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ディスカッション|岸井大輔[アジアで上演する #8|分科会1 中世を仮設し、現実をシミュレーションする]
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2015.04.01

ディスカッション|岸井大輔[アジアで上演する #8|分科会1 中世を仮設し、現実をシミュレーションする]

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アジアを概念化し、西洋芸術に接ぎ木して作品製作をすることは、歴史を振り帰るまでもなく、陳腐であり、かつ危険な飛躍となりやすい。しかし、それを承知の上で、アジアに新たに向かい直す芸術家が増えている。
しかも、彼らは、表現形式として展示ではなく上演を志向することが多いようだ。この現象を「アジア(とか日本とか)」「上演」という言葉を使わずに記述できる言語を獲得したいと考え、「アジアで上演する」シリーズをはじめた。

まず、何人かの「アジアで上演する」アーティストにスポットをあて9月ー1月に発言を記録・交流を行い、2,3月には、いろいろやってみた。

以上の体験から、いくつかのテーマが見出された。4月ー6月は、これらのテーマに基づく分科会をもち、ディスカッションを行うことにした。

4月のテーマは「中世を仮設し、現実をシミュレーションする」とする。
半年に渡るリサーチを経て、「アジアで上演」しているアーティストの一部は、近代が崩れてもやっていけることを提示しているように思えた。彼らは、社会ルールなど西洋近代で形成されたコミュニケーションの基盤が失われ、足場がなくなっている状態を積極的、肯定的に提示している作家と考えられるのではないか。
それは、近代以前すなわち中世を仮設しているような形態をとる結果、「アジアで上演する」ように見えてしまうだろう。しかし、彼らの眼目は、現実そのもののシミュレーションにこそあるようにも思われる。

そこで、逆に、中世を仮設したり現実をシミュレーションしたりしている作り手たちと、アジアで上演することについて考えることで、議論を進めることができないかと考えた。

最初に「アジアで上演する」シリーズの企画者である岸井から、これまで抽出された問題をまとめて20分話す。
その後、各出演者から20分づつ、自己紹介もかねて話題を提供いただく。
出演者は、古代からの来歴まで書き込まれた平凡な空想都市中村市を描き続ける地理人こと今和泉隆行、舞台装置の搬入を見せることで建築を上演してしまう悪魔のしるしの演出家危口統之、30年以上の歴史をもつオルタナティヴスペースを「まち」にすると宣言しその運営方針を3年以上話し合い続けている民主主義の実験場パルルの新見永治の3人。これら異色の出演者間および会場を含めたディスカッションを行う。

私たちはどこかに立っている、しかし立場などない、という事態について、議論を深められればと思っています。

  • 地域
    横浜市(ベイエリアを除く)
  • 開催日
    2015.04.03
  • 時間
    開場:19:00 開演:19:30
  • 住所
    神奈川県横浜市南区南太田4-12-16 2F
  • 出演
    出演:今和泉隆行(地理人)/危口統之(演出家/悪魔のしるし主宰)/新見永治(パルルの住人) 司会:岸井大輔(劇作家)
  • 券種/料金
    入場料:2,000円 定員:30名(要予約)
  • チケット情報
    〈「アジアで上演する」予約方法〉 以下の内容をイベント前日までにメールで送信ください。こちらからの返信を持って予約完了とさせていただきます。 なお定員に達した場合などお断りすることもございますので、あらかじめご了承ください。 〈タイトル〉アジアで上演する予約#8 〈メールアドレス〉info@blanclass.com 〈本文〉1)日にち 2)氏名 3)住所 4)メールアドレス 5)参加人数
  • お問い合わせ
    info@blanclass.com
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