2千円で狂言が観れる!?〜伝統芸能と美味しいランチを楽しみ春のヨコハマを散策する休日プラン
狂言が解説付きで二曲、野村萬斎さんの出演も!
「横浜狂言堂」が開催された2月の第2日曜日、この日は北風は強いけど良いお天気で、横浜能楽堂のある紅葉坂の周辺では所々から梅の香りがしました。
掃部山公園を抜けて横浜能楽堂にたどり着くと、入り口にはすでにたくさんの人が!この日の公演は狂言師であり人気俳優でもある野村萬斎さんの出演とあって、チケットはすでに完売・場内は満席でした。
最初に初心者にもわかりやすいよう解説があります。
「能楽」とは能と狂言あわせての呼び名で、ふたつセットで演じられることが多いですが、その違いをざっくり説明するとこんな感じです。
能 | 狂言 |
---|---|
歴史や神話を題材にした幻想的な悲劇 | 庶民の日常生活の喜怒哀楽を描いた喜劇 |
歌と踊りの仮面(能面)ミュージカル | 仕草とセリフのボケツッコミ風コント劇 |
上演時間:だいたい60分以上 | 上演時間:20分程度、長くても40分くらい |
能よりも狂言のほうが初心者にもわかりやすい内容が多く、ひとつの演目時間も短いので能楽への入り口にはちょうどいいため、こうしてお手ごろな価格で「普及公演」をしているんですね。
この日は「入間川」と「宗論」という演目で、まず最初にどんなお話なのか説明がありました。
「入間川」は、とある大名が都から国に帰る途中入間川(埼玉県あたり)に差し掛かるのだけど、都で覚えた「風流さ」の知識が災いし「さかさ言葉」にこだわって、地元の人が止めるのも聞かず川に入って溺れかけ、その後も「さかさ言葉」でのやりとりでひと悶着するおもしろいお話。