神奈川県の北西端のまち 里山「藤野」へ行ってきました。
さっそくですが、『藤野』を訪れて巡ったところをご紹介させていただきます。
藤野観光案内所「ふじのね」
JR中央本線藤野駅改札近く
こちらでは、観光パンフレットが多く置いてあり情報が入手できるのと、藤野の特産品をはじめ、藤野を代表する作家の方々の作品が並んでいて、お土産や贈り物を見つけるには楽しく心躍る観光案内所です。
「シーゲル堂」
藤野駅降りて近くの国道20号沿いにあります。
こちらの店内も近郊作家の作品が所せましと並んでました。
毎月変わるミニミニギャラリーも店内で開催されており、11月はお店の看板を作成された西村繁雄男氏の「あからん展」の展覧会です。
「スーパーまつば」
藤野に1件しかないスーパー。
レジの後ろや階段の通路などにポスターやチラシが置かれていたり、ここでも情報が入手できました。
写真右:ランチ「サケと野菜のオーブン焼き」1,000円+200円で味噌汁とサラダ付
※時期によって内容が異なります。
「カフェレストラン Shu」
駅から徒歩18分ほどの場所にある落ち着いた雰囲気のレストラン。
当日はあいにくの雨でしたが自然に囲まれた外のテラスはとても気持ちがよく、新鮮な藤野野菜をふんだんに使用したランチはボリューム、味、共に大満足です。
なお、こちらにはギャラリーも併設されており、ライヴや展示など素敵なイベントも定期的に開催されているようですよ!(取材時ギャラリーはまだオープン前でした…。)
「ふじのアート・ビレッジ」
藤野を中心として活躍する作家が集まり、作品を展示・販売・ワークショップなどを開催している9つのコンテナギャラリーが立ち並ぶ、楽しいアート市場です。
写真右:手作りの分厚いパンチェッタの乗った「自家製ベーコンピザ 」1200円。塩加減の抜群のパンチェッタで、毎日でも食べたいほどでした。
「野山の食堂」
ふじのアートビレッジに隣接しているレストラン。
わたしたちが伺った金曜日のメニューは、中村陶平さんという陶芸家のつくるPizza!ということで、おすすめのピザをいただきました。
こちらは、曜日と時間によってマスターが変わって、メニューや雰囲気が変わります。他の曜日、時間も行ってみたいですね。
ここで偶然出会った、「野山の食堂」で藤野倶楽部を主催されている桑原さんに藤野を案内してもらうことになりました。
藤野倶楽部「直子の台所」
こちらは、会員制の体験農園「安心農園」で収穫された四季折々の食材を使い、本格韓国料理が食べれるお店(「直子の台所」)と隣にはバーベキュー場やテニスコートがありました。
あいにく雨の日に行ったので山の景色が霧がかってましたが、ここの景色がすばらしいんです!! 11月下旬は紅葉の見頃とのことでした。
藤野倶楽部 安心農園「無形の家」
安心農園の横にある古民家。1Fには囲炉裏と薪ストーブがあり、2Fには約20畳のスペースがあります。
イベントや1日貸家などもしているらしいです。
なぐら地区の芸術の道を通り(通りの脇に作品が設置している道)の作品を横目に見ながら次に向かいます。
磁器工房「清風舎」
陶芸家・副島泰嗣・微美子ご夫妻が営む、工房兼ギャラリー。
染め付けを抑えた清楚で品格のある白磁の器を展示し販売されています。
森の中のすてきなギャラリーです。
これから芸術家の活動の拠点となる!?
現在は火災により取り壊されたホテル跡地の地下の駐車場部分だけが残っている場所に、制作の場としてアトリエが何軒かありました。
始動したばかりでこれから何かが起こる気配に満ちていました!ワクワクさせられる場所です。
ここまで桑原さんにご案内していただき見て回ってきました。
これから「ひかり祭り」に向かいます〜。
「ひかり祭り」
旧牧郷小学校にて 10.25〜10.27開催
2003年3月末に閉校した旧牧郷小学校を、アーティストやクリエイターのアトリエや作業場として再活用している牧郷ラボ。その牧郷ラボ主催で、毎年夏に開催されているアートフェスティバルが「ひかり祭り」です。今回は10回目という事で秋に開催されてました。
会場は学校なので、校庭でライブが行われており、周りには露店が立ち並んでました。
校舎の中に入るとひかりを使った作品が展示されていたり、ろうそくのお店やBarなどあり幻想的な雰囲気を漂わせてました。
体育館で雑魚寝ですが寝袋を持参すれば会場内に泊まる事もできますし、近郊の宿泊施設など利用したり、近くに温泉などもあるので、3日間のひかり祭りをゆっくり楽しんでいただくことができます。
今回、ひかり祭りをきっかけに藤野を知りたいと、次から次と欲張って観て回ってきました。
訪れた日は終日雨で、車を走らせていると霧に包まれいて、不思議な感覚になり、
そして沢山の出会いがあり、それが何よりの収穫でした。
この藤野町は藤田嗣治や猪熊源一郎の疎開さきとしても有名なんです。なんでも、現在神奈川県内で「住みたい場所1位」に選ばれている!とか…。
昔から芸術家たちが訪れ、現在もこの地に魅せられて芸術家達の拠点になっている藤野町。
地域通貨をはじめ、地元のコミュニティが脈々と根付き、その空気のおいしさや人の優しさ、あたたかさなどなど…上げればきりがないくらい藤野の魅力はまだまだあるようです。
人を引きつけ、また訪れたいと思わせてくれる藤野でした。