
1920~30年代に約100本のサイレント映画に出演し、可憐な役柄を多く演じた田中絹代ですが、本作では昼間はタイピスト、夜はギャングの情婦という異色の役どころで、ピストル片手に襟を立てたコート姿を披露しています。戦前の小津作品の中でも、アメリカ映画の影響や都会的なダンディズムが散りばめられた一作です。
活動弁士を務めるのは、話芸文化としての「活弁」の第一人者として国内外で活躍し、2015年には『文藝春秋』の企画「日本を代表する女性 120人」にも選出された澤登翠さんです。トークイベントでは、本作に登場する3人の女優、田中絹代/水久保澄子/逢初夢子を通して、松竹モダニズムの魅力について語っていただきます。
1933年/松竹/白黒/35㎜/100分
監督:小津安二郎
共演:岡譲二、水久保澄子、三井秀夫(弘次)、逢初夢子
特別上映『非常線の女』活弁付き上映+トークイベント
[日程]2021年10月30日(土)
[開演]13:30
[会場]鎌倉市川喜多映画記念館
[料金]一般 1,600円/小・中学生 800円
[公式ホームページ]こちら
開催概要
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