電車もバスも使える!お得なきっぷ「鎌倉フリー環境手形」で欲ばり鎌倉1日観光!

※こちらは、2016年12月22日付で投稿された記事になります。現在、内容に変更がある場合もございますのであらかじめご了承ください。
今回まわったルートの一覧はこちらです。
まずは「鎌倉フリー環境手形」を購入しよう!
「鎌倉フリー環境手形」の販売場所は、北鎌倉、鎌倉、長谷の3ヶ所。

「鎌倉フリー環境手形(別名・頼朝きっぷ)」の料金は、大人570円、子ども290円。
指定エリアなど詳細はこちら
- 【電車】 江ノ電鎌倉駅~長谷駅
- 【バス】 ~北鎌倉駅、~大塔宮、~浄明寺、~大仏前、~名越の区間内
(京浜急行バス、江ノ電バスで鎌倉駅を起点として) - 【販売場所】
- ・鎌倉市観光総合案内所
- ・湘南京急バス:鎌倉営業所、鎌倉駅前案内所
- ・江ノ電鎌倉インフォメーション/ 江ノ電鎌倉駅 / ⻑⾕駅
- ・円覚寺売店
- ・北鎌倉古民家ミュージアム
- 【その他】
- ・協賛施設での拝観料や入館料割引などの特典あり
- ・1月1日~3日はご利用できません
- ・さらに詳しくはこちら→鎌倉市/鎌倉フリー環境手形について
今回おすすめするルートは北鎌倉駅からスタートなので、駅を降りたらきっぷを買いに行きましょう。北鎌倉エリアでのきっぷ販売場所は「円覚寺の売店」と「北鎌倉古民家ミュージアム」です。
どちらも北鎌倉駅にほど近い場所にありますが、円覚寺で購入する場合は別途拝観料が必要です。※絵葉書のおまけがつきます

・円覚寺売店(営業時間:12月~2月 8:00〜16:00、3月~11月 8:00〜16:30)
・北鎌倉古民家ミュージアム(営業時間:10:00〜17:00)
10時以前の早い時間にスタートする場合は円覚寺で購入し境内を散策してもいいですね。
今回の旅では北鎌倉古民家ミュージアムできっぷを購入し、まずはあじさいで有名なお寺「明月院(めいげついん)」へ徒歩で向かいました。
※北鎌倉駅から明月院までは平坦な道のりで10分ほど。ただ、県道側を歩くと車も多く道も細いので、鎌倉方面に向かって線路左側の道を歩いたほうが安心&安全です。
北鎌倉駅から明月院へ

明月院といえば山門のあじさいが有名ですが、訪れたのは12月であじさいは当然ありません。しかし長い歳月を感じる石の階段の柔らかいへこみなど、冬であればこその気づきも多くありました。

有名な円窓からは最後の紅葉が楽しめました。別名「悟りの窓」ともいい、宇宙をこの円形で象徴しているそうです。

境内にはリスが走り、ネコが昼寝をし、小鳥の巣箱やウサギ小屋も設置されていて、小動物の可愛い姿を楽しむことができます。また敷地に点在する地蔵像などには毛糸の冬着が着せられているなど、雰囲気がとても優しく可愛らしく、心があたたまるそんなお寺でした。
明月院
アクセス:JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩10分
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
定休日:無休
拝観時間:9:00~16:00(6月は8:30~17:00)
拝観料:300円。6月は500円。(6月と紅葉の時期は庭園特別拝観あり※別途500円)
鎌倉観光なら外せない!鶴岡八幡宮へ
明月院から来た道をもどると踏切が見えます。そこを渡って県道沿いを少し右に行ったところにバス停(江ノ電バス)「明月院」があります。そこから鎌倉駅行きのバスに乗って次は鶴岡八幡宮に行きましょう。
※北鎌倉→鎌倉へのバスの本数は20分に1本ほどなので事前に時間を確かめたほうがいいです
きっぷを持っていればICカードの残高の心配や小銭を探す必要もないので便利ですね!「鎌倉八幡宮前」でバスを下車します。

ここは鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの神社ですから、鎌倉観光するなら絶対に外せない場所!
本殿への階段を上がりきって振り返ると、由比ヶ浜へ続くまっすぐな参道が見えて、広々と清々しいです。
境内には源平池という大きな池があり、桜、藤、蓮、紅葉と四季折々の風景を楽しむことができ、冬は多くの渡り鳥を見ることができます。
年明けから2月上旬ころまでは神苑ぼたん庭園で100品種を超える冬ぼたんを楽しめます。

