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「マグカル・ドット・ネット」は、神奈川県内のアート・カルチャー情報を発信するサイトです。
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丸亀ひろや / 宮嶋葉一 “Painting”
美術・写真
2015.05.18

丸亀ひろや / 宮嶋葉一 “Painting”

カスヤの森現代美術館 MUSEUM HAUS KASUYA 

[ 毎週月・火曜日休館 ]

丸亀ひろや、宮嶋葉一の両氏は、期せずして作品を発表し始めた80年代後半から生活の拠点をドイツに移し、その後数年間を過ごしている。ドイツ滞在中から互いに認識はしていたが、本格的な展覧会としては今回が初めての顔合わせになる。
 丸亀氏は、巧みな色使いと共に画面の中にテクニカルな試みを積極的に取り入れることによって絵画に新鮮な表情を与えている。今展の出品作にもハッチングやモアレなどが見られるが、これらは絵画では捉える事が困難な音やスピード、リズム、あるいは音にもならない波動、眼に見えない光、文字にならない言葉、そのような不確かな存在、永続性の希薄な存在を主題の一つの要素として取り込み、現そうとしているのかも知れない。新作の「デュシャン定規」はさらに新しい試みが組み込まれており、非常に楽しみな1点となっている。
 宮嶋氏の作品からは、何か傍観者の眼差しのようなものが感じ取れる。無自覚に眺めた、音楽室の肖像画、小さな山の頂きにぽっかりと浮かぶ貯水タンク、日常的に繰り返し眼にした光景。それらがモニタに焼き付いた残像の様に、詳細な情報が抜け落ちた単純化された図像として定着し積み重なって行く…。その様なプロセスを感じさせる記号化されたモチーフの現れ方はどことなく傍観者の立ち位置を感じさせる。しかし、実際の作品を目の前にすると画面上では余白のような白と、ずっしりと置かれたモチーフの黒いラインがせめぎ合い、際どい均衡を有し、執拗に重ねられた筆触は描き手の存在を強く印象付ける。
 丸亀、宮嶋両氏に共通しているのはアイデアやイメージを「絵画」として成立させる才幹が確立している点にある。これは、若い頃ヨーロッパで培われたアーティストとしての資質が大きく作用しているように思う。ともに作家として30年以上のキャリアを持ち、一貫して絵画表現を追求する両氏。本展では時流に流されず、築き上げたそれぞれの作品世界を近作を中心に展観する。

  • 地域
    横須賀三浦地域
  • 開催期間:開始日
    2015.06.10
  • 開催期間:終了日
    2015.07.26
  • 時間
    10:00-18:00(入館は17:30まで) ※オープニング・レセプション 6月14日(日)14:00~
  • 住所
    神奈川県横須賀市平作7-12-13
  • 出演
    (出品作家) 丸亀ひろや 宮嶋葉一
  • 券種/料金
    一般600円、学生500円(小学生300円)
  • お問い合わせ
    カスヤの森現代美術館  TEL 046-852-3030
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