプリカに遭遇!!

■こちらも忘れずに!

民俗展示

神奈川県の地形風土のもとに育まれた衣食住や生業などの民具(有形民俗文化財)と祭礼や信仰などの伝承(無形民俗文化財)を紹介。展示されている農耕具や道祖神等を見ていると日本の原風景が浮かぶようで、懐かしいような感じがしました。


本牧神社で400年以上も受け継がれているという「お馬流し」神事のお馬さま

■館内は一部を除き写真撮影可!

撮影する場合は、展示物の説明プレートの表示を確認してくださいね!

■ミュージアムショップや喫茶店もあります!
観覧無料の1階フリーゾーンには、ミュージアムショップやライブラリー、喫茶店等があります。また、館内はバリアフリー化されています。

ミュージアムショップ
ポストカードやキーホルダー、お菓子や書籍等、博物館や横浜関連のグッズが数多く揃っています。


人気のペリー提督グッズ


ミュージアムライブラリー
神奈川県の歴史・文化に関する図書等が閲覧可能。端末も使用できます。


ベビー休憩室
お子さん連れの方も安心ですね!

普段、あまり歴史的なことやものに接する機会が少ないので、博物館に行ったり、自らそういった経験をすることで新たな発見があったり、もっと自分の住んでいる街が好きになるような気がしました。

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