鶴岡八幡宮
アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」東口から徒歩10分
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2−1−31
定休日:無休
拝観時間:6:00〜20:30
拝観料:無料(鎌倉国宝館、宝物殿、神苑ぼたん庭園は有料)
ホームページ:鶴岡八幡宮 | TSURUGAOKAHACHIMANGU
浄妙寺〜ちょっと優雅な鎌倉ランチ
さて、八幡宮前から今度は京急バスに乗って浄妙寺方面へ向かいます。鎌倉宮、杉本寺、浄妙寺、報国寺のある鎌倉の東側は、駅から距離があるので徒歩ではなかなか行きにくいエリアです。
が、バスならそれぞれの入口前まで行けるのでこの「鎌倉フリー環境手形」が大いに役立ちます!
というわけで今回はこちらのエリアに行くことに。まずは浄妙寺へ(注・バス停の名前は浄明寺)向かいます。京急バス・大刀洗行き、金沢八景行き、ハイランド行きにお乗りください。
※今回のルートには入っていませんが、鎌倉宮に行く場合は「大塔宮」行きバスに乗ってください。

鎌倉五山のひとつ浄妙寺は、足利家の菩提寺ということで武家らしい佇まいを持ったお寺です。ここの境内にちょっと有名な一軒家レストランがあるのです。
本堂へのお参りをすませ左の奥、枯山水の庭を持つ茶室を横切り階段と坂を登っていくと、今までの和風な景色とは全く異なる、洒落た洋館と英国式のガーデンが見えてきました。

「石窯ガーデンテラス」というレストランで、おすすめは石窯で焼いたパンと鎌倉野菜を使った美味しい料理で、鎌倉マダムたちに大人気のお店です。

天気が良ければテラス席がおすすめ。イングリッシュガーデンに咲く季節の花々と衣張山が一望できる風景を楽しみながら優雅なランチタイムはいかがでしょうか。
※浄妙寺では「鎌倉フリー環境手形」のきっぷを見せると「絵葉書」を頂くことができます。
浄妙寺
アクセス:鎌倉駅から京急バス「浄明寺」下車徒歩5分
住所:神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31
定休日:無休
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:100円(小学生50円)
石窯ガーデンテラス
アクセス:浄妙寺山門より中に入り徒歩3分
住所:神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-30(浄妙寺境内)
定休日:月曜日(祝祭日の場合は翌日に振替)夏期休業・年末年始休業あり
営業時間:10:00~17:00 ※お食事、お飲み物のご案内は、季節により変更となります。
電話番号:0467-22-8851
ホームページ:石窯ガーデンテラス
竹のお寺・報国寺へ
ランチのあとはバス通りに戻り、次は向かい側にある報国寺に行きます。
こちらは竹林が有名なお寺なので季節問わず冬でもお庭を楽しめますね。

本堂の奥にその竹林が広がっています。清々しくまっすぐ生い茂った1000本を超える竹の風景は、なんというか…見ているとこちらの背筋もピンを伸びるような思いです。

竹林の奥には茶屋があり抹茶とお菓子を楽しむことができます
※拝観料とは別に入口でチケットを購入してください
静けさの中でおいしい抹茶を一服いただき、揺れる竹林を見ながら物思いにふけっていたらあっという間に時間が経ってしまいそう。

境内には櫓(やぐら)跡があり多数の五輪塔が置かれています。最初に行った明月院の境内にも櫓(やぐら)がありました。鎌倉の寺社にある櫓の多くは中世の墳墓で、三方を山で囲まれ谷が深く入り込んだ「谷戸」が多く点在する鎌倉の土地ならではの特徴です。
※報国寺では「鎌倉フリー環境手形」のきっぷを見せるとお寺の「由来記」を頂くことができます。
報国寺
アクセス:鎌倉駅から京急バス「浄明寺」下車徒歩3分
住所:神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
定休日:12月29日~1月3日
拝観時間:9:00~16:00 ※抹茶の受付は15:30まで
拝観料:200円 抹茶(干菓子付) 500円
ホームページ:報国寺 HOUKOKUJI <公式>
江ノ電に乗って長谷寺へ
報国寺を見学した後はバスで鎌倉駅に戻り、今度は江ノ電に乗って「長谷」に向かいます。(ちなみにここまででもうバスに3回乗っているので、一日乗車券の元はしっかり取れました!)
※浄妙寺⇔鎌倉駅間のバスは、日中はだいたい10分に1本の間隔で走っています
鎌倉駅についたら次は江ノ電に乗ります。
江ノ電のフリーパスエリアは長谷駅まで。長谷エリアには鎌倉ならではの素敵なスポットがいっぱい。早速行ってみましょう!
まずはこちらもあじさいで有名な長谷寺へ。

あじさいの季節は入場制限もあるというくらい人気のお寺です。しかしあじさいだけではなくここの魅力は何といっても長谷観音。想像以上に大きく、美しく、圧倒されてしまいます。ぜひお参りを。

また、境内には「観音ミュージアム」というミュージアムがあり、十一面観音菩薩立像や三十三応現身像などの宝物が展示されています。長谷寺を紹介する5分ほどのムービーでお寺の由縁を知ることもできます。
観音堂のあるエリアには、鎌倉の街と海を眺めることができる見晴らし台があり、充分に美しい風景ですが、ここはぜひその上の「眺望散策路」に足を伸ばしてください!

