インスタから見る!神奈川県お勧めの美術館・博物館
ハッと目を引くような写真、なんともノスタルジーを感じる一枚、見ていて自分も撮りたくなるような風景・・・魅了された一枚を実際に目にしたときの感慨はひとしお大きいものです。旅行やちょっとしたお出掛けはしたいけど、なかなか行き先が決まらないそんな時。やりたいことを決めてから行き先を探すのももちろん良いですが、「見たい風景」を選んでから目的地を目指すのもワクワクしますよね。そんな時、大いに役立つのがインスタグラムです。今回は見応え抜群な公式インスタグラムを運用する美術館・博物館を、実際に投稿された写真とともに紹介していきます。フレームに収められた美しいアートを、まずはスクリーン越しに目で楽しんで、現地に着いてからは五感を使って堪能してみてはいかがでしょうか。
「横浜人形の家」
はじめにご紹介するのはみなとみらい線・元町中華街駅から徒歩3分程の場所にある、「横浜人形の家」。元町、中華街、山下公園など、横浜の名エリアから徒歩でのアクセスが可能です。人形専門の博物館であるこちらのインスタグラムでは、館内に展示されている、世界各国の人形達の様子がご覧になれます。
昭和後期より続くこちらの博物館は、1万点以上に及ぶコレクションを所蔵しています。世界100か国以上より、異なる時代に生まれた人形が一堂に集まっており、大人から子供までが楽しめる施設です。
人間国宝により命を吹き込まれた人形から、現代の「クール・ジャパン」を象徴する新メンバーまで。伝統から前衛、キュートからシュールまで、個性的な面々が出迎えてくれます!
こちらのインスタグラムでは特別展示や企画などの情報もチェックできます。現在は、4月より展示の始まった企画展「灯りの魔法 魅惑のドールハウス」の様子をのぞき込むことができます。
古き良き日本の風景をそのまま切り取ったような精巧なものから、幻想的で絵本の世界から飛び出したようなドールハウスまで、写真をスクロールする指が止まりません!ぜひ現地で、実物のサイズに驚いてください。
【横浜人形の家】
住所:〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町18
TEL :045-671-9361
公式サイト:https://www.doll-museum.jp/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/yokohamadollmuseum/
「横須賀美術館」
京急本線・馬堀海岸駅より、「観音崎」行きのバスに揺られて10分。こちらでご紹介するのは、自然とアートの融合が楽しめる「横須賀美術館」です。2007年に開館した当美術館は、横須賀の自然に恵まれた施設となっております。
外観から目に楽しいのは、建物の白、空と海の青、そして豊かな緑の見事なコントラスト。
県立観音崎公園、そして東京湾に囲まれた絶好のロケーションならではの風景です。
本館の企画展示室では日本の近現代美術をはじめとしたバラエティ豊かな企画展を開催しています。館内の至るところにある円窓からは光が差し込み、室内にいても自然の恵み、そして芸術と自然の融合を楽しめる造りとなっています。(こちらの写真は現在展示中の企画展「糸で描く物語」のものとなります。)
別館の谷内六郎館では、横須賀・鴨井にアトリエを構えた谷内六郎の作品をご覧いただけます。こちらに投稿されている、代表作《週刊新潮表紙絵》のコレクションは必見です。
外せないのは、屋上広場からの絶景!ガラスに反射する景色も加わって、どの角度からでも撮影しがいがあります。人の手によって生み出されたアートを堪能した後は、ぜひ自然の力で作られた芸術をお楽しみください。
【横須賀美術館】
住所:〒239-0813 神奈川県横須賀市鴨居4-1
TEL :046-845-1211
公式サイト:https://www.yokosuka-moa.jp/index.html
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/yokosuka_moa/
温泉や駅伝で有名な箱根ですが、美術館やミュージアムが沢山ある、芸術的な一面も持っています。ここからは箱根の美術館を三館続けてご紹介します。
「彫刻の森美術館」
まずは箱根の大自然を活かして作られた、国内初のオープンエアミュージアム「彫刻の森美術館」です。オーギュスト・ロダンやヘンリー・ムーアなどの彫刻作品をご覧いただけます。
7万㎡にも広がる豊かな庭園には、約120点の彫刻が常設展示されています。子供たちが大喜びしそうな、体験型アート作品もあります。
中でも人気が高いのは、ガブリエル・ロアール作の「幸せをよぶシンフォニー彫刻」。外観からでは分かりませんが、高さ18mの塔は内部がぐるりとステンドグラスに囲まれており、足を踏み入れると、色の洪水が押し寄せてきて、なんとも幻想的です。
展示の中には体験型のものもあります。こちらの「星の庭」は迷路です。芸術に触れて、学んで、楽しむことができます。
