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世界を魅了した“横浜真葛(まくず)焼”を展示「宮川香山 真葛ミュージアム」

世界を魅了した“横浜真葛(まくず)焼”を展示「宮川香山 真葛ミュージアム」

アートな空間に潜入!
YOKOHAMA ART SPOT FILE

世界を驚愕させた「横浜真葛焼」の魅力に触れる!
「宮川香山 真葛(まくず)ミュージアム」

明治時代、横浜から海を渡り、世界を魅了した“幻のやきもの”眞葛(まくず)焼。真葛焼は、明治時代を代表する陶芸家の一人である「宮川香山」により制作された陶磁器です。宮川香山は、1842年(天保13年)、京都真葛ヶ原の代々やきものを生業とする家庭に生まれました。「真葛焼」の「まくず」は、この地名から取られました。
29歳の時、輸出向けの陶磁器を製造するため横浜へ。1876年(明治4年)、横浜太田村字富士山下(現・横浜市南区)に眞葛窯を開窯しました。
1876年(明治9年)フィラデルフィア万国博覧会に出品された眞葛焼は、世界で絶賛され、その後30年以上にわたり、フランス・アメリカ・イギリスなど各地の万国博覧会で輝かしい受賞を重ねました。真葛焼は、初代から2代、3代へと引き継がれますが、1945年(昭和20年)横浜大空襲により壊滅的な被害を受け、窯は閉鎖。4代目香山による復興もむなしく、その歴史の幕は閉じられ、今では「幻のやきもの」と言われています。
横浜駅から徒歩数分、ヨコハマポートサイド地区に建つ「宮川香山 眞葛ミュージアム」では、近年、フランス、イギリス、アメリカ等より里帰りを果たした130点を超える真葛焼の名品が展示されています。

〈ミュージアムへの道すじ〉

歩道橋上からポートサイド地区をのぞむ


黒い看板が目印


ミュージアム外観

館内へ~


初代「宮川香山」

所蔵品の数々

館内では、個人所蔵コレクションの中から厳選した約130点の名品が展示・紹介されています。
美しく配置されたガラスケースの中で、当時と変わらぬ輝きを放つ真葛焼。作品の全面を余すことなく鑑賞でき、その洗練された技術や美しさに驚嘆します。

初代宮川香山ゆかりの逸品を展示(畳には、靴を脱いで上がれます)

真葛焼
ミュージアム受付前に展示されている花瓶は撮影可


花瓶の中を覗いてみると・・・鳥の装飾部分の後ろがへこんでいます。
花瓶は、装飾部分が美しく焼きあがるようにへこませたり、計算されて作られたそうです。


「釉下彩黄釉菖蒲大花瓶」(宮川香山 眞葛ミュージアム提供)


「磁製緑釉蓮画花瓶」(宮川香山 眞葛ミュージアム提供)


「花ニ鳥細工楽園花瓶」(宮川香山 眞葛ミュージアム提供)


「琅玕釉蟹付花瓶」(宮川香山 眞葛ミュージアム提供)

館内に展示された作品たち

当時と変わらぬ色彩と輝きに心惹かれました。

明治天皇旧蔵品「菊桐鳳凰紋様台付香炉」

「子安観音像」
子どもを見つめる優しいまなざしに心癒されました。

こちらの花瓶は、某人気鑑定番組で高値がついた作品だそうです!

香山と明治を代表する彫金家「鈴木長吉」のコラボレーション作品の可能性が考えられる「金工付花瓶 雲海ニ龍」


どうやって作ったのか?とじーっと見入ってしまいました。

作品一つ一つ、それぞれが輝いていて、じっくりと時間をかけて鑑賞しました。このような素晴らしいものが横浜で生まれたなんて、その横浜に自分が住んでいるなんて、と考えたらなんだかうれしくなりました!
また、海外にあった作品たちが里帰りし、ミュージアムで「再会」できることに奇跡的な感動を覚えました。

ミュージアム受付前にある「ミュージアムショップ」
「宮川香山 眞葛ミュージアム」は、横浜の老舗洋菓子メーカーが地域への文化貢献事業の一環として運営しているミュージアムです。
ミュージアムショップには、ミュージアム所蔵品を写したポストカードやクリアファイル等のグッズの他、その会社で扱っている商品も販売しています。
横浜土産として定番の商品も販売しているので、ぜひグッズと一緒に見てみてくださいね!

ミュージアム前にある「ポートサイド公園」
心地よい海風を感じられる公園。ミュージアムへ行く際の目印にもなります!

「宮川香山 眞葛ミュージアム」は、土曜日、日曜日のみ開館 (但し年末年始など休館あり)、また不定期に所蔵品の入れ替えがあるそうなので、ぜひ開館時に合わせて、宮川香山の名品の数々を鑑賞しに行ってはいかがでしょうか?

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