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「マグカル・ドット・ネット」は、神奈川県内のアート・カルチャー情報を発信するサイトです。
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講座・ワークショップ
2018.01.27

魚の会(うおのかい) 平成29年度第4回講演会 「三崎魚市場の魚―33年間の記録」

神奈川県立生命の星・地球博物館 1階西側講義室 

演題:「三崎魚市場の魚―33年間の記録」

だれしも水辺があると何かいるだろうか、と覗き込むのではないでしょうか。そこに魚が泳いでいると、わくわくします。そして、あの魚は何だろう?ここにはどれぐらいの魚がいるんだろうか、と好奇心がわいてきます。私は町中育ちなので、とくに水辺と生き物には憧れを感じていました。小学校の頃、両親に泊りがけで連れて行ってもらい、生まれて初めて海中を覗いた場所は、横須賀市の荒崎でした。その光景は今でもおぼろげながらに覚えています。その後も旅行先や水族館で魚を見るのが楽しみでした。それが長じて大学は水産系を選択しました。ある日「市場に行けばアカマンボウとか見られるよ」と先輩に言われ、気仙沼魚市場を見に行ったのが、その後40年近く続く市場での魚観察のきっかけとなりました。

大学を卒業してはじめての就職先は油壷にある水族館で、自分が子供のころ何度も来た場所に住むことになったことに、何やら運命めいたものを感じました。これから住む場所にはどんな魚がいるのか。三陸では魚市場の調査で潜って観察するより多くの魚を見ることができたので、まずは魚市場で魚を見れば、この辺りの魚がわかるだろうと家の近所にある三崎魚市場に行ってみました。見慣れた魚に混ざって見たことのない魚がありました。ネズミギスという魚です。珍しい魚もあるけど、ふつうの魚は何だろう。それから出勤前に市場に寄るのが日課となりました。

市場での調査と同時に、これまで先人方が書かれた資料集めも大切です。集め始めて知ったのは、相模湾全体の魚をまとめたものがないことです。岩手県や新潟県、静岡県などではまとまった魚類目録があったので、これは意外なことでした。なければ作ろうと思い、神奈川自然誌資料に「三崎魚市場に水揚げされた魚類」として書きはじめましたが、この考えは浅はかで、その野望はいまだに成し遂げられていません。勤務先は何回か変わりましたが、市場通いは今も続いています。いつもの顔ぶれがあるかと思えば、新顔の魚もいます。相模湾初記録となる魚にも何度も出会えたのは幸せでした。そんな三崎の魚たちを時間の許す限り紹介したいと思います。

  • 地域
    県西地域
  • 開催日
    2018.02.11
  • 時間
    14時~15時
  • 住所
    〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
  • 休館日
    トップページのカレンダーを参照 http://nh.kanagawa-museum.jp/
  • 出演
    講師:山田 和彦(やまだ かずひこ)氏(観音崎自然博物館学芸部長)
  • 券種/料金
    無料 事前申し込み不要・当日受付
  • お問い合わせ
    神奈川県立生命の星・地球博物館  電話:0465-21-1515
  • URL
  • 主催
    魚の会(うおのかい)
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