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音楽
2017
Nov
Sat
04
音楽堂・伝統音楽シリーズ 聲明「月の光言」
開催:2017.11.04
2017.09.23

木のホールで体感する 時代を超える声の伝統 

 音楽堂伝統音楽シリーズの第二弾は、日本を代表する宗教音楽であり、日本の伝統音楽の源流でもある「聲明(しょうみょう)」の、圧倒的な声の世界をご紹介します。

 題して「月の光言(こうごん)」。「光言」とは光明真言(こうみょうしんごん)のこと。真言宗において古来最も重要視される大日如来の秘密心呪で、〈オンアボキャベイロシャノウマカボダラマニハンドマジンバラハラバリタヤウン〉の梵語二十三文字から成ります。

 この光明真言普及の先駆者、明恵上人(みょうえしょうにん)が本作品の主役です。明恵上人は、澄んだ心に有明の満月を観じて、宇宙との一体感を観想する「月輪観(げちりんかん)」を修し、光明真言の功徳によって亡者のもろもろの罪障を取り除き西方浄土に導く「光明法」を修しました。月を詠んだ和歌も多く、月へのまなざしことのほか深き人でした。

本作品は、「散華(さんげ)」「錫杖(しゃくじょう)」などの古典と、気鋭の作曲家桑原ゆうが光明真言や明恵上人の和歌で創作する新作聲明を織り交ぜた構成で、上人が峯の禅堂へ上がり、静かに真理を追求して暁まで瞑想坐禅する姿を描き出していきます。

 ホール内を行道する天台・真言両宗合わせて数十人の僧侶たちの、ちからある声の響き、受け継がれてきた祈りの所作…。

 木のホールが、時代を超えた祈りの空間に変貌するひとときを、ぜひご体験ください。


*聲明とは

仏教経典を僧侶が旋律をつけて唱和する声楽で、儀式の中で1200年にわたり僧侶たちが伝えて来た。
仏教が起こったインドで生まれ、中国経由で日本に伝来。
その歴史性と音楽性から、キリスト教のグレゴリオ聖歌と共に優れた宗教音楽として高い評価を得ている。

*明恵上人について
鎌倉時代の高僧。京都・栂尾高山寺開祖。光明真言普及の先駆者。承安3(1173)年紀州生まれ。日本語による代表的な聲明『四座講式』の作者。19歳より生涯夢を記録し続け(『夢記』)、歌人として月を多く詠んだ。貞永元(1232)年60歳で至寂。


●プログラム
「月の光言」古典聲明と新作聲明(作曲:桑原ゆう)

  • 地域
    横浜ベイエリア(中区・西区)
  • 開催日
    2017/11/04
  • 時間
    15:00開演 (14:00開場) 14:30からプレ・トーク  
  • 場所(会場)
    神奈川県立音楽堂
  • 住所
    横浜市西区紅葉ヶ丘9-2
  • 出演
    声明の会・千年の聲(天台・真言両宗の僧侶たち) 構成・演出:田村博巳
  • 券種/料金
    全席指定 一般4,500円、学生(24歳以下)2,000円 ※特別ペア(おふたりで)8,000円のお取扱いは終了いたしました。 ※特別ペア券・学生券は、チケットかながわのみで取り扱います。枚数に限りがあります。 *このほか、チケットぴあ(Pコード335-382)、イープラスでも販売しています。
  • チケット情報
    06月17日 : かながわメンバーズ(KAme)先行発売(インターネットのみ) かながわメンバーズ(KAme)とは? 06月24日 : 一般発売
  • チケット情報URL
  • お問い合わせ
    神奈川県立音楽堂業務課 045-263-2567(9:00~17:00 月曜休館)
  • URL
  • 主催
    神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]