
野球場や体育館、テニスコートなど運動施設が充実している平塚市総合公園は、Jリーグ・湘南ベルマーレのホームスタジアムがあることで有名です。
そんな公園の中に、静かな佇まいの日本庭園があることは、意外と知られていないかもしれません。
入り口は3カ所。開園時間中はどこからでも自由に出入りできます。
日本庭園は、かつて農林省の果樹試験場だった頃、地元の造園業者によって造られたもの。果樹試験場が移転した後、市政施行50周年を記念して、1991年に平塚市総合公園として整備されました。
池を中心に配した回遊園路を巡りながら、移り変わる風景を鑑賞する「回遊式庭園」と呼ばれる庭園は、日本情緒たっぷり。
小高くなった山ゾーンの入り口には、とぼけた表情の「大吉たぬき」像。
日本庭園の装飾のひとつ「水琴窟」も。手水鉢からあふれた水を、地中につくられた空洞に落下させ、その音を反響させる仕掛けです。竹筒に耳をつけて、静かに耳をすませてみて。
総合公園には広々とした「平塚のはらっぱ」やレストハウスなどもあるので、家族で一日ゆっくり遊べます。