開運!金運!縁結び! 神奈川ご利益めぐりで願いをかける!
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神奈川県には、美しい社殿や創建にまつわる物語を有する神社仏閣が多数あります。大切に守られてきた神聖な場所ではありますが、きちんとマナーを守って訪れれば、神様も仏様も広い心で迎えてくださるはずです。ぜひ足を運んでその伝統と文化に触れ、ありがたいご利益をいただいてみませんか。
森戸大明神(もりとだいみょうじん)
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治承4年(1180年)、源頼朝が三嶋大社(静岡県)から三嶋大明神の分霊を勧請して創建したと伝わる森戸大明神。現存する本殿は慶長2年(1597年)造営で400年以上の歴史を誇り、葉山町の重要文化財に指定されています。
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晴れた日には相模湾越しに富士山が望める絶景で知られ、厳かな中にもちょっとしたリゾート気分が味わえます。
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本殿すぐ手前の「おせき稲荷社」は、咳止めや病気平癒のご利益があるといわれ、「喉を使う職業の人」からも篤く信仰されているそうです。
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安産・子宝のご利益で知られる「水天宮」も鎮座。札所では子授御守りと一緒に「子宝石」を授与しており、無事出産した後にこれを裏手にある子宝石納所に納める習わしがあります。
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「畜霊社」は、かつて家畜が疫病にかかったときにお参りするお社でした。
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今日ではペットの守護神として信仰を集め、傍らにはたくさんの絵馬が奉納されています。
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本殿の裏手の岩石の上には「千貫松」と呼ばれる見事な松が根を張っています。森戸海岸は三浦半島で最も古い岩石と地層のエリアにあり、この岩礁はそんな古い地層が露頭する“パワースポット”なのかもしれません。
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その奥にそそり立つ御神木のビャクシンは、頼朝が参拝した折に三嶋大社から飛来して発芽したものと伝わります。古木が海上に枝を広げる姿は非常に珍しいそうで、葉山町の天然記念物に指定されています。
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■森戸大明神
[住所]葉山町堀内1025
[TEL]046-875-2681
[拝観時間]境内自由
*森戸神社の公式サイトはこちらからご覧いただけます。
銭洗弁財天宇賀福神社 (ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)
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「銭洗弁天」の通称で知られる鎌倉で最も有名な神社のひとつです。
鎌倉幕府を開いた源頼朝が「この地に湧き出す水で神仏を供養すれば天下泰平の世が訪れる」という夢のお告げを受け、宇賀神を祀ったことがはじまりとされます。その後、5代執権・北条時頼が、湧き出る霊水で銭を洗って一族の繁栄を祈願。ここから「霊水でお金を洗うと何倍にも増えて戻ってくる」という民間信仰が生まれたと伝わります。
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境内への入口はこのトンネル。岩のトンネルの先には、さらに鳥居のトンネルが続きます。
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四方を急峻な崖に囲まれているため、境内は俗世から隔絶された穏やかな雰囲気が感じられます。まずは社務所で線香とロウソクを購入し、銭洗用のザルを借していただきましょう。
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ロウソクと線香は、本社の脇に燈る大きなロウソクから火をいただいて納めます。
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霊水が湧き出ているのは奥宮と呼ばれる洞窟の中。宇賀神と弁財天が祀られています。
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お参りを済ませたら、ザルにお金を入れて柄杓で水をかけて清めます。
お清めしたお金は「使うことで何倍にもなって返ってくる」と言われているので、大切に仕舞い込まずに使いましょう。
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社務所を挟んで反対側には、七福神社、上之水神、下之水神の3社が祀られています。下之水神の近くには湧水が一条の滝となって流れ落ちているので、しばし清らかな空気に浸ってみるのもいいものです。
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■銭洗弁財天宇賀福神社
[住所]鎌倉市佐助2-25-16
[TEL]0467-25-1081
[拝観時間]8:00~16:30
江島神社(えのしまじんじゃ)
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三姉妹の女神をご祭神とし、辺津宮、中津宮、奥津宮の三社から成る江島神社。海の神、水の神として、また幸福・財宝を招き芸道上達を願う人々から崇敬される神社であると同時に、湘南を代表する人気観光スポットでもあります。
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*歌川広重「富士三十六景 相模江之島入口」 画像提供:神奈川県立歴史博物館
江島弁財天詣が盛んだった江戸時代には、歌川広重をはじめ多くの絵師が浮世絵の題材に取り上げました。
江の島の入口に建つ青銅の鳥居は文政4年(1821年)に再建されたもので(創建は1747年)、浮世絵に描かれたのはこの鳥居のはずですが、絵では石造りのようにも見えますね。
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幅1.5間(約2.75m)の参道を抜け、朱の鳥居をくぐって階段を上っていくと辺津宮(へつみや)が迎えてくれます。創建は建永元年(1206年)。3社の中で一番新しいお社です。
辺津宮から階段を上った先にあるのが、仁壽3年(853年)創建の中津宮。現在の社殿は元禄2年(1689年)、5代将軍・徳川綱吉によって再建されたものです。1996年に全面改修が行われ、再建当時の朱色が鮮やかに蘇りました。
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中津宮からは、眼下に広がるヨットハーバーと青い海が一望できます!
