湯河原は古くは万葉集にも詠まれた温泉保養地として知られ、明治から昭和にかけて多くの文化人が静養に訪れています。
「東の大観・西の栖鳳」と称された日本画家・竹内栖鳳や、洋画家の安井曾太郎は晩年この地に居を構え、制作活動をしました。
町立湯河原美術館は夏目漱石や竹内栖鳳が逗留した老舗旅館を改装し平成10年に開館しました。現在、現代日本画家・平松礼二の作品を展示する「平松礼二館」と収蔵品による「常設館」のほか、特別展や現代作家展などの展覧会を開催しています。
現代作家展は、湯河原ゆかりの作品・作家を通常年2〜3回開催しています。館内には平松礼二のアトリエを公開し、制作途中の作品や実際使用している日本画画材などを見学することができます。
〈アクセス〉JR湯河原駅から「不動滝・奥湯河原」行きバスで約12分