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演劇・ダンス 音楽
2019.11.02

オモシロイ? ムズカシイ? ダンスと現代音楽のビミョーな関係を体験! チケットプレゼントも!

神奈川県立音楽堂で『アルディッティ弦楽四重奏団×小㞍健太(ダンス)』が開催されます。

アルディッティ弦楽四重奏団といえば、スーパーテクニックで知られる現代音楽のスペシャリスト集団。そして小㞍健太さんは、NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)で活躍した日本を代表するコンテンポラリーダンサー。彼らがコラボするなんて何やら凄そう…と興味津々。その一方で、難しくてハードルが高いかも…と思っている方も多いのでは?
そこで!
横浜みなとみらいBUKATSUDOで行われた関連企画「街なかトークカフェ」に参戦。クラシックソムリエの田中泰さんのナビゲートで、小㞍さんのお話を伺ってきました。

3歳からバレエをはじめたという小㞍さんがコンテンポラリーダンスの世界に足を踏み入れたのは、17歳でローザンヌ国際バレエコンクールに入賞し、海外へ渡ったあとのこと。ルールに縛られない自由なクリエイションに惹かれて、イリ・キリアン率いるNDTに入団したそうです。

田中 コンテンポラリーダンスの魅力とは?

小㞍 音楽を視覚的に表したかのような、キリアンの振付に憧れました。夕日を見て「きれいだ」と言葉にするのではなく“きれい”と感じたことを身体で伝える。うまく言えませんが、彼の舞台を観てそんなことを感じ「この人の作品を踊ってみたい」と思ったんです。

田中 バレエとはけっこう違うのですか?

小㞍 僕は3歳からクラシックバレエをやっているので、身体的なバレエ要素はどうしても出てしまいます。それをゼロにしたいという葛藤もありましたが、海外の仲間たちと話す中で「自分の身体とコミュニケーションをとる方法として捉えればいいんじゃない?」と言われまして…。それ以来、自分のカラダの中にあるクラシックを否定することなく、新しいものを求めてやっていきたいと思い続けています。

*トークショー後半には「ゴールドベルク変奏曲(J.S.バッハ)」「Once upon a time(葉加瀬太郎)」の2曲を、ダンスで披露。

田中 踊りやすい音楽、踊りにくい音楽、というのはありますか

小㞍 ありますね。今回踊るヴォルフガング・リーム(1952〜)の曲は、まさに「ザ・現代音楽」。音がいっぱい詰まっていて、体を動かす余地がほとんどない感じがして、正直にいえば踊りにくい音楽です。
リームが若い頃の作品なので、若さゆえの葛藤や怒りなど、冷戦下の東西に分かれていたドイツという、時代の空気を含んだ激しさを内に秘めています。僕は、いつもは怒りなどの感情を表面に出さない方ですが、今回は、感情の爆発やそれを抑えようとする葛藤も出さないと成り立たない…と思うくらい、難しい音楽です。

田中 初めて聴いたときの印象は?

小㞍 実は、ふだんはあまり現代音楽を聴かないので、とにかく圧倒されました。どうしてこんな曲を作ったのだろう?これは何なんだ?という感じでしたね。

田中 生演奏で踊るのは緊張感がありそうですね。

小㞍 そうですね。予定通りにいかないかもしれないけど、だからこそ音楽家とのコミュニケーションが生きる。それが生演奏の醍醐味だと思っています。しかも今回は、世界最高峰といわれるアルディッティ弦楽四重奏団との共演ですから。すごく楽しみです。

田中 何を観て欲しい、あるいは伝えたい、と思われますか?

小㞍 初めてこの曲を聴いたときは、ただただショックで、圧倒されました。でも、そうした衝撃的な感情は、ふだんの生活では表に出せないだけで、皆さんの中にも絶対にあると思います。そんな感情を、身体を使って表現してみたいと思っています。
そう言うと高尚な感じがするかもしれませんが(笑)、特別に難しいものではないんです。誰もがいつでも持っている感情なので、目の当たりにすれば「あ、それそれ」みたいな、身近な感覚につながると思います。
ぜひ、一緒に体験してください。


 

小㞍健太さんに一問一答!


トークショーはいかがでしたか?

