旅を優雅に快適に。小田急ロマンスカーの歴史を楽しく学ぼう。

日本で最も有名な特急列車の一つ、小田急ロマンスカー。
その歴史は古く、始まりは戦前の新宿から小田原までをノンストップで運行する週末温泉列車まで遡るといわれています。太平洋戦争中は、いったん中止されましたが、戦後再び登場し、幾度もの改良を加えられ、現在の新宿から箱根湯本、新宿から片瀬江ノ島をつなぐものとなっています。

そのロマンスカーですが、当初は小田急電鉄の専有呼称ではなかったって知っていました？
1950年ごろ、恋人同士で映画鑑賞をすることを目的とした2人掛けの座席が「ロマンスシート」とマスコミで取り上げられたそうです。それによって同様に二人掛けシートを設置した特急電車にロマンスカーという名称が用いられたとのことで、日本にはいくつかロマンスカーが存在していました。小田急の専有呼称になったのは、1990年代になってからだそうです。

「小田急ロマンスカー」の最大の魅力のひとつは、なんといってもそのデザイン性の高さでしょう。
現在運航しているロマンスカーはいずれも個性的で一目でそれと分かるとともに、見ているだけで楽しい気持ちになり、思わずカメラを構えてしまいます。

ロマンスカーの最大の特徴のもうひとつは、その眺望です。GSEとVSEは展望席を有し、先頭車両や最後尾車両から見る景色は旅の一つの目的といえるほど素晴らしいものです。

ロマンスカーは、見ているだけ、乗っているだけで気分を高揚させ、これから旅に出る人を、旅を終えて帰る人を最後まで特別な気持ちにさせる電車です。

　そんな魅力いっぱいのロマンスカーの歴史を味わえる「ロマンスカーミュージアム」が2021年4月19日に海老名駅前にオープンしました。1階では小田急の歴史、ロマンスカーの歴史、これまでのロマンスカーはもちろん、創業当時のモハ1形車も展示されています。過去のロマンスカーが5両並んでいる姿は壮観です。

2階には、小田急の代表的な駅とその周辺がジオラマ化されており、その中を多くの車両が走行しています。定期的に音楽を交えたイベントが開催されたり、走行する車両の運転もできたりと、あっという間に時間が過ぎてしまうエリアです。

隣接してロマンスカーをテーマにした子どもの遊び場キッズロマンスカーパークがあります。ロマンスカーシミュレーター、こうさくしつ、アスレチック（コロナの状況により休止している可能性もあります。）など、子供たちがロマンスカーのことを学び、自分で作ったオリジナルのクラフトを動かすこともできるワクワクの詰まったエリアです。

館内のグッズショップでは、限定のロマンスカーグッズやお菓子なども多く販売されております。（今回は限定グッズをプレゼントします。詳細は下記をご覧ください。）
　
併設されているカフェからは海老名駅を発着する車両が一望でき、すぐ近くにロマンスカーの整備基地もあるので、整備場に出入りするロマンスカーも見ることができます。

小田急電鉄では、1948年に新宿―小田原間を60分で結ぶという将来目標を掲げていたそうです。2018年複々線化が完了したことにより、59分で結び、その目標を実現しました。
今後も進化を続け、益々便利になり、快適になるロマンスカーから目を離せないですね。

 
 
※キャンペーンは終了いたしました。