脱・日常。アートなまちあるき
<逗子>
新しい海岸の情景を楽しむ「NIGHT WAVE ~光の波プロジェクト~ in ZUSHI」
全国各地でさまざまなライトアップが行われていますが、「波だけ」を彩る光の演出は他に例がないでしょう。「NIGHT WAVE ~光の波プロジェクト~ in ZUSHI」は、逗子海岸が描きだす光と波のメディアアートです。特殊な青色LED照明を使って、約300mに渡り打ち寄せる波のみをライトアップ。青く輝きながら神秘的に寄せては返す波の表情を見つめていると、日頃のストレスも押し流されていくようです。
今までにないまったく新しい海。訪れた人はもちろん、逗子海岸を見慣れた地元の人々にも感動を与えています。
NIGHT WAVEが始まるのは日没後。自然と光のアートが融合した幻想的な光景を、ぜひ一度体験してみて。
■日時:2016年10月8日 (土)〜10日(月・祝) 神奈川県逗子市逗子海岸中央
2017年3月(日程未定) 神奈川県逗子市逗子海岸中央
逗子さんぽスポット ミサキドーナツ逗子店
神奈川県内に5店舗ある人気のドーナツ屋さんの逗子店です。可愛くておいしそうなドーナツがたくさんあり、目移りしてしまいます。どれも素材の風味を活かして、甘すぎず食べやすい味。一番人気は「レモンクリームチーズ」。さわやかなレモンピールとクリームチーズがマッチして、チーズケーキが好きな人にはたまりません。
店内にはイートインスペースもありますから、逗子さんぽの前のおやつタイムに立ち寄ってみては。
■定休日:年中無休
■住所:逗子市逗子6-5-1 ホワイト&グレイ5番館1F
■アクセス:京急新逗子駅より徒歩約3分
■TEL:046-876-9981
逗子さんぽスポット umibe cafe
日暮れ前の海岸さんぽの前に立ち寄りたいのがここ、逗子海岸から100メートルほど手前にあるコーヒー専門店「umibe cafe」。ご主人は元雑誌編集者。本棚に並べられた本や小物に確かなセンスが光ります。コーヒー豆は、鎌倉の老舗「カフェ ヴィヴモン ディモンシュ」、世界大会準優勝のバリスタが経営する島根の「カフェロッソ」、書籍やコーヒー講座などでも知られる徳島の「アアルトコーヒー」という名店3ヶ所から仕入れています。この3店のコーヒーをひと月おきに飲めるのは、神奈川県内ではumibe cafeのみ。
味わい深いコーヒータイムで1日をリセットしてから、夜の海岸へさんぽに向かうのも素敵な時間の過ごし方です。
■定休日:水曜、第2・第4火曜
■住所:神奈川県逗子市新宿2-2-16
■アクセス:JR逗子駅、京急新逗子駅より徒歩約10分
■TEL:046-845-9209
藤沢にて、アーティストが新作を発表!
藤沢市アートスペース Artists in FAS 2016 滞在制作成果展
《廣田真夕制作風景》
2015年にオープンした、藤沢市アートスペース(愛称 FAS/ヱファース)。
展示ルーム、ワークショップルーム、レジデンスルームを備え、若手芸術家の活動の場として、藤沢の文化芸術の発信の拠点となることを目指して生まれた振興施設です。
この度行われる「Artists in FAS 2016」は、アーティストたちに制作と展示・発表の場を提供する、FASの大きなプログラムのひとつ。全国から集まった応募者の中から、4名の入選アーティストと1名の8hotel賞受賞アーティストが選出されました。
《Atsuko Nakamura 制作風景》
アーティストはそれぞれ最大2カ月間FASに滞在制作し、思い思いの表現を完成させ披露します。若きアーティストたちが藤沢で過ごした時間に寄り添いながら、作品を通してそのメッセージを感じてみてはいかがでしょうか。
<入選アーティスト>
・川田知志
・Atsuko Nakamura
・廣田真夕
・古堅太郎
<8hotel賞受賞アーティスト>
・森温
■日時:2016年10月8日(土)~11月20日(日)
■会場1:FASレジデンスルーム滞在制作アーティストによる成果発表展
藤沢市アートスペース展示ルーム 6F共用スペース
10:00〜19:00
月曜日休館(月曜が祝日の場合、翌火曜休館)
■会場2:8hotel賞受賞アーティストによる成果発表会
8hotel(藤沢市鵠沼花沢町1-5)807号室
12:00〜16:30
※8hotel フロントにて観覧希望の旨をお伝えください。
■料金:会場1・2どちらも無料
■住所:神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南6階
■TEL:0466-30-1816
辻堂さんぽスポット S-46 Beer Market
豊富な種類のビールを楽しめる、レストラン&ビアバーです。湘南ビールが全種類揃っているほか、全国のクラフトビールも12種類。しかも、充実しているのはビールだけではありません。たっぷりボリューミーなランチセットや小腹がすいた時の単品メニューなどフードメニューもしっかり揃っていて、おひとりさまからファミリーまで、気軽に足を運ぶことができます。
居心地のいいゆったりと落ち着ける店内で、アートを見たあとゆっくり語り合ってみてはいかがでしょうか。
■定休日:第3火曜日
■住所:茅ヶ崎市赤松町 13-4 ピオニー湘南1F
■アクセス:辻堂駅西口から徒歩約2分
■TEL:0467-38-7799
<横浜>芸術の秋! 横浜でぶらりアートな1日を
アートスポットが点在する横浜は、秋のショートトリップにはぴったりの街。美術館から小さいギャラリーまで、数多く揃っています。お出かけには心地よい季節、アートなさんぽに出かけてみませんか?