由比ヶ浜のきれいな海岸線が一望できます。ちょっと階段はきついですがこの風景はぜひ直に見ていただきたい!素晴らしいです。
また、長谷寺は境内のあちこちにちょっと可愛らしい仏さまがあって心を和ませてくれますね。
さらに「弁天窟」という洞窟があるのですが、ここがちょっとダンジョン探索みたいな気持ちでワクワクします。少しかがみながら中に入ると、中はけっこう広くて迷路のよう。蝋燭の灯りに浮かぶ幾つもの仏さまの姿はとても神秘的です。

あじさいの季節もいいけど、冬の時期も空気が済んでいて景色が遠くまで見渡せて、人も少なめなので落ち着いて散策ができますよ!
※長谷寺では「鎌倉フリー環境手形」のきっぷを見せると記念品を頂くことができます。
長谷寺
アクセス:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分
住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
定休日:12月29日~1月3日
拝観時間:3月〜9月 8:00~17:00/10月〜2月 8:00〜16:30
拝観料:大人300円 子ども100円
ホームページ:鎌倉 長谷寺
最後はやはり大仏!&おすすめ鎌倉みやげ
さて、「鎌倉フリー環境手形」を使ってのお得な鎌倉観光旅の終わりは「大仏」です!

長谷寺からは歩いて5分ほど。道中はおみやげ物屋さんも多くあって楽しめながら歩けます。大仏があるのは「高徳院」というお寺。門をくぐるとすぐにお姿が見えます。
来る度に「大きい!こんなに大きかったっけ?」と思ってしまう鎌倉の大仏。この日も悠然とお座りでした。
ところで鎌倉の大仏は、中(胎内)に入れるのをご存じですか?

背中に翼のような窓があってそこから中に光が入るので、中はさほど暗くないです。
大仏内部を見るとどうやってそれぞれのパーツを繋いで作ったのかがわかりやすく、なかなかおもしろいですよ。
※高徳院では「鎌倉フリー環境手形」のきっぷを見せると「由来記」を頂くことができます。
鎌倉大仏(高徳院)
アクセス:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩7分
住所:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
定休日:12月29日~1月3日
拝観時間:4月〜9月 8:00~17:30/10月〜3月 8:00〜17:00
拝観料:大人200円 中学生・高校生200円 小学生100円
ホームページ:鎌倉大仏殿高徳院
さて、せっかくですからおみやげも買いたい!
鎌倉のお土産は鳩サブレやかまくらカスターなど有名なものがたくさんありますが、今回おすすめしたいのはこちら!
鎌倉紅谷の「クルミッ子」です。神奈川県銘菓展 菓子コンクール最優秀賞を受賞したお菓子だそう。パッケージも箱が二重になっていて凝っていて可愛いです。

クルミとキャラメルがぎっしり詰まっていて、でも重くなく甘ったるすぎず、ほどよく柔らかく美味しい!
お友達や職場へのお土産にぴったりですね。
鎌倉市内に何店舗かあります。今回は長谷寺から鎌倉大仏に行く道の途中にある長谷店に立ち寄りました。
鎌倉紅谷
アクセス:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩7分
住所:神奈川県鎌倉市長谷3-1-16
定休日:年中無休 ※12月31日は15時閉店、2017年1月1日〜3日は休業
営業時間:9:00〜17:00
電話番号:0467-24-3077
ホームページ:株式会社紅谷

そんなわけで「鎌倉フリー環境手形」を使った鎌倉1日観光はここで終了。江ノ電で鎌倉駅に戻ります。
今回の観光ルートにかかった時間ですが、朝10時に北鎌倉をスタートし、夕方16時半に鎌倉駅に戻りました。
スタート時間をもう少し早くして北鎌倉エリアをもっと散策しても良いですし、長谷エリアで御霊神社や鎌倉文学館を回ってもいいですね。
バスに乗れるとかなり移動時間が短縮できるので、鎌倉の観光スポット巡りにはぴったりなお得なフリーパスでした!
※記載している各施設の情報は2016年12月時点のものです
鎌倉フリー環境手形の詳細はこちら
鎌倉市/鎌倉フリー環境手形について