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歴史ある音楽堂で若き演奏家が紡ぎだすフレッシュな音色を堪能しよう

歴史ある音楽堂で若き演奏家が紡ぎだすフレッシュな音色を堪能しよう

開館68年を迎えようとしている日本初の本格的な公立ホール、神奈川県立音楽堂。
このホールで神奈川フィルハーモニー管弦楽団が贈る、『フレッシュコンサート』が年明け1月15日に開催されます。
第16回目となる今回は、第18 回東京音楽コンクール金管部門第1 位 に輝いた伊藤雄太さん(トロンボーン)、2020年度洗足学園音楽大学大学院グランプリ特別演奏会にて準グランプリに輝いた山口亞純(あすみ)さん(ヴァイオリン)そして、第37回かながわ音楽コンクール ユースピアノ部門高校生の部にて、見事神奈川県議会議長賞を受賞した米滿希咲来(よねみつきさら)さん(ピアノ )の3名の若き演奏家が神奈川フィルハーモニー管弦楽団との素晴らしい舞台を魅せてくれます。

幼い頃からコンクールで何度も足を運んだたくさんの憧れと思い出が詰まるこの場所で、いつかは一緒にと夢に見ていたという神奈川フィルハーモニー管弦楽団とのコンサート。
今回はそんな夢が実現し、まさにキラキラとした才能と希望があふれた若きピアニスト米滿希咲来さんにお話しを伺いました。是非最後までお楽しみください。

希咲来さんにお会いした印象は、文字通りキラキラ。
とてもお綺麗で繊細さの中に希望が満ち溢れたような、そんな印象でした。この方の弾くピアノはどんな音がするのだろう?とすでにワクワクします。
そしてインタビューをさせて頂いたのはかながわアートホールの中。今回お借りできた私達しかいないシーンと静まり返るホールには、希咲来さんのヒールの音すら美しく響きます。
そんな中で早速インタビューを始めました。


ピアニストとしての道を選んだきっかけを教えてください

最初にピアノに触れたのは幼稚園の頃に音楽教室に通い始めた時です。それから小学校時代にコンクールに出始めたのだけれど、最初は賞など獲れずに悔しい想いをしました。多分それから本格的にピアニストを目指し始めたような気がします。

他の楽器に興味をもったことはありますか?

実は小5の時にブラスバンドでトランペットを吹いたのがきっかけで吹奏楽にも興味がありました。ただ、その時点でピアノのレベルも向上していたので、やはりピアノを選びました。

今までピアノを諦めてしまいそうになった体験はありますか?

諦めそうになったことはないけれど、音楽高校を選ぶか、普通の高校に行くか、と進路で迷ったことがあります。最終的には当時師事していた菊地裕介先生が音楽学校の先生だったということもあり、ついていきたいと思い、音楽学校への進学を決めました。

希咲来さんが目指すピアニスト像を教えて下さい。

自分色を出せるピアニストになりたいです。演奏中、瞬間的に入り込める瞬間というのがあるんですけど、そういうのを増やしていきたい。そして演奏だけじゃなく将来はいろいろと伝えていける指導者にもなっていきたいです。

「自分色」ってどんなものでしょう?
 
特に繊細な部分かな。演奏では、迫力だけでなく人を感動させられるような繊細な部分が大事だと私は思っています。なのでもっと表現力を磨いていきたいです。
 
ご自身にとってずばりピアノとは?

うーんピアノとは・・・(迷って)常に傍にあって弾いていない時がないくらいなので・・・もう、人生そのものかな(笑) 

今まで若くして数々の賞を獲っている希咲来さんですが、初めて賞を獲った時のことを覚えていたら教えてください。

小学校2年か3年の時なんですけど、1年の時に落ちたコンクールで1位を獲れたんです。名前を呼ばれた時は、大泣きしてしまったくらい達成感があり、本当に嬉しかったです。

コンクールに挑むときの気持ちは?

正直なところ、中学生くらいまでは賞を取りたいがためのコンクール出場、という感じでした。ですが高校生になってからは、結果よりもコンクールまでの練習だったり、気持ちの持ち方だったりと、プロセスを重視するようになりました。結果を意識している時より、不思議と意識しない方が良い結果だったりします(笑)

演奏する際に心がけていること、何か特別な想いがあれば教えてください。

ミスしないように、というような技術的な面だけではなく、自分の演奏で何か一つでも残して、何かを伝えられるようにすることです。

他のピアニストとここが違うのよ、という「希咲来色」を教えてください!

えっと・・・(笑)高音に、キラキラした輝きがあると良く言ってもらえるのでそこかな(照)

今回は歴史のある神奈川県立音楽堂で神奈川フィルとの共演ですね。どのような想いをお持ちでしょうか?

音楽堂は、小5の時に初めてコンクールで訪れました。それからずっと、憧れと思い出のある場所なのでとても嬉しいです。そして地元で、夢に見ていた地元のオーケストラと共演できるというのは、本当に嬉しさしかないです。

今回演奏されるチャイコフスキー協奏曲1番、曲の紹介と共に、注目してもらいたいみどころ聞き所があればお聞かせください

第1楽章では喜び、自分に例えるとこの場所で共演できるうれしさを表現し、
第2楽章は回想的な部分、いままでの思い出など過去のことを想いながら演奏できそうです。
第3楽章は躍動感のある曲なので、今後の決意や、将来への強い意志をこめられそうだなと思っています。是非お楽しみ頂きたいです。

今後の決意とはずばり?

やはり大学に入ってから周囲のレベルの高さなど、高校までとは異なる世界の厳しさを感じてきているのですが、それに負けずに突き進むことと、もっともっと新しいことに挑戦していきたいなと思っています。

希咲来さんが今、負けないで頑張れている力の源って何ですか?

学校内外で、たくさんの先生に指導していただいています。その真摯な指導に応えたい!
という想いが強くあります。

ありがとうございました!

お話を伺っていると、穏やかなのにそれでもとても強い意志を感じる一方で、時々コロコロと笑う可愛いらしい姿がとても印象的でした。
高音がキラキラとしていると良く言われるとのことでしたが、まさに希咲来さんのイメージ通り、という感じです。

『第16回フレッシュ・コンサート』に、みなさん是非、足を運んでみてくださいね。

神奈川フィルハーモニー管弦楽団『第16回フレッシュ・コンサート』
[日時]2022年1月15日(土)14時開演
[主な演目]モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」より序曲
      ライヒャ/トロンボーン協奏曲第2番イ長調
      プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
      チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
[料金]一般 3,000円  ユース(25歳以下)1,500円
[助成]芸術文化振興基金助成事業
[後援]クラシック・ヨコハマ | 一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)