夏だからこそ楽しみたい! 子どもと一緒に行ける、かながわ音楽イベント7選 【 前編 】
8月6日(土) オルガン夏休み子どもスペシャル
神奈川県民ホールでは、「オルガン 夏休み子どもスペシャル」と題したオルガン・コンサートが開催されます。パイプに空気を送りながら音を出すパイプオルガンは、“一台で奏でるオーケストラ”といわれるほど、多彩な音色が最大の魅力。
この神奈川県民ホールのパイプオルガンは、国内の公立ホールの中でもっとも歴史があるそうです。設置されたのはなんと1975年! それからメンテナンスと改良を重ね、力強く響く豊かな音色で、訪れた人々を魅了しています。
今回のコンサートで演奏するのは、国際オルガンコンクールでの優勝経験を持つオルガニスト中田恵子さん。軽やかに伸びる、そして壮大に響くオルガンの音色を十分に楽しむことができます。
コンサートのあとは体験コーナーも。オルガンの仕組みがわかる模型の展示や、ステージに上がってオルガンの音を出せる体験(中学生以下対象)など、オルガンの魅力がわかるプログラムが用意されています。
オルガンの鍵盤を押してみるとパイプに空気が流れ、その振動によって音が出ることがわかります。めったにできない貴重な体験は、夏の思い出になりますね!
場所:神奈川県民ホール 小ホール(みなとみらい線日本大通り駅3番出口から徒歩約8分、JR・横浜市営地下鉄関内駅から徒歩約15分)
住所:神奈川県横浜市中区山下町3-1
電話:チケットかながわ 0570-015-415(10時~18時)
公演日時: 2016年8月6日(土) 14:00開演 (13:30開場)
チケット料金:全席指定 800円(親子チケット1,500円)
※注意:オルガン体験は1人あたり少しずつ。一曲演奏できるわけではありませんのでご了承ください。
8月6日(土)屋上庭園コンサート
インドネシア、バリ島の影絵人形芝居ワヤン
ミルクの海の竜引き合戦~乳海攪拌(にゅうかいかくはん)~
みなとみらい駅から直結の横浜みなとみらいホールでは、インドネシアのバリ島に古くから伝わる「影絵人形芝居 ワヤン」が今年も行われます。
ダランと呼ばれる人形使いが独特のガムラン音楽に合わせて人形を操り、古代叙事詩「マハーバーラタ」の一節を語るこの人形芝居は、毎年参加するファミリーもいるほど隠れた人気のプログラム。おもしろいのは、その会場です。
人形芝居が行われるのはホールの上部にある屋上庭園。夕暮れの風がなんとも心地よいオープンスペースで、飲食自由・席も自由。
正面から芝居に没頭したり、裏に回って人形を操っているダランを見に行ったり、椅子から降りて芝生に座ったり。思い思いの自由なスタイルでリラックスしながら見ることができるワヤン。
前回の参加者からは「おもしろかった!もう一回行きたい」「かしこまった感じがなくて夏の公演にぴったり」「まるでバリに来たようでした。違う文化圏の観劇を体験できたことがとても嬉しい」などの声が寄せられています。
今年のワヤンの演目は「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」。海深く眠る「不死の聖水アムリタ」を巡り、神々と魔物が争うワクワクハラハラの物語です。巨大な山に巻きつく竜を引っ張り合い、ミルクの海をかき回し、聖水アムリタを手にするのは果たしてどちらになるのでしょうか!?
場所:横浜みなとみらいホール 屋上庭園 (雨天の場合は小ホール)
(みなとみらい線みなとみらい駅 徒歩約3分)
住所:横浜市西区みなとみらい2-3-6
電話:横浜みなとみらいホールチケットセンター 045-682-2000
公演日時: 2016年8月6日(土) 18:30開演 (18:00開場、20:30終演予定)
チケット料金:全席自由 3歳〜小学生500円、中高生1,000円、大学生以上2,000円 ※3歳以下は無料
8月9日(火)ピカチュウと消防音楽隊のコラボレーション
「ピカチュウ大量発生チュウ!~今度はぬれるんだって???~」が今年も横浜みなとみらいエリアで開催されます。 開催期間:8月7日(日)~14日(日)
子どもから大人まで大人気のピカチュウが、期間中延べ1,000匹、街のいたるところに現れ、さまざまなショーや大行進、いろんなパフォーマンスを繰り広げます。
そして、夏の子どもたちと言えば、水遊び!
