今年生誕100年を迎えた安部公房(1924~1993)。
その創作活動は、学生時代の詩作から出発し、『壁』『砂の女』などの小説や「友達」などの戯曲、写真、さらに演劇グループ・安部公房スタジオによる総合芸術の追究と多岐にわたりました。自明のはずの名前や身体、居場所が損なわれることで自己が揺らぐさまや、従来の規範が突如として転倒する世界を描いた独特の作品は、いまも国境を越え多くの読者を得ています。本展は初公開・初展示を含む約500点の資料により、時代の先端をとらえ続けた表現者・安部公房の全貌に迫るとともに、21世紀の今日において安部作品のテーマが持つ意味を問い直します。
開催概要
日程 |
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料金 |
一般 800円/65歳以上・20歳未満及び学生 400円/高校生 100円 |
場所 |
神奈川近代文学館当文学館は1984年に開館。この間展覧会としては大衆文学、児童、詩歌などジャンルごとの大規模展示をはじめ、夏目漱石、芥川龍之介、泉鏡花、有島三兄弟、武者小路実篤、川端康成、太宰治、吉川英治、山本周五郎など個人作家の展示、鎌倉、横浜、川崎など神奈川を地域別に区分けした文学散歩の展示など50回以上の特別展を開催し、常設展示も含めて、文学の展示活動に力を注いで参りました。 |
出演概要
出演 | 編集委員:三浦雅士 |
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主催 | 県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会 |
協賛 | 後援:NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk |