国際色豊かな街

横浜中華街は神奈川県の有名な観光スポットのひとつですが、他にも各国の文化を感じることのできる場所があるのをご存知ですか。
南米、フランスなど、さまざまな文化を感じるスポットをご紹介します。

横須賀：ヴェルニー公園

横須賀港に面したヴェルニー公園は、フランスをテーマにした庭園で、季節ごとに美しい花が咲き、横須賀のベイエリアの魅力的な景色を楽しむことができます。全長500mの公園は、横須賀に住み、海軍施設の建設に貢献したフランスの海軍技術者、レオンス・ヴェルニーにちなんで名づけられました。

ヴェルニー公園は、横須賀のお花見スポットとして知られています。桜の大木が園路いっぱいに枝を伸ばし、白やピンクの花びらで景色を包み込みます。ヴェルニー公園の特徴である円形のガゼボや噴水、街灯など、フランス風の建築と相まって、和洋折衷の春の一日を体験することができます。

桜の季節が終わると、ヴェルニー公園を象徴するバラが咲き始めます。120種類以上のバラが植えられており、様々な形、大きさ、色の1,300本以上のバラが湾岸に咲き乱れる光景は、圧巻です。

ヴェルニー公園は24時間開放されており、入場料は無料です。公園の横にはレストランやカフェがあり、横須賀公園の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。また、徒歩5分ほどの場所には、イオンスタイル横須賀とCOASKA Baysideの2つのショッピングモールがあり、公園をゆっくり散策してから室内でショッピングを楽しむのに最適な場所です。

ヴェルニー公園はJR横須賀駅からすぐなのでアクセスも便利です。

鶴見区：仲通り商店街

幹線道路から仲通り商店街に入ると、まるで過去にタイムスリップしたような気分になります。郊外の住宅の1階部分が店舗となっており、店舗からカラフルな布の屋根が伸びているので、少しの間日差しを避けることができます。

閑静な住宅街にあるこの商店街では、多くの家族連れやお年寄り、工場勤務者やサラリーマンがのんびりと散歩しています。安くておいしいお弁当屋さんでお昼ご飯を食べたり、青果店で買い物をしたりと、それぞれの楽しみ方があるようです。

仲通り商店街には、世界各国の食を扱うお店が集まっています。ブラジルの代表的な料理であるパステル（サクサクとした食感のシュー生地に香ばしい肉やチーズを詰めたもの）や、ブラジルやアジアから輸入したおいしいフルーツドリンクを味わうことができます。すぐそばには、沖縄の人々に愛されている「沖縄そば」を販売する沖縄料理店もあります。

こうした国際色豊かな飲食店の多くは、オーナーの母国から輸入した食材を扱う食料品店と併設されています。普段は海外でしか手に入らない食材に触れ、帰国後に日本食以外の料理に挑戦することも可能です。

仲通り商店街は、お店によって異なりますが、ほとんどのお店が朝早くから夜遅くまで営業しています。

仲通り商店街は、JR鶴見駅から約15分です。

山手エリア：港の見える丘公園、元町商店街

山手エリアは、1850年代に横浜で貿易業を営んだ欧米系の外国人の居住区であったところです。

緑豊かで西洋建築が建ち並ぶこの街は、「ブラフ」とも呼ばれ、横浜の中心部の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな街です。特に、港の見える丘公園や元町通りは、観光客にぜひ訪れてほしい場所です。

港の見える丘公園は、横浜湾を一望できる広さ6万平方メートルの公園で、港町で最も美しい公園のひとつです。春と秋には、季節の花々が咲き誇り、観光客や地元の人たちがのんびりと散歩しています。

公園からの夕景や夜景は素晴らしいです。ピンク、オレンジ、ブルーの空を背景にした広大な横浜湾が、横浜らしい煌びやかな夜景へとゆっくりと移り変わっていく様子は本当に美しいです。

港の見える丘公園から徒歩10分のところにある元町通り。 この商店街が活気を取り戻したのは、外国人が山手エリアに定住し始め、元町の住民が外国人の方に向けて商品を揃え始めたときだそうです。 現代の元町通りは、日本の他の商店街と同じように見えるかもしれませんが 、この600mの区間には、230を超える店舗があり、深い歴史が根付いています。

山手エリアは、 港の見える丘公園や元町商店街だけでなく、かつて外国人が住んでいたエリアには、独特の西洋建築が特徴的な住宅が並んでいたりと、日本に居ながら少し海外の雰囲気を感じられる街です。

山手エリアへは、横浜駅から電車で約8分の元町・中華街駅とJR石川町駅からアクセス可能です。

ベイエリア：横浜中華街

横浜中華街は、おそらく日本にある 3 つのチャイナタウンの中で最も有名でしょう。 約 500 平方メートルの広さを持つ 160 年の歴史を持つこのエリアには、中華料理、食料品、土産物などを販売する約 500 軒の店舗が軒を連ねています。

歩いていると、まるで中国のメインストリートのような賑わいを感じることができます。道路の両側には中国らしいデザインの建物や多くの屋台が並び、これらのユニークな建物や店舗の写真を撮るために多くの人が立ち止まりますが、このエリアのハイライトは間違いなく、多種多様なおいしい中華料理です。

50を超える個性的な中華料理が楽しめるレストランが数多くあり、どれも本格的で美味しく、しかも手頃な価格で楽しめるのも魅力のひとつ。

また、このエリアで売られているストリートフードも絶大な人気を誇っています。タピオカジュース、焼き小籠包、エッグタルトなどが有名。この3つ以外にもいろいろなものがあるので、お腹を空かせて行ってみてはいかがでしょうか！

横浜中華街は、日本を旅しながらアジアの別の文化を体験したい方にも、中華料理を味わいたい食通の方にも最適。

横浜中華街は、横浜駅から電車で約8分。元町・中華街駅またはJR石川町駅からアクセス可能。