8月9日(火)からは、横浜赤レンガ倉庫で「ずぶぬれスプラッシュショー」がはじまります。
ウォーターキャノンから発射される大量の水と、ピカチュウのパフォーマンス。想像するだけで、子どもたちの弾ける笑顔が目に浮かびますね!
8月9日(火)12時からは、横浜市消防音楽隊の演奏パフォーマンスがあるので、ぜひ演奏も一緒に楽しんでみて。
場所:横浜赤レンガ倉庫イベント 広場
住所:横浜市中区新港1-1
演奏日時:8月9日12時~
料金:無料
8月13日(土) 三ツ橋敬子の「新☆夏休みオーケストラ!」みんなでワクワク編
公共施設としては日本で初めて音楽専用ホールとして開館した神奈川県立音楽堂。開館当時は「東洋一の響き」と絶賛されたこのホールの音響は、今でも国内外から評価されています。そんな本格的な音楽ホールで、子どものためのオーケストラ・コンサートが開催されます。
この「子どものための体験型コンサート」の企画は今年で6回目。出演は、2009年Newsweek Japan誌にて「世界が尊敬する日本人100人」に選出された指揮者・三ツ橋敬子さんをはじめ、横坂源さん(チェロ)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団といった世界で活躍している豪華メンバーです。
「オーケストラはあまり馴染みがない」というご家族でも、三ツ橋さんが聴きどころを楽しく紹介してくれるので安心して楽しめます。
舞台へ上がり楽器のすぐそばで音楽を聴けたり、実際にオーケストラの楽器を体験できるコーナーがあったり、終演後は出演者と交流ができたりと多彩なコーナーももりだくさん! 五感をフルに使う音楽体験に、子どもたちの目はキラキラ。
もともとクラシック音楽や楽器に興味のあるお子さんはもちろん、今までオーケストラのコンサートに行ったことのないご家族も、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
場所:神奈川県立音楽堂 (JR・横浜市営地下鉄 桜木町駅から徒歩約10分)
住所:神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘9-2
電話:チケットかながわ 0570-015-415(10時~18時)
公演日時: 2016年8月13日(土) 15:00開演 (14:30開場)
チケット料金:全席指定 小学生1,000円、中高生1,500円、一般3,500円
8月14日(日)ハマのJACK 夏公演 2016 ファミリー室内楽コンサート「ロシア」
横浜を中心に活躍する「ハマのJACK」。NHK交響楽団ヴァイオリン奏者の三又治彦さんらが仲間と立ち上げた、子どもや障がい者のためにコンサートを開くなどの活動を続けているNPO法人です。
今回、横浜みなとみらいホールで開催される「夏公演 2016 ファミリー室内楽コンサート『ロシア』」は、きっとどこかで聴いたことのあるロシアの名曲を演奏します。
前半は、この日に使われる楽器のソロの曲。チェロやヴァイオリン、ヴィオラなどのそれぞれのシンプルな音色の響きを、美しい調べとともに楽しめます。
後半は、有名な「くるみ割り人形」が声優・村山香月さんの朗読とともに奏でられます。
クリスマスプレゼントに贈られたくるみ割り人形が夜中に動き出して自分を守ってくれる、夢が広がるこの物語。少しコミカルだったりハラハラしたり楽しい曲が多く、小さいお子さんでもわかりやすい魅力的な演目です。
コンサート終了後には楽器体験もできるそうなので、ぜひ実際に触って音を確かめてみてくださいね。
場所:横浜みなとみらいホール 小ホール (みなとみらい線みなとみらい駅 徒歩約3分)
住所:横浜市西区みなとみらい2-3-6
電話:横浜みなとみらいホールチケットセンター 045-682-2000(10:00〜18:00)
公演日時: 2016年8月14日(土) 14:00開演 (13:30開場、15:45終演予定)
チケット料金:全席自由 3歳〜大学生500円、一般2,000円
さらに、9月に入っても神奈川県での音楽イベントは盛りだくさんです!