横浜美術館「BODY/PLAY/POLITICS」展
2016年10月1日(土)~12月14日(水)
肌の色や民族性、宗教性など、さまざまな「身体」の違いが生み出すものをアートで捉え直そうという「BODY/PLAY/POLITICS」展。ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、そして日本のアーティスト6名が、「身体」をテーマにさまざまな視点から表現します。
出品作家は、ナイジェリアのラゴスで育ち、人種や社会階級、植民地主義の問題をテーマにした絵画や彫刻を制作するインカ・ショニバレ MBE、『ブンミおじさんの森』(2010年)でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞するなど、映画監督としても注目を集めるタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン、沖縄の風景や人を緊張感を持って捉えた写真を発表、2015年に木村伊兵衛写真賞と日本写真協会新人賞をダブル受賞した、今もっとも注目される写真家のひとり石川竜一など。
「身体(BODY)を通して、立ち現れる歴史と向き合い、未来へ向けて新たな意味を見出していこうとする姿が見えてくる」(横浜美術館サイトより)展覧会だそう。かつてないほど多様性の尊重が求められている現代。その基本となる<身体(BODY)>を見つめ直すことで、価値観が大きく変革する展示となりそうです。
<主な出展者>
・インカ・ショニバレ MBE
・イー・イラン
・アピチャッポン・ウィーラセタクン
・ウダム・チャン・グエン
・石川竜一
・田村友一郎
■期間:2016年10月1日(土)~12月14日(水)
■時間:10:00~18:00 ※10月28日(金)は20:30(入館は閉館の30分前)まで。
■休館日:木曜日、11月4日(金)※ただし2016年11月3日(木・祝)は無料開館
■料金:一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生600円、小学生以下無料、65歳以上1,400円
黄金町バザール2016 アジア的生活
2016年10月1日(土)~11月6日(日)
ユ・ソンジュン《生活の発見》2016年
2008年から始まった「黄金町バザール」は今年で9回目。横浜・黄金町界隈では、地域住民を中心に行政や警察、大学などと連携しながら「安全・安心のまち」を目指して「アートを活かしたまちづくり」を行っています。今回は、国内外のアーティストたちが黄金町で得た体験を作品にする「アートプロジェクト」と、住民とともにまちの魅力を再発見する「まちプロジェクト」が2つの柱となります。
さらに、黄金町で日常的に活動するアーティストがまちの中に作品を展示したり、スタジオの一部を公開し、黄金町一帯でアート巡りができるしかけも。
各種展示のほか、「のきさきアートフェア&黄金町パンとコーヒーマルシェ/10月9日(日)」や「さんま祭り/10月16日(日)」など、まちを盛り上げるイベントもたくさん!
