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伝統芸能講座・ワークショップその他

今、ここでしか見れない伝統行事を見に行こう! シリーズ 神奈川の無形民俗文化財まとめ 1月、2月編

今、ここでしか見れない伝統行事を見に行こう! シリーズ 神奈川の無形民俗文化財まとめ 1月、2月編

無形民俗文化財と聞くとなんとなく堅苦しくて馴染みのないようにも思われますが獅子舞、凧揚げ、どんと焼きなど身近に耳にするものや、ほかにも人形芝居や神楽、祭ばやしなどがあります。

神奈川にもこの無形民俗文化財は数々あり、県のホームページを見ると無形民俗文化財マップというものがあります。こちらをもとに貴重な歴史的文化に足を運んでみてはいかがですか?

神奈川県ホームページ 神奈川県の無形民俗文化財
URL:http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6658/p401454.html

横浜エリア

師岡熊野神社 筒粥神事(横浜市指定無形民俗文化財)

お粥を用いた年占いの神事で天暦3年(949年)より絶えることなく続けられています。境内に設けた忌庭の中に大釜を据え、早朝から玄米と神木梛の葉・芦筒27本を入れて粥を煮、芦筒を切り開いてその中に入った米粒の数で本年の作柄や天候を占います。

日時: 1月14日(土)※2017年は終了
場所: 師岡熊野神社
住所: 横浜市港北区師岡町1137
アクセス: 東急東横線 大倉山駅より徒歩約10分
URL: http://www.kumanojinja.or.jp/P2%20tutugayu/tutugayu.html

湘南エリア

鎌倉木遣唄 - 鎌倉市指定無形文化財 –

木遣唄は木材を曳くときの作業唄ですが、石など重量のあるものを曳くときにも歌われました。木車の上で音頭頭が歌い、囃子の時、曳き手全員が力を合わせて町や河原を曳きます。

日時: 1月4日(水)※2017年は終了
場所: 鶴岡八幡宮、鎌倉市内ほか
住所: 鎌倉駅界隈
アクセス: JR、江ノ島電鉄 鎌倉駅
URL: http://www.kumanojinja.or.jp/P2%20tutugayu/tutugayu.html

鎌倉神楽 - 鎌倉市指定無形文化財 –

湯鎌倉神楽は湯立神楽・湯花神楽ともいわれ、釜に湯をたぎらせ山飾りを立て、舞人はその「山」の中で舞を舞います。

初神楽

日時: 1月6日(金)※2017年は終了
場所: 八雲神社
住所: 鎌倉市大町1丁目11-22
アクセス: JR、江ノ島電鉄 鎌倉駅より徒歩約10分
URL: https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/event/0106hatsukagura.html

藤沢とび職木遣(含梯子のり、纏ふり) - 藤沢市指定無形文化財 –

木遣りは、唱え言的要素(危険な作業が多いため神々の加護を祈る)と掛声的要素(力を一時に集中発揮するための合図)があり2つの要素が重なった唄です。

藤沢市消防出初式

日時: 1月8日(日)※2017年は終了
場所: 藤沢市消防防災訓練センター(旧県立藤沢北高校跡地)
住所: 藤沢市石川3417-1
アクセス: 小田急江ノ島線 六会日大前駅より徒歩約20分
URL: https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/syoubou/event/dezomesiki/dezomesiki.html

大磯の左義長 - 国の重要無形民俗文化財 –

1月14日に近い週末に北浜海岸で行われる火祭りを中心とした行事です。祭りの1ヶ月前から「一番息子」、「道きり」、「七所詣」、「セエトバレエ」、「ヤンナゴッコ」など多くの行事が9地区で開催されます。

日時: 1月14日(土)※2017年は終了
場所: 大磯北浜海岸(左義長)
住所: 中郡大磯町
アクセス: JR大磯駅から徒歩で10分
URL: http://www.town.oiso.kanagawa.jp/isotabi/matsuri_event/matsuri/sagichou.html

三浦エリア

チャッキラコ - ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財 –

チャッキラコとは、毎年1月15日の小正月に三浦市三崎の仲崎・花暮地区や海南神社で、豊漁・豊作や商売繁盛などを祈願する女性のみで踊られる民俗芸能の一つです。

日時: 1月15日(日)※2017年は終了
場所: 本宮、 海南神社(三浦市三崎4-12-11)、仲崎竜神様・花暮竜宮様・三崎港周辺
住所: 三浦市
アクセス: 京浜急行「三崎口」駅下車、京急バス三崎港方面バスにて「三崎港」下車、徒歩3分
URL: http://www.city.miura.kanagawa.jp/sho-gaku/tyakkirako.html

