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2018.12.19

居場所があるから出かけたくなる。これぞ日本一の図書館!

大和市文化創造拠点シリウス 

(TOP画像)株式会社エスエス 加藤俊彦

 

行って、みて、感じるアートの世界
File.8
 大和市文化創造拠点 シリウス
井上みゆき(マグカル編集部)

 

東名高速を走っていると目に付く横断幕がある。
いわく「日本一の図書館」。
刺激的な誘い文句に乗せられて「大和市文化創造拠点 シリウス」へ出かけてみた。

正式名称、大和市文化創造拠点。
図書館、芸術文化ホール、生涯学習センター、屋内こども広場を中心とした文化複合施設。
こう書き連ねるより、愛称の「シリウス」で呼んだ方がぴったりくる。
なぜなら、2016年11月3日にオープンしたばかりの施設は、まず外見がとってもスタイリッシュ。相鉄本線と小田急江ノ島線が交わる大和駅から徒歩3分という好立地にあるため、ショッピングモールと間違えてしまいそうだ。

正面エントランスから入ってみると、コーヒーショップと図書館スペースがキレイに配置されている。吹き抜けのあるフロアは明るく開放感たっぷりで、ベビーカーを押したママたちがおしゃべりしながら行き交う。
やっぱりショッピングモールなのかな?
そう思いつつ手近な本を手に取ると、分類シールが貼られているので「そうか、確かに図書館だ」と納得。
蔵書は現在約41万冊というから、決して規模として大きな図書館ではない。けれど、ここが「日本一の図書館」と宣言できる理由が、少しずつわかってきた。

訪れたときは、週末にメインホールで行われるコンサートの案内に紐付けて、音楽やオーケストラなどの関連書籍が特集されていた。
こうした複合的な企画は、シリウスを運営する共同事業体 指定管理者「やまとみらい」が企画しているという。たとえば、ホールで落語会を開催するのなら、図書館で関連書籍を特集し、生涯学習センターで落語を深く知るための講座を開き、屋内こども広場では子ども向けの「おこさま落語」を開催する、といった具合。
ありそうでなかった、素敵な取り組みだ。

こちらは2階の開架エリア。吹き抜けを挟んだ反対側には、セカンドオフィスとしても使える有料スペースもある。
蔵書は各フロアに分散しているので、目指す本を探しにくいことがあるかもしれない。けれど、ウロウロする中で新たな本に出会うのは、図書館の楽しみのひとつ。実際、コーヒーを手にウロウロしている人の姿もチラホラ…。そう、シリウスでは、飲み物ならどこで飲んでもOKなのだ。

3階は「大和こどもの国」。
絵本や紙芝居などが揃う「こども図書館」は、本棚もイスもすべてが子どもサイズ。色彩もカラフルなので、見ている大人も何となく楽しくなる♪
*写真:株式会社エスエス 加藤俊彦

奥にある「げんきっこ広場」は、3歳から小学校2年生を対象とした親子のあそびの広場。人気の「ボーネルンド」プロデュースの遊具でアクティブに遊べるので、有料にもかかわらずいつでも大賑わい。
4階の「健康都市図書館」は、シリウスならではのエリア。
まず「健康コーナー」の書架には、一般的な図書館分類を超えて健康関連の図書を幅広く展示。「健康テラス」では、医療情報から昔あそびまで毎日様々なテーマの講座が開かれるほか、体組成計や骨健康測定器などを備えた「健康度見える化コーナー」もある。防災関連の展示もあって、「健康」というテーマの広がりを感じた。
シリウスで驚くのは、閲覧席の数と多彩さだ。勉強に適したカウンターテーブルからお昼寝したくなるソファまで、全915席。「滞在型の図書館」というコンセプトをきちんとカタチにすると、こうなるわけだ。
子育て中のママも、一人暮らしの高齢者も、ここならごく自然に自分の居場所が見つけられそうだ。
*写真:株式会社エスエス 加藤俊彦

5階は、調べ物の相談に応じてくれるレファレンスカウンターがあるなど、もっとも図書館らしい風景が広がっている。色彩がシックなせいか、立ち居振る舞いまで"図書館っぽく"なってしまうのだから、人間とは不思議なものだ。

そして6階は、唯一、本のないフロア。市民が利用できる会議室などが並んでいる。飲食もできる市民交流スペース「ぷらっと大和」では、高校生がお菓子を食べながら友達と宿題に取り組んでいた。
その視線の先には、眺めの良いテラス席!
冬はちょっと寒いけれど、暖かくなったらここでのんびり本が読みたい、と思った。冷たいドリンクと一緒に。

    大和市文化創造拠点(愛称:シリウス)は、子どもから大人まで多くのみなさまに、芸術文化や生涯学習の素晴らしさ、新しい知識・人々との心弾む出会いをお届けし、みなさまの心に一体感を生み出す場として誕生しました。中核を成すのは、図書館、芸術文化ホール、生涯学習センター、屋内こども広場。4つの施設はそれぞれの個性の融合により更なるエネルギーを生み出し、未来につながる創造力を育むとともに、みなさまの芸術文化活動の道標となり、日々進化を遂げてゆきます。

     

    【1F/感動が生まれる感性と創造の場】メインホール、サブホール、ギャラリー、総合案内、図書館、ほか
    【2F/楽しく語り集う市民交流のフロア】市民交流ラウンジ、図書館、大和市役所大和連絡所、ほか
    【3F/思い切り遊んで学ぶ 大和こどもの国】げんきっこ広場、ちびっこ広場、保育室、相談室、こども図書館、スタジオほか
    【4F/くつろぎながら本に親しむ 健康都市図書館】健康コーナー、健康テラス、予約本コーナー、ほか
    【5F/調べて学ぶ 図書館】レファレンスカウンター、情報検索コーナー、読書室、ほか
    【6F/仲間と集い学ぶ 生涯学習センター】市民交流スペース ぷらっと大和、講習室、大会議室、ほか

     

    (スライド画像)©株式会社エスエス加藤俊彦

    • 住所
      神奈川県大和市大和南1-8-1
    • 営業時間
      (芸術文化ホール)9:00〜22:00/(生涯学習センター)9:00〜21:30/(図書館)9:00〜21:00 ※日祝は20:00まで/(こども図書館)9:00〜19:00/(屋内こども広場)9:00〜19:00/(市民交流ラウンジ)9:00〜21:00 ※日祝は20:00まで
    • 駐車場
      有(有料)8:15〜22:30
    • URL

    Map

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