気軽に楽しむ
川崎市が「しんゆり・芸術のまち」のシンボルとして2007年10月にオープンした川崎市アートセンター。舞台と客席が近く、見やすさを追求した「アルテリオ小劇場」と、ゆったりとしたイスで映画鑑賞できる「アルテリオ映像館」があります。コンパクトながらも本格的なこのふたつの劇場を柱に、演劇、映画、音楽などを身近に楽しめる施設です。
「アルテリオ小劇場」は、主催公演を「しんゆりシアター」と名付け始動。公共の劇場が、プロの演劇・ミュージカルの俳優・演出スタッフを集め、新百合ヶ丘地域の創造発信の拠点となる地域劇場=リージョナルシアターを目指しています。地域住民参加型の「劇団わが町」を立ち上げるなど、みるだけではなく参加するといった、舞台芸術をもっと身近に感じられる取り組みは、川崎市アートセンターならではの企画です。
「アルテリオ映像館」では、地域のミニシアターとして、シネマコンプレックスなどでは上映しない世界各地の個性的な作品を上映しています。目や耳の不自由な方のためのバリアフリー上映や、子どもを預かる保育付き上映などきめ細かなサービスも実施。また、小学生を対象にした映画・アニメーション作りのワークショップや、大人向けの映像制作講座を毎年開催しています。
このふたつの劇場のほかに、ナレーションや音楽収録に適した「録音室」や、Final Cut Proによる編集システムがある「映像編集室」もあり、貸し出しを行っています。