1984年、美術館の開館から15年後にオープンしたピカソ展では、彫刻だけでなく、絵画や金銀オブジェなどを含めたピカソの作品をご覧いただけます。
こちらのインスタグラムでは、お客様の撮影した作品を随時紹介しているため、それぞれ異なる視点で撮影された写真の数々をお楽しみいただけます。このコレクションの中に、あなたの一枚が加わる日も、そう遠くないかもしれません!撮影をされた際には、ぜひハッシュタグ #みんなの彫刻、もしくは@thehakoneopenairmuseum をつけて投稿してみてください。
【彫刻の森美術館】
住所:〒250-0407 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
TEL :0460-82-1161
公式サイト:https://www.hakone-oam.or.jp/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/thehakoneopenairmuseum/
「箱根ガラスの森美術館」
「彫刻の森」に続いては、「ガラスの森」のご紹介です。「箱根ガラスの森美術館」は箱根仙石原に位置する、日本で初めてのヴェネチアン・グラス専門の美術館です。施設内の体験工房ではサンドブラストとフュージング、2種類のガラスを使った自分だけの作品を作ることができます。
ヨーロッパ貴族の館をイメージした庭園では、水の都の雰囲気と大涌谷の全景を、同時に楽しめます。右奥に見える「光の回廊」は高さ9メートル、全長約10メートルのクリスタル・ガラスでできたアーチ。約16万粒のクリスタル・ガラスが太陽の光を浴びて輝いています。
四季折々の植物が楽しめるこちらの庭園ですが、秋にはクリスタルガラスで作られた「ススキ」が楽しめます!アカトンボもクリスタルの輝きに引き寄せられています。
屋内美術館は豪華絢爛な内装の「ヴェネチアン・グラス美術館」と、20世紀のモダンなガラス彫刻作品を展示している「現代ガラス美術館」がございます。企画展も随時開催されています。
全シーズン通して楽しむことができる施設ですが、お勧めしたいのはクリスマス!クリスマス期間には、クリスタルガラスでつくられた大小のクリスマスツリーがキラキラと光を放ちます。「ロミオ」と「ジュリエット」と名付けられたこちらのツリー、夕刻にはライトアップもされ大変ロマンチックです。
箱根ガラスの森美術館は2021年に開館25周年を迎えます。ぜひこのアニバーサリーイヤーを記念して、訪れてみてはいかがでしょうか。
【箱根ガラスの森美術館】
住所:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940−48
TEL :0460-86-3111
公式サイト:https://www.hakone-garasunomori.jp/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/hakonegarasunomori/
「岡田美術館」
最後にご紹介するのは、2013年に誕生した小涌谷の「岡田美術館」。小涌谷の美しい自然と東洋のアートが楽しめる施設です。
こちらのインスタグラムでは施設内の情報だけでなく、周辺の、四季折々の自然の様子もお楽しみいただけます。
岡田美術館の象徴ともいえる、福井江太郎によって描かれた風神・雷神大壁画「風・刻(かぜ・とき)」。640枚もの金地パネルが繋ぎ合わさってできた縦12m、横30mにおよぶこちらの作品は、実際のスケールでみるとさらに圧巻です。100%源泉かけ流しの足湯カフェを楽しみながらご覧いただくこともできます。
館内では日本、韓国、中国をはじめとした東洋の作品を中心に、450点ほどの展示がご覧になれます。近世・近代の日本画から、東洋の陶磁器、その他にも土偶や仏像など多岐に渡った作品を楽しめる施設です。(こちらは2020年に開催された、「DOKI土器!土偶に青銅器展」の一枚です。)
庭園は「〜湧水・樹木の生命力〜 自然の恵みを感じる庭園空間」をコンセプトに設計されており、豊かな緑と水景が、静かで心地よい空間を生み出しています。
ミュージアムショップでは、食べてしまうのがもったいないほど美しい、岡田美術館オリジナルのチョコレートが購入できます。こちら「Okada Museum Chocolate『波と富士』」は8種類のフレーバーが楽しめるボンボンショコラです。
【岡田美術館】
住所:〒250-0406 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
TEL :0460-87-3931
公式サイト:https://www.okada-museum.com/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/okada_museum/
※今回は公式インスタグラムに載せられた写真を(各施設に許可を得て)転掲載しております。
施設内で撮影が許可されていない場所での撮影はご遠慮ください。