黄金町から日ノ出町周辺をそぞろ歩くと、昔ながらの洋食屋さんや昭和20年代創業の鰹節問屋さんがあり、日ノ出スタジオの先を大岡川沿いに歩けば、橋の上からランドマークタワーが一望できるビュースポットも。黄金町は派手な観光地ではありませんが、横浜の中で新しいカルチャーが生まれるまちとして目が離せないスポットです。お天気のいい日、アート巡りとともにぶらぶら歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
<出展アーティスト>
・康 雅筑(カン・ヤチュウ)
・津川 奈菜
・曹 明浩+陳 建軍(ツァオ・ミンハオ+チェン・ジェンジュン)
・横浜市立大学 鈴木研究室
・西倉建築事務所 西倉潔
・渡辺 篤
ほか。
■期間:2016年10月1日(土)~11月6日(日)
■料金:パスポート500円 ※展示期間中、何度でも展覧会を楽しめるパスポート。
BankART Studio NYK「柳幸典 ワンダリング・ポジション」展
2016年10月14日(金)~12月25日(日)
BankART Studio NYK全館を使って開催する個展シリーズ第5弾、柳幸典展。
初期にはユーモラスでパワフルな作品群を次々と発表し、多くの国際展への参加や、MoMAや横浜美術館をはじめとする美術館へのコレクション実績、着想から10年の歳月をかけて完成させた犬島プロジェクトなど、国内外で活発に活動を続けている柳幸典。
今回は、代表作の「ザ・ワールドフラッグ・アント・ファーム」シリーズを中心に、新作を含む大型作品がNYK全館で繰り広げられます。
The World Flag Ant Farm (1990), Los Angeles Contemporary Exhibitions, Los Angeles
トークやライブ、他ギャラリーでの小品展などの連動企画も実施。詳細は公式サイトで確認を。
■期間:2016年10月14日(金)~12月25日(日)
■料金:一般:1,200円、大学生・専門学校生・横浜市民/在住:900円、高校生・65歳以上:600円
※障害者手帖お持ちの方/付き添い1名・中学生以下無料
カタログ付観覧料=一般:3,000円、大学生・専門学校生・横浜市民/在住:2,800円、高校生・65歳以上2,700円
神奈川県民ホールギャラリー 5Rooms ― 感覚を開く5つの個展
2016年12月19日(月)〜2017年1月21日(土)
齋藤 陽道<あわい>2016
1975年の開館以来、現代美術家の作品を積極的に紹介してきた神奈川県民ホールギャラリー。12月から開催されるのは、磁器、漆、写真、シルクスクリーン、インスタレーションと、素材も技法も違う5人の新進気鋭作家が独自の表現の可能性を問う企画展です。
「『頭』で作られたテーマにあわせて作品を選ぶのではなく、作品と向き合い『心に響くか』という直感に従い、5人の作家を選びました」(5Rooms感覚を開く5つの個展 プレスリリースより)。
絵画や彫刻といったアートでさえも“思考”でコントロールしがちな現代ですが、形にとらわれることなく、そこに表現されたものを心で感じ取ってほしい展覧会です。
丸山 純子<Highsealand>2013
- ・出和 絵理
- ・染谷 聡
- ・齋藤 陽道
- ・小野 耕石
- ・丸山 純子
関連企画
■アーティストトーク
2016年12月24日(土)出和絵里、小野耕石
2017年1月7日(土)丸山純子
2017年1月15日(日)染谷聡、齋藤陽道
■視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ
目の見えない人と見える人が一緒に5つの展示室を巡ります。
2017年1月9日(月)10:00〜12:30/1月14日(土)10:00〜12:30
■期間:2016年12月19日(月)~2017年01月21日(土)
■時間:10:00〜18:00 ※休館日:12月30日(金)〜1月4日(水)
■料金:一般700円 / 学生・65歳以上500円 / 高校生以下無料
黄金町さんぽスポット まめなカフェ
黄金町アートブックバザールのほど近く、日ノ出町駅近くにある小さなカフェ。旬の野菜や豆腐を使ったヘルシーな料理と丁寧にドリップされたコーヒーが心と体にやさしく染みわたります。
こじんまりとした店内ながらメニューは豊富で、ランチはパスタやBLTサンドやスイーツ(ケーキやパフェの他、どらやきも!)、夜はガパオライス、タコライスなどのカフェメニューの他、手作り豆腐や厚揚げなどもあります。
10月2日(日)には「豆腐の日」として、お豆腐の食べ比べイベントが開催されます(予約制)。興味のある方はぜひ問い合わせを。
■定休日:木曜日
■住所:神奈川県横浜市中区日ノ出町1-66-2 アウローラウィークス101
■アクセス:日ノ出町駅改札を右に出て徒歩3分
■TEL:045-326-6759
<ほかにも!> 神奈川県内アートまちめぐり
●<逗子>逗子アートフェスティバル
期間:前期2016年10月8日(土)~11月6日(日)
後期2016年11月19日(土)~11月27日(日)
アート作品の展示や、音楽や演劇の公演、ワークショップなどが逗子の各地で繰り広げられる、市民手作りのアートの祭典です。
●<相模原>042 art area project 2016 SUPER OPEN STUDIO(アートラボはしもと他)
期間:2016年10月15日(土)~2016年11月6日(日) ※水曜日休館、スタジオ公開は土日祝のみ
美術大学の多い相模原市周辺にスタジオを構える現代美術アーティストが、この期間はスタジオをオープンし、作品展示や公開制作、パフォーマンスなどのプログラムを実施します。
秋は各地でたくさんのアートイベントが開催されます。「どれを見たらいいかわからない」と迷ったら、まずはその街を訪ねてみることから始めてみませんか? きっと思いがけないワクワクに出会えるでしょう。