MAGCUL マグカル

「マグカル・ドット・ネット」は、神奈川県内のアート・カルチャー情報を発信するサイトです。
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演劇・ダンス
2019.12.05

岡崎藝術座 『ニオノウミにて』

STスポット 

Happy Prince Fish飲み屋で出会った釣り好きのオッチャンは、よく琵琶湖に行くらしい。おでんを食べながら、オッチャンから聞いた話。琵琶湖ではもうずっと、「外来魚」の繁殖が問題になってる。そいつらが琵琶湖固有の魚を食べちゃうから。だから、行政は「外来魚回収ボックス」ていうのを湖岸に設置して、釣れたらそこに入れてください、ってやってる。要するに捨てるの。ブルーギルとかブラックバスとかね、捨てないといけない。でもバス釣りの連中は、魚に罪はないとかマナーがどうとかなんとかかんとか言って、リリース(再放流)してるの。おれは捨てるよ、ポイポイって。ところで、日本にブルーギル持ってきたの誰だか知ってる?オリンピックを間近に控えたころのことだった。アメリカ外遊中に出会ったブルーギルを、食用として、日本に持ち込むことを殿下は決意したのだった。ブルーギルは、「おめでたいプリンスフィッシュ」と崇められ、日本各地に放流された。 ノート琵琶湖で釣りをして、回収ボックスに入れたり、リリースしたりした。様々な立場の人の話を聞いて、生態系保存と治水の関係を考え、外来魚駆除大会へも行き、ブラックバスを食べ、湖岸を一周した。いつもざわざわしていた。誰かが問題視していることを誰かはなんとも思わない。複雑に絡むそれぞれのトピックは立場のちがいを際立たせて、対立するか無視し合うかしか先はない、みたいな感じがして、こわかった。いまの世の中の縮図を見た気がしてしまった。でも、琵琶湖はいつまでも見ていたいほどうつくしくて、漁師たちの住む沖島も湖岸から見た竹生島も、神秘的な雰囲気に満ちていた。能の「竹生島」をこの作品の参考にすることに決めた。生き物に内も外もあるのだろうか、人間にそれを決める権利などあるのだろうか。こわい、けれどもうつくしい琵琶湖のことを想像しながら、キャストやスタッフたちと話し合いつつ、創作する。—神里雄大

  • 開催期間:開始日
    2020.01.11
  • 開催期間:終了日
    2020.01.19
  • 時間
    2020年1月11日(土)~1月19日(日)<br />11日(土)18:00<br />12日(日)14:00/19:00<br />13日(月・祝)14:00<br />14日(火)休演日<br />15日(水)19:30<br />16日(木)19:30<br />17日(金)19:30<br />18日(土)14:00/19:00<br />19日(日)14:00
  • 住所
    横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1
  • 券種/料金
    一般 3,000円25歳以下 2,500円ペアチケット 5,500円(前売のみ)18歳以下 無料(枚数限定)当日券 前売料金+500円※全席自由席※未就学児童入場無料※年齢制限チケットは当日要証明書提示
  • お問い合わせ
    岡崎藝術座[Mail]info@okazaki-art-theatre.com
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