
吉田町で愛されるバーで、緑色のカクテルをオーダーしてみる!
- 開催日:イベント終了
オンナヒトリ
Bar
で美しい
一杯を
横浜のバーへ繰り出し美しい一杯との出会いを綴る、オンナお一人様で行くバー連載♡ 今回は、以前別の記事で取材させていただいた際、この連載でも「ぜひご紹介させてください!」とお願いしていた横浜・吉田町のバーへ。

JR線「関内駅」から徒歩5分ほど。画廊、衣料品店、レストラン、カフェなどさまざまなお店が立ち並ぶ吉田町で営業されているバー「タウザー」にお邪魔しました。

初めてこちらのバーを訪れたのは、2016年の10月。吉田町の商店街を歩く取材で、アポなしにも関わらず快く取材を受けてくださったのが「タウザー」のバーテンダー、金田さんでした。

店内は明るすぎず、暗すぎず。木のぬくもりを感じさせる落ち着いた空間が広がっています。カウンター席の後ろには、4〜6人が座れるテーブル席も。
さてさてカウンターに座り、お話しをさせていただく前に最初の1杯をお願いしようかな?…2度目の来訪ということもあり緊張もほぐれていたので(何より金田さんが気さくな方だったので)、オーダーの仕方をいつもと変えてみようと「緑色のカクテルを」と色シバリでお願いしてみることにしました。

「ジンは飲めますか?」と聞かれたので「好きです」と答え、なにが出てくるのかな〜と楽しみに待つことに。お任せでカクテルをオーダーして、目の前で作ってもらう時の待ち時間のドキドキワクワク感、けっこう好きですね(笑)。
そして目の前でカクテルグラスに注がれていきます。

きれいなエメラルドグリーンの一杯「アラウンド・ザ・ワールド」。ジンとパイナップルジュース、ミントリキュールで作られています。グラスの底にはミントリキュール漬けのチェリーも入った、爽やかにミントが香るすっきりとした飲み口の一杯です。おいしい〜♡
「色でオーダーする人なんていますか?」と伺ったら、意外にも「赤やピンクのカクテルが飲みたい、と色でオーダーされる女性のお客様は結構いらっしゃいます」と。(みんな考えることは同じ…汗)そこから味の好みなどのやりとりを経て、気分にぴったりの一杯を考えてくださるそうです。
お店の外にあった看板にも、メニューにもお店の名前「Towser」の脇には猫ちゃんが描かれています。

この猫ちゃんはお店とどんな関係があるのでしょうか?「これは『タウザー』という名前がついた、スコッチ好きの間では有名な猫なんです。スコットランドのウイスキー蒸留所で飼われていたネコ(なんと23歳と11カ月生きたそう!)で、蒸留所では穀物を使っているのでネズミが出るんですね。そこに住み着いた猫『タウザー』が、褒めてほしくてどんどんネズミをつかまえて所員に見せにくるようになったそうです。世界一ネズミを捕った猫としてギネスブックにも登録されているみたいですよ」と金田さん。「ウイスキーを好きな人がこの猫を見たら、『あ、ここはシングルモルトが置いてある店だな』とわかりますね」…とういうことで、そうなんです!私はカクテルをいただいておりましたが、こちらの「Towser」はシングルモルトを中心に常に約400種類を超えるスコッチウイスキーがそろうことでも知られるオーセンティックバーなんです。

まだまだウイスキーを上手にたしなむ域には達していない私ですが、お酒の背景にはいろんなエピソードがあるんだなぁ〜奥深いな〜と思いながら、またひとつ勉強をさせていただきました!
さてさて、2杯目にはキウイフルーツをつかったフレッシュカクテルを作っていただきました。



これもまたジンベースで、つぶしたキウイフルーツとグレープフルーツジュースが入った一杯。グラスの底にキウイフルーツの果肉が入っているの、わかりますか?甘酸っぱい女性におすすめのフレッシュフルーツカクテルです。
2杯目のカクテルをいただきながら、女性にとっての素敵なバーの過ごし方について伺うと「お仕事帰りに、気分をリセットするためにご利用になるのは男性も女性も関係ないですよね。性別関係なく、リラックスし、リフレッシュしていただけるそういう場をご提供したいと思っています」と金田さん。「さらに付け加えるとすれば…バーというと昔は男性が女性を連れてくる場所でしたよね?でも今の時代、その逆の使い方も素敵なのでは?と思ったりします。女性が自分のお気に入りのバーに大切な男性をお連れする。女性が男性を連れていきたいと思えるバーとして当店が選ばれたらうれしいなぁ」。
女性が男性を連れていきたいと思うバー、それは素敵ですね。あたたかい空間、丁寧に作られるおいしいお酒、そして金田さんとお話しする楽しさを味わいに、今度は大切なヒト、連れてきたいと思います♡(笑)楽しい時間をありがとうございました! &ご馳走様でした!!