
(TOP画像)川端龍子《香炉峰》1939年、紙本着色、大田区立龍子記念館蔵
本展では、飛行機という20世紀の一大発明が私たちに与えた影響について、美術の視点から見ていきます。それまでになかったスピードや、空中感覚を経験させる飛行機は、人々のヴィジョンにも少なからず変化を与えました。 また、機械としての洗練された機能美は、新しい時代にふさわしいモチーフとしての魅力に満ちています。
いっぽう、悲しむべき必然として、飛行機は早くから戦争に利用されてきました。近年研究が進められている戦争記録画にも、その姿は多く登場しています。
現代の私たちにとって、飛行は必ずしも特別な体験ではなくなってきています。本展は、飛行へのあこがれと驚きのあった時代の絵画や資料を通じ、飛行機が私たちにもたらした光と影について、あらためて考える機会となるでしょう。

恩地孝四郎《空旅抒情1 離陸》1938年、木版、千葉市美術館蔵

久保克彦《図案対象(第三画面)》1942年、紙本着色 コラージュ 箔 霧吹等、東京藝術大学蔵

中村研一《北九州上空野辺軍曹機の体当りB29二機を撃墜す》
1945年、油彩・キャンバス、東京国立近代美術館(無期限貸与作品)
ヒコーキと美術
[会期]2021年2月6日(土)〜4月11日(日) 10:00~18:00
※休館日:3月1日(月)、4月5日(月)
※2月14日(日)は無料観覧日
[会場]横須賀美術館
[観覧料]一般¥1,000、高大・65 歳以上¥800、中学生以下無料
*高校生(市内在住・または在学に限る)は無料
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1 名様は無料
[主催]横須賀美術館
[問い合わせ]046-845-1211(横須賀美術館/10:00~18:00)
[URL]https://www.yokosuka-moa.jp/
開催概要
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