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横浜・黄金町で活動する若手アーティストの作品がずらり!

横浜・黄金町で活動する若手アーティストの作品がずらり!

アートな空間に潜入!
YOKOHAMA ART SPOT FILE

真っ赤な京急線が頭上を通る! 電車の振動や騒音と一緒にアートを体感
gallery made in Koganecho

2017年1月、黄金町エリアに新しくオープンした「gallery made in Koganecho」は、京急線日ノ出町駅から徒歩3分。“アートによるまちづくり”を行うNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターによって運営され、これまで黄金町での活動に関わったアーティストたちの作品をより多くの人に知ってもらうために常設展示しています。とにかく注目すべきは、そのロケーション! 京急線が頭上を走る高架下につくられているんです!!

ガラス張りの、まるで四角いスケルトンボックスのような建築デザインもおしゃれですが、さらにその上をご覧ください。真っ赤な京急線が走っています。ガタンゴトンと音を立てて通り過ぎる電車と、静寂に包まれたギャラリー。異なる2つの存在がこの場所に共存していることが非常にユニークですよね。

では、いざギャラリーの中へ!

中は広々としていて、鉄柱を生かして仕切られた白壁を使い、写真、絵画、彫刻などさまざまな作品が展示されています(常設展の際の入場料は無料)。少し離れたところから鑑賞したり、近づいてディテールをじっくり観察したり…いろいろ見比べながら自分の心を動かす作品さがしをしてみたくなる、プライベート感のあるとても居心地のよい空間です。

展示作品は全て販売されているので、お気に入りに出会えればその場で購入も可能。「この作家さんをもっと知りたい!」と思ったら、ギャラリースタッフに相談すれば気軽に活動内容やその他の作品についても教えてもらえます。

実はこの「gallery made in Koganecho」。外の階段をのぼると、高架下ならではの環境を利用した面白い空間が備えられているんです。 線路のすぐ下。電車が通るたび振動が伝わってきそうな場所に板張りの通路を設け、人が歩けるほどの空間がつくられています。ここは通常閉鎖されていますが、企画展などによっては開放され、作品展示をすることもあるそう。外を歩いている人にはわからないこの限られた空間で、冒険心をのぞかせながらアートを感じるのも楽しそう。

外に出ると・・・なんと通りを歩く人も自然にアートと触れ合えるよう、ガラス張りのドアを活用したショウウィンドウ形式のパブリックアートも展示されています。まさにアートと街が一体となった、これぞ黄金町ならではの景色です。 鍵は閉まっているので中には入れませんが、“アートの覗き見”も観る側の心をワクワクさせてくれるはず。日ノ出町〜黄金町の高架下エリアをぶらぶらする際は、お見逃しなく!!

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