
2019.09.10
【上映会】『天のしずく 辰巳芳子 “いのちのスープ”』
神奈川県立地球市民かながわプラザ 2階プラザホール
【上映会】『天のしずく 辰巳芳子 “いのちのスープ”』監督:河邑厚徳(ドキュメンタリー/2012年/113分/DVD)日本の食に提言を続ける料理家・辰巳芳子。彼女が病床の父のために工夫を凝らして作り続けたスープは、やがて人々を癒す「いのちのスープ」と呼ばれるようになり多くの人々が深い関心を寄せている。いのちの始まりに母乳があり、終わりに唇をしめらす末期の水がある。人の命は絶えることのない水の流れに寄り添って健やかに流れる。映画で描かれる、辰巳芳子のスープにも長い物語がある。調理以前は、海・田畑など日本の風土が生み出す生産の現場。調理後にはスープを口にする家庭や施設、病院など多様な人の絆が見えてくる。脳梗塞で倒れ、嚥下障害(えんげしょうがい)により食べる楽しみを奪われた父。その最後の日々を、母と娘が工夫した様々なスープが支えた。それがいのちのスープの原点だった。映画では、スープを作り出す食材を作り出す全国の生産者。彼らは作物への誠実な志を持ち、辰巳さんに食材を提供する。旬の作物を育てる繊細で美しい自然風土。そしてそれぞれの素材が性質を生かし、喜ぶように丁寧に調理する辰巳芳子。幼児から老人まで、スープを口にする人々の姿。それぞれが交響曲のように、いのちの響きを奏でていく。ここで描かれるスープの物語は、辰巳芳子が唱える、食を通して見えてくる「いのちと愛」への道筋を示してくれる。(公式ホームページから引用)
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開催日2019.09.16
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時間10:00~11:55 ※開場30分前
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住所横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1
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券種/料金無料(先着200名)
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お問い合わせ神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ) 045-896-2121 横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1
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