大きな劇場では、客席が暗いのでお客様の顔が見えません。今日はお客様との距離がすごく近いことがとても新鮮で、楽しかったです。

スタジオ以外で、どんなところで振付を考えるのですか?
温泉かな(笑)。リラックスして水の音を聞いたり、露天風呂で空を見ていると、考えが整理されて動きのアイデアがまとまります。

今回も温泉へ行きました?
かなり大変なので、既にかなり行ってます(笑)。

現代音楽はお好き?
実は、あまり好きではありませんでした。複雑で難解なイメージがあったので。
でも今回、楽譜の読み方を教えてもらったり、作曲家が生まれた時代や社会的背景、歴史などの流れを知ったことで、だいぶお近づきになれた気がします。

今回の音楽(ヴォルフガング・リーム:弦楽四重奏曲 第3番<胸裡>)はいかがですか?
これまでも現代音楽を踊ったことはありますが、こんなに難しい曲は初めてです。ピアニストの友達に譜面を一緒に読んでもらい、演奏を聴きながら確認するのですが、わからないところは何度聴いてもわからない。苦手なんだ、ということはよくわかりました(笑)。
でも、だからこそ、新しい領域に踏み込むことを楽しんでいます。

今回の見どころは?
演奏家とお客様と僕が、同じ時間・同じ空間で、同じ音を体験できるのが舞台です。「今、ここで、同じ音を聴いている」という視点から、今まで遠くにおきがちだったダンスを、近い存在として感じていただけたら、と思っています。
作曲者のリームが音楽で何を伝えたかったのか、僕にはわからない部分も多いのですが、音楽を通じて感じた若いリームの“叫び”を、身体と音楽で代弁できたらと思っています。皆さんが、今の自分が感じる喜びや叫びなどに置き換えて、受け取っていただければ、嬉しいですね。

今回のコンサートでは、細川俊夫、西村朗という、日本を代表する現代作曲家の楽曲もプログラムされています。「分かる」とか「分からない」というムズカシイことは置いておいて、世界最先端ともいえる現代音楽の世界をたっぷり体験してみませんか!

 

堂ヴィルトゥオーゾシリーズ25
アルディッティ弦四重奏×健太(ダンス)
[日時]11月30日(土)15:00〜(14:30開場)
[会場]神奈川県立音楽堂
[出演]アルディッティ弦楽四重奏団、小㞍健太
[料金](全席指定)一般¥6,000、シルバー(65歳以上)¥5,500、学生(24歳以下)¥3,000
※車椅子席有り(付添1名無料)
>>>>>詳しくはこちら!

小㞍健太 ©︎momoko japan

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★プレゼントの応募は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【プレゼント応募概要】
神奈川県立音楽堂で11月30日(土)15:00〜開催される「アルディッティ弦四重奏×健太(ダンス)」の鑑賞チケットを、5組10名様にプレゼントいたします。

【応募方法】
観覧チケットプレゼントご希望の方は、下記の応募フォームから、必要事項をご記入いただきご応募ください。

【応募〆切】
2019年11月15日(金)24:00まで

【抽選・当選発表】
ご当選者にはメールにて通知させていただきますので、迷惑メール設定などにご注意ください。メールは、マグカル・ドット・ネット運営事務局(info.magcul@gmail.com)からのご連絡になります。

★当選発表は、上記メールでのご連絡をもって代えさせていただきます。公演当日、会場の「神奈川県立音楽堂」受付にて、当選通知メールをご提示ください。スタッフよりチケットをお渡しいたします(14:00から受付)。
※いただいた個人情報は抽選以外の目的には一切使用いたしません。

 

 

    神奈川県立音楽堂は、1954年、公立施設としては日本で初めての本格的な音楽専用ホールとして開館しました。ロンドンのロイヤルフェスティバルホールをモデルに、最高の音響効果をあげるように設計されたホールは、開館当時『東洋一の響き』と絶賛され、その響きは今も国内はもちろん海外からも高い評価を受けています。ホールの壁面はすべて「木」で作られており、そのアコースティックな響きは開館から60年を経た今でも人々に感動をあたえつづけています。また、地域に根ざした優れた公共施設として1998年に建設省より「公共建築百選」に選ばれ、加えて1999年には20世紀の重要な文化遺産である建築としてDOCOMOMO(ドコモモ)(近代運動にかかわる建物・環境形成の記録調査および保存のために設立された国際的組織)より「日本におけるモダン・ムーブメントの建築20選」に選ばれました。

    • 住所
      神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-2
    • 電話
      045-263-2567
    • 営業時間
      公演内容により異なります。 [受付時間]9:00〜17:00 (チケット窓口13:00〜17:00) [休館日]原則として毎週月曜日 および年末年始(12/28〜1/4)

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