県央エリア

田名八幡宮の的祭 - 相模原市指定無形民俗文化財 –

豊凶を占う伝統行事で射た弓矢の結果で、一年の豊凶を占います。

日時: 1月6日(金)※2017年は終了
場所: 田名八幡宮
住所: 相模原市中央区水郷田名1-8-28
アクセス: JR横浜線 相模原駅より「水郷田名」行きバス(相17系統)、「ふれあい科学館前」下車、徒歩5分
URL: http://www.e-sagamihara.com/event/january/0274/

福田神社囃子獅子舞 - 大和市指定重要無形民俗文化財 –

福田神社囃子獅子舞は大和市福田地区の福田神社によって合祀されている子之社の氏子中によって伝承されてきたもので、江戸時代末期から続けられているといわれています。

第7回新春福田神社囃子獅子舞の会

日時: 1月7日(金)※2017年は終了
場所: 柳橋ふれあいプラザ
住所: 大和市草柳3-12-1
アクセス: 小田急江ノ島線 桜ケ丘駅徒歩約15分
URL: http://www.townnews.co.jp/0401/2017/01/06/364532.html

古式消防(木遣唄・まとい振り・梯子乗り) - 厚木市指定無形民俗文化財 –

江戸時代の終わり頃、厚木市には「火消し」が組織されており、「鳶職」と呼ばれる建築に携わる人々がその役目を担っていました。火消しの中で生まれた「木遣唄・まとい振り・梯子乗り」の妙技を厚木市古式消防保存会で継承しています。

厚木市消防出初式

日時: 1月8日(日)※2017年は終了
場所: 厚木市荻野運動公園
住所: 厚木市上荻野1500番地
アクセス: 小田急線 本厚木駅北口1番線バス乗り場から、鳶尾団地行き(一部)、まつかげ台行き、上荻野車庫行き又は、半原行きに乗車、「稲荷木」下車、徒歩約10分
URL: http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/kaiken/jouhou/d036987.html

相模人形芝居(長谷座・林座) - 国の重要無形民俗文化財 –

相模人形芝居は、江戸時代中期から相模地方に伝えられた人形芝居で、一体の人形を三人の人形遣いが息を合わせて動かす「三人遣い」と、「鉄砲差し」という独特の操作方法に特徴があります。

第44回相模人形芝居大会(長谷座・林座・下中座・前鳥座・足柄座)

日時: 2月19日(日) 開演 12:00(開場 11:30)
場所: 厚木市文化会館大ホール
住所: 厚木市恩名1-9-20
アクセス: 小田急小田原線 本厚木駅より徒歩約13分
URL: http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/kosodatekyoiku/bunkazai/saijiki/event/d036556.html
備考: ※往復ハガキでの事前申込制

県西エリア

白髭神社の奉射祭 - 小田原市無形民俗文化財 –

白髭神社はその年の五穀豊穣の吉凶を占う新年の神事で、毎年1月7日に古式にのっとって行われます。

日時: 1月7日(土)※2017年は終了 
場所: 白髭神社
住所: 小田原市小船669
アクセス: JR二宮駅よりバス「下中駐在所前」下車 徒歩約2分
URL: http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/property/cultural/intangible/muukeishirahige.html

相模人形芝居(下中座) - 国の重要無形民俗文化財 –

相模人形芝居下中座は、小田原市小竹(おだけ)地区に江戸時代から伝わる三人芝居の人形座です。

ラスカ小田原公演

日時: 1月15日(日)※2017年は終了
場所: ラスカ小田原6F U-meテラス
住所: 小田原市栄町1-1-9
アクセス: JR、小田急線 小田原駅よりすぐ
URL: http://www.lusca.co.jp/odawara/news/90/

小竹公民館公演

日時: 1月29日(日) 11:00〜12:00
場所: 小田原市小竹公民館
住所: 小田原市小竹1761
アクセス: JR二宮駅よりバス「隧道口」下車 徒歩約2分
URL: http://shimonaka-za.com/event/

世附の百万遍念仏

約600年前から行われていたという伝承があり、百万遍念仏は巨大な滑車に取り付けられた大数珠(302個の数珠を繋ぎ、長さは9m)を回転させながら念仏奉唱を行うという全国的にも珍しい行法です。念仏奉唱のほか獅子舞などの神楽も行われます。

日時: 2月11日(土)~12(日)
場所: 能安寺
住所: 足柄上郡山北町向原2499
アクセス: JR御殿場線 東山北駅より徒歩3分
URL: http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=573&frmCd=1-9-5-0-0

これらの行事が数百年以上の、とても長い時を超えて今現在も地域で受け継がれ続いているということを考えると歴史のロマンを感じます。

今回から数回に分けて「神奈川の無形民俗文化財まとめ」をシリーズでお伝えしていきます。次回もお楽しみに〜

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