TOP画:岩竹理恵《室内画36 野外彫刻のある室内》2024年 インク、紙 作家蔵 撮影:髙橋健治
企画展「岩竹理恵+片岡純也×コレクション 重力と素材のための図鑑」
2013年よりユニットでの作品発表を始めた岩竹理恵+片岡純也(共に1982-)。イメージの連想によって絵画の空間性を思索する岩竹の平面作品と、身の回りや自然の現象から着想を得た片岡のキネティック作品とを、インスタレーションとして構成することを通して、身体性や時間性を喚起する新たな視覚体験を促してきました。本展は、曼荼羅、大津絵、鯰絵、茶器などの日本美術を中心に作家と学芸員が作品を選定し、当館のコレクションに新たな光をあてる企画です。対象を他のものになぞらえ、そこに実在しないものをあるように表現する「見立て」や、浮世絵の画中画などに示される絵画の「入れ子」構造など、日本美術に見られる造形的な特色と魅力を、遊び心のあるユニークな手法を通して探究します。
片岡純也《ミシン台の上の木魚と視線の連絡》2024年 ミシン台、木魚、骨格模型、モーター、他 作家蔵 撮影:髙橋健治
開催概要
日程 |
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料金 |
一般 250(150)円 |
場所 |
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館旧鎌倉館(2016年3月閉館)から北鎌倉方向に徒歩で350メートルほど行ったところに、1984年開館の鎌倉別館があります。設計者は、大髙正人(1923-2010)。山に挟まれた住宅地に溶け込むように意匠的に工夫されています。開館30年を超え、設備改修と利用者サービス向上のための約2年にわたる休館を経て、2019年10月12日にリニューアル・オープンを迎えました。展示室の壁面を一新し、彫刻庭園に面したテラスにはカフェスペースなどを増設し、アクセシビリティを向上させています。 (撮影:木奥惠三) |
出演概要
主催 | 神奈川県立近代美術館 |
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協賛 | 助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団 |