
初心者でも大丈夫!自然に囲まれた環境で触れる陶芸の魅力
- 開催日:イベント終了
アートな空間に潜入!
YOKOHAMA ART SPOT FILE
体験教室も!子どもから大人まで陶芸が楽しめる!
横浜市陶芸センター
三溪園と隣接する本牧市民公園の中にあり、豊かな自然の中で陶芸が楽しめる「横浜市陶芸センター」。初心者から経験者まで、それぞれのレベルに応じた多様な講座を開催している陶芸教室です。
初心者でも大丈夫?あまり器用じゃないからできるかな?などと不安になっている方でも大丈夫!初心者には気軽に陶芸が楽しめる一日体験教室や、親子で一緒に作陶体験ができる教室も開催。当日空きがあれば飛び込み参加も可!経験者にはレベルアップ講座もあり、それぞれのレベルに合わせて作陶が楽しめます!
取材時は「自由作陶教室」を見学。初心者向けの一日体験教室「電動ロクロ体験」も受講してきました!!
横浜市陶芸センター外観
自然豊かな環境の中で作陶(陶磁器を制作すること)が楽しめます♪
センター周辺は自然がいっぱい!!
センターのある本牧市民公園
市民の憩いの場。皆さん、自然の中でゆっくりと、思い思いに時間を過ごしています。

センター近くにある「上海横浜友好園※」
※横浜上海友好都市提携15周年を記念し、平成元年に上海市から横浜市に寄贈された中国江南様式の庭園と建築
池にはたくさんのカモがいて、見ていると癒されます!
施設前にある登り窯のレプリカ
大量に陶器を制作するために使用されていた窯だそうです。
施設の中へ~
【教室風景】
講座用教室
広々としたスペースで、受講者が気軽に楽しく作陶を楽しめるようになっています。
後ほど、こちらの電動ロクロを使って、初心者向け一日体験教室を受講!
釉薬(ゆうやく)

陶磁器を制作する際、成形した器の表面に薬品をかけて生成します。
釉薬の種類により、様々な色や模様になるそうです。
自由作陶教室
※掲載許可取得済み
画像手前の方は、オランダからお仕事で来ている方で、ご夫婦で教室に参加しています。
最初は、奥さまの方が陶芸の魅力にハマり、そのうち旦那さまもハマってしまって、今では一緒に通っているそう!
夫婦で同じ趣味なんて、ステキですね☆

ベテランの生徒さんの作陶風景 ※掲載許可取得済み
教室では、様々な年齢層・経験年数の生徒さんたちがそれぞれ作陶を楽しんでいました。
最近は、外国人の生徒さんも多いとか。 「土に触れ、癒され、無になれる。」陶芸を通して感じることは世界共通ですね♪
電気窯
施設には、電気窯(4基)・灯油窯(1基)が設置
その他、自分のペースで作陶をしたい人向けの「貸室(作陶設備のある成型室)」があります。
初めて、陶芸を体験!
ずっとやってみたかった陶芸を体験!湯呑を作ってみました!!
【湯呑制作過程】

水を手に付けながらロクロを回転させ、ドベ(泥漿)を作る→土取り(湯呑は指3本分等)→中心にくぼみを入れる
バイ挽き
側面の厚みを取り、薄く挽き上げ、器の形を作ります。

口縁部分は口当たりを良くするため、ナメシ革を使い滑らかにします。
切り取り

人指し指で切り取る部分を絞り、シッピキ(切り糸)を使い切り離します。
高さの違う湯呑を3つ制作
その中から、中サイズの湯呑をセレクト
一日体験は、ココまで!
これ以降は、センターのスタッフさんがしてくださいます。
[完成までの作業]
作品を生乾きにして底の部分を削る→乾燥→素焼き800度(10時間)※陶芸センターの場合→釉薬掛け(一日体験ロクロは茶そば釉薬)→本焼き1230度(12時間)※陶芸センターの場合
作陶中は、姿勢・ペダルを踏んでスピード調整・指先に集中と3つのことを統合しないといけないので、陶芸道を究めるのは、並大抵のことではないなと心から実感。取材時、作陶経験が長い方にもお話を伺いましたが、みなさん「まだまだ、全然」とおっしゃってました。
やはり、ちょっと形がいびつでも(笑)買ったものより、自分で作ったものの方が愛着が沸きますよね。今回陶芸を体験してみて、改めてそう思いました。
出来上がった作品がコチラ

早速、コーヒーブレイクに♪
コーヒーがいつもよりおいしく感じました☆
センターでは、定期的に一日体験教室など講座が開催されているので、詳しくはセンターHPでご確認を!
先日開催された、「クリスマス・ランプシェード」を作る一日体験教室(季節の焼き物体験)の様子
※掲載許可取得済み

一日体験教室などに参加された生徒さんたちの作品
センターでは、毎年秋に「陶芸祭」(横浜市陶芸センターご利用者の皆様の日頃の成果を発表する作陶展)を開催。
※画像は本年度開催時 横浜市陶芸センター提供
その他、横浜手づくり陶芸市、バザー、手びねりや電動ロクロの体験教室、楽焼教室も行います。
「横浜市陶芸センター」は、充実した設備、優しく教えてくださる講師の方々により、生徒さんが楽しく、安心して作陶に励めるようになっています。
また、自然環境に恵まれた場所で「無」になることってなかなかできないことですし、大切なことだなと思いました。
ぜひ、「横浜市陶芸センター」で、自分オリジナルの作品を作ってみてはいかがでしょうか?