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奥津宮へはアップダウンのある道を歩くこと約10分。昔ながらのお土産店が軒を連ねる一角もあるので、レトロ気分に浸りながらのんびり歩けます。
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奥津宮は、もとは波が高く岩屋本宮に海水が入る時期(4〜10月)に、弁天様が海に浸からないように遷座する「御旅所」でした。壮麗を極めていたと言われる社殿は天保12年(1841年)に消失。現在の社殿はその翌年に再建されたものです。
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江島神社発祥の地とされる岩屋へは、奥津宮から急な階段を下って約10分。第1岩屋と第2岩屋があり、どちらも波の浸食によってできた洞窟なので、ちょっとした探検気分が味わえます。
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岩屋へ続く海岸は富士山の絶景スポットなので、お天気の良い日にぜひお出かけください。
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帰り道の楽しみは、参道に並ぶ茶店で味わう海鮮グルメ。近年は「しらす丼」が人気ですが、伝統的な味を楽しみたい方ならサザエの身を卵でとじた「江の島丼」もおすすめです。
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■江島神社
[住所]藤沢市江の島2-3-8
[TEL]0466-22-4020
[受付時間]8:30〜17:00
*江島神社の公式サイトはこちらからご覧いただけます。
遊行寺(ゆぎょうじ)
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正式名称は「藤澤山 無量光院 清浄光寺(とうたくさん むりょうこういん しょうじょうこうじ)」。宗祖の一遍上人が、居住を風雲にまかせる布教伝道の旅“遊行”に生涯を捧げたことに因み「遊行寺」の名で親しまれています。
宗祖とする一遍上人の像は、遊行寺のシンボル的存在です。
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近世に入って門前が「藤沢宿」として発展。その賑わいは歌川広重『東海道五十三次』をはじめとする浮世絵にもしばしば描かれています。
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*歌川広重「東海道五拾三次」より『藤沢』 画像提供:神奈川県立歴史博物館
正面に描かれている大鳥居は、江島弁財天(現在の江島神社)の一ノ鳥居。大鋸橋(現在の遊行寺橋)を渡った先に藤沢宿が広がり、さらにその奥の小山に建っているのが遊行寺です。
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創建以来、戦火や火災などにより何度も堂宇を焼失しながらも、その都度復興してきました。現在の本堂は1937年の再建。10棟の伽藍はすべて国の登録有形文化財に登録されています。
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境内で一際目を引くのが、樹齢700年とも言われる大銀杏。2019年秋の台風19号により大枝が折れ、幹に大きな亀裂が入るなど被害を受けましたが、樹木医や地元の方々の保全活動によって樹勢を取り戻しつつあります。
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1859年建築の中雀門には、皇室とのつながりを示す菊の御紋、徳川家の家紋である三葉葵が刻まれています。境内最古の木造建築であり、重要文化財に指定されています。
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■遊行寺
[住所]藤沢市西富1-8-1
[TEL]0466-22-2063
[拝観時間]境内自由
*遊行寺の公式サイトはこちらからご覧いただけます。
箱根神社(はこねじんじゃ)
九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)
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その昔、芦ノ湖に棲み、人々を苦しめていた毒龍を箱根大神の霊力を授かった万巻上人が調伏し、芦ノ湖の守護神としてお祀りしたことに由来する九頭龍神社。開運金運・商売繁盛・縁結びなどのご神徳があるとされ、多くの参詣者を集めています。箱根九頭龍の森内に鎮座する本宮と箱根神社境内に分社された新宮の2社があるので、まずは本宮を訪れてみましょう。
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本宮へは、箱根園から歩行者・自転車専用道路を歩いて約30分。芦ノ湖畔をのんびり歩いて行くと、湖上に赤い鳥居が見えてきます。
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本宮の月次祭(つきなみさい)は毎月13日。当日は参拝船として芦ノ湖遊覧船が特別運行され、「箱根九頭龍の森入口」まで船で行くことができます。
※現在、疫病渦中につき一般の方の月次祭参列は休止し、神職のみで祭典奉仕しています。
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新宮はアクセスのよい箱根神社の境内にあります。1カ所で箱根神社と九頭龍神社の2社詣ができるので、時間に制約がある方などはこちらがおすすめです。
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箱根神社は、古来、関東総鎮守箱根権現と称され、開運厄除・心願成就・交通安全などのご神徳で名高く、現在も人々から篤く崇敬されています。
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新宮の前には霊水・龍神水が湧き出しています。龍神水は誰でも汲むことができますが、持ち帰る場合は御守所でボトル(100円)をうけることができるのでご利用ください。
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龍神水が流れ込む成就水盤は、誓願符に願い事と誓い事を書いて浮かべ、溶かし流すことで祈願の成就を誓うもの。誓願符(500円)は御守所でうけることができます。
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■箱根神社・九頭龍神社(新宮)
[住所]箱根町元箱根80-1
[TEL]0460-83-7123
[拝観時間]境内自由(駐車場 7:00〜17:00/御守所 8:30〜17:00)
■九頭龍神社(本宮)
[住所]箱根町元箱根防ケ沢(箱根九頭龍の森内)
[TEL]0460-83-7123(箱根神社)
[開園時間]9:00〜16:00 ※箱根九頭龍の森開園時間による
*箱根神社・九頭龍神社の公式サイトはこちらからご覧いただけます。