大好評企画！　ツイッターの中の人対談！

日本のプロオーケストラ界では、異彩を放つ宮城県の仙台フィルハーモニー管弦楽団（以下仙台フィル）のツイッターアカウント。神奈川フィルハーモニー管弦楽団（以下神奈川フィル）のツイッターも2010年からのアカウント運用をはじめ、オーケストラを盛り上げるようと切磋琢磨しながらフォロワーを増やしつつあります。

過去にも好評だったツイッターの「中の人」対談企画。今回は神奈川フィルと仙台フィルの中の人お二方が熱～く、濃～く、語ってくれましたよ。
実はプライベートでも親交があるというお二人。もうすごい盛り上がり！進行役のわたくし、笑わされっぱなしでした。
オーケストラ愛あってこそのこの熱い「中の人論議」、是非最後までお楽しみください！

進行役
ちなみに今までにいわゆる「炎上」経験はありますか？

神奈川フィル
炎上というか、楽団員の皆さんからふざけていないでもう少し真面目にやってよ、というお叱りは貰ったことがあるけど、自分の場合はそれをバネに、もっと支持されるアカウント作りに燃えたという経験がありますね。

仙台フィル
炎上はないかな～
まぁ明確にルールが線引きされているわけではないから管理運営者としての裁量、塩梅でこれは書いていい、いけない、とやっていかなきゃいけないのでやっぱり難しさはあります。でも、常に自分は７０名ほどの楽団員を背負っているという責任を感じながら意識して投稿してますね。だから中の人の感情的なつぶやきと、公式の宣伝は書き方も変えて、しっかり棲み分けしています。

神奈川フィル
そうですね、常にフォロワーさんがどう感じるか、どう受け取るか、というのを意識してますよね。

ツイッターは裾野を広げる活動

仙台フィル
自分はツイッターというツールで、演奏会のチケットを売ろう！とは考えていないんです。
もちろん売れたら良いけれども、まずは、仙台フィルハーモニー管弦楽団のセの字を知らない人、オーケストラそのものを知らない人に、認知度を高めたい。ファンの裾野を広げたい、そう思って活動しています。
世界中からリアルタイムで自分たちの情報を知ってもらえるわけだからね。

神奈川フィル
うちは少し違ってて、神奈川フィルハーモニー管弦楽団を知ってほしいというよりは、まずいかにオーケストラという敷居が高いものというイメージを払拭して、楽しさ、面白さを伝えていきたいという想いがあるかな。

仙台フィル
うん、というかそもそも「敷居が高い」て言われるのすごく嫌じゃないですか！？

神奈川フィル
嫌だ！！

両者
間違えて拍手してしまったらどうしよう、何を着て行ったらいいんだろう、とか思わないでください。夏は甚平で来る人もいらっしゃいますから（笑）何も失礼ではないし、ジーパンでも全く問題ないですからね。来てくれてありがとうとしか思いませんから。

進行役
確かに私もきちんとした服装で行かないとって思ってしまう派です。そんなことないんですね！

両者
全然普通で良いです！（きっぱり！）
なんで敷居が高いと思われてしまうのかなって常々考えるんですけど、とにかく一回でも来てくれれば払拭されるはずなので、是非来てみてください。本当に面白いものなんです！

アカウントのアピールポイント

両者
認証マークついてるぞ、かな（笑）
自分達が認証マークを獲った当時は、認証獲るのが厳しくて。申請フォーム、全部英語なんですよ。グーグル先生にも力を借りて頑張って申請しました。仙台フィルは１回落ちて２回目で獲れましたね。

神奈川フィル
仙台フィルさんは楽団員さんのアカウントも多くて、それぞれがキャラ濃いから面白いよね。

仙台フィル
そうそう、ゆかいな仲間たちって呼んでいるんだけど、楽団員をはじめ事務局の中でもライブラリアン、インスペクター（楽団員全体のマネージャー的な業務をしている役割の人）、合唱団（影の人）、ホームページの管理担当（親方）、そして部長もツイッターやってるし、アカウントがたくさんあって皆がお互いをリツイートし合ったりしてますね。だから公式としては助かってるかな。自分が拾いきれない楽器奏者の目線からのツイートとかもありますからね。

神奈川フィル
自分は犬のアカウントになっちゃってるかな～（笑）オーケストラの宣伝とゆるいツイートをうまく使えているかなとおもいます。
神奈川フィルの応援マスコットのブルーダルも犬ですしね！