
どこに行けば客でありつづけることができるのですか——
ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクがパンデミックをテーマに書いた最新作いよいよ上演!
2021年夏に発表されたイェリネクの最新戯曲を本邦初上演! ホメロス『オデュッセイア』が引用され、人間を豚に変える女神キルケが登場、また、ハイデガーの『存在と時間』が重要なモチーフになるなど、一筋縄ではいかないイェリネク文体はなおも健在。パンデミック下の陰謀論やメディアの狂騒、その行き着く先の不穏さが、イェリネクならではの皮肉とユーモアたっぷりに描かれています。第7波、第8波と、寄せては返す波のように増減を繰り返す感染者数と『オデュッセイア』のイメージが掛け合わされたからなのか、テキスト中に頻出する「海」を手がかりに、コロナ下に自粛を求められた祭祀や自然や死者に対しての祈り、〈捧げ物〉としての演劇についても考察します。『光のない。』『スポーツ劇』に続く、木津潤平(舞台美術)×三輪眞弘(音楽監督)×三浦基(演出)のイェリネク最新作!
地点によるイェリネク戯曲連続上演『騒音。見ているのに見えない。見えなくても見ている!』
[日程]2023年2月16日(木)〜23日(木祝)
[開演]2月16日(木)19:00
17日(金)19:00
18日(土)19:00
19日(日)15:00
20日(月)休演日
21日(火)19:00
22日(水)19:00
23日(木祝)15:00
※開場は開演の30分前
[場所]KAAT(神奈川芸術劇場)大スタジオ
[出演]作:エルフリーデ・イェリネク/翻訳:津崎正行
演出:三浦基
出演:安部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、小林洋平、田中祐気
[料金]一般 4,500円/学生 3,500円/高校生以下 3,000円
[助成]文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興
[ホームページ]こちら
[主催・お問い合わせ先]合同会社地点 TEL:075-366-5589
開催概要
日程 |
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場所 |
KAAT 神奈川芸術劇場 |