
Dance Base Yokohama (DaBY/デイビー)は、2020年12月に「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ」を開始し、第1回目の企画として「視覚障害者と味わうダンス観賞篇」を開催しました。本研究会は、DaBYアソシエイトコレオグラファーの鈴木竜が自身のソロ作品をアンサンブルとして再編したダンス作品を、ディスクライバーによる解説とともに、視覚障害者モニターが観賞する取り組みです。DaBYより「作品を描写する」ディスクライバーとして、批評家の乗越たかお氏、詩人の大崎清夏氏、美学者の伊藤亜紗氏、インタープリター (解釈者) の和田夏実氏の4名に依頼し、それぞれによる解説が行われました。「言葉で伝える」プロフェショナルでありながら、仕事や経験が異なる4つのディスクライブは多様な観賞体験を生み、ファシリテーターとして迎えた「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」代表の林建太氏及び、視覚障害者で同スタッフの中川美枝子氏、浦野盛光氏を中心に、活発に意見が交わされました。
これらの3日間の様子をまとめた約20分の短編ドキュメンタリーが、2月26日(金)よりバリアフリーと多言語に特化した動画配信プラットフォーム「THEATRE for ALL (シアターフォーオール)」で公開されます。
本ドキュメンタリーは、研究会の中で生まれたアイデアや工夫の声を広く一般に公開するために、無料で配信されます。また、公開期間は定めず無期限となる予定です。これにより、本研究会で目的とした、視覚障害者にとって「ダンス観賞に必要なサポートは何か」を探るだけではなく、全ての観賞者にとって「ダンス観賞とは何か」という、ダンスの新しい可能性を模索した様子をより多くの方々と共有することをめざしています。
「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ~視覚障害者と味わうダンス観賞篇~」視聴はこちらから
「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ〜視覚障害者と味わうダンス観賞篇〜」
ドキュメンタリー映像公開
[日時]~配信中 上映時間:22分
[場所]オンライン
[料金]鑑賞無料
[URL]https://dancebase.yokohama/
開催概要
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