もぐカルさんが行く!最終回! 真鶴の「おいしい」を集めました。
新鮮な海の幸を、目の前で職人がさばく江戸前寿司に感動!!!
江戸前鶴鮨
真鶴港直送のその日獲れた旬のネタを堪能できる地物にぎりは、開店当初から30年以上握り続けている板前さんによる”ホンモノ”の味。
その腕前は、わざわざ東京や京都から通う常連さんがいるほどで、全10種のネタは漁の獲れ高によって日替わり。店内の生け簀(す)からその場でさばいて握ることも。
この日いただいたのは、鮃(ひらめ)・活アジ・いか・金目鯛・カンパチ・伊勢えび・カワハギ肝のせ・ムツ・的鯛(まとうだい)・石鯛。
さすがは新鮮な素材ばかりを使った握りだけあって「うまい……!」の一言に尽きる。中でも今が一番脂が乗ったカワハギの肝のせは超絶品! 是非ご堪能あれ。
どこからともなく近所の人が集まってくる町の酒屋さん。
草柳商店
「真鶴に焼酎のプライベートブランドを!」と個性の強い熟成酒を探して行く中で出会い惚れ込んで、真鶴の宝にと迎え入れたイチオシ焼酎は、その名も「真鶴人の宝」。
シェリー酒を作っていた樫(かし)の木製の酒樽で7年間熟成したという焼酎は、ほのかに淡い黄金色で芳醇な木の香りが鼻孔を抜けていく。
アルコール度数が25%と高めながら、口当たりはまろやかで、ブランデーのような深いコクと甘みが沁み渡り、干物やドライフルーツをつまみにもぐもぐしながらグイグイいきたい銘酒。
のんびりとしたカフェ空間で、港を眺めながら贅沢なランチタイムやティータイム
蛸の枕
元民宿をリノベーションした木のぬくもりを感じられる2階建てのカフェで過ごす時間は、小さいながらもよく手入れが行き届いたお庭や、眼下に広がる港を眺めながら特別な時間過ごすことができます。
フィッシュカレーは、鯖を骨ごと食べられるくらいに柔らかく煮込んだココナッツミルク仕立てで、やさしい酸味の効いたマイルドなカレー。
付け合せの「金柑とニンジンのラペ(サラダ)」は、歯ごたえが良く、ニンジンの甘みに金柑の甘酸っぱさが口一杯にひろがり、ボールいっぱいにもぐもぐといきたいくらい!
オーナーセレクトの家具や雑貨に囲まれ、ついつい長居したくなる居心地の良い空間です。
「海まで徒歩0分!」の好立地スポットで、地元で獲れた海の幸や野菜・くだもの・特産品を扱うマルシェでは、店内で販売している食材をその場で炭火焼きBBQにして楽しめます!
じっくりと炭火で焼くことで旨味がMAXに引き出されたシーフードは絶品。脂が乗った干物はアツアツ&ジューシーで皮まで香ばしく焼け、丸ごといただける勢い!
焼き方が分からない人には明るい店員さんが気さくに焼き加減を見てくれるのでご安心を。
新鮮な海の幸が舟盛りに!美人女将たちがテキパキと給仕してくれる
うに清
伊勢海老・真鯛・あわび・生さざえ・生うに・鯵たたき……と海の幸の舟盛りに、焼き物・みそ汁・ご飯・漬物が付いてずらり並んだ定食は、見た目だけでもお腹いっぱいになりそうなビジュアル!
活き造りの伊勢海老と真鯛は、席へ運ばれてきてもなおピチピチと動いていて新鮮なうちにいただけます。
脂が乗ったシズ(えぼ鯛)の塩焼きは、身が絹のようにキメ細やかで繊細な旨みが口の中に沁み渡ります。
焼海老の下に敷かれた生のひじきはコリコリとしていてサラダ感覚で。最後の〆は、さっきまで宅上にいた伊勢海老の頭がまるごと入ったダシの効いたお味噌汁であったまれます。
真鶴半島の最南端にある”初日の出の名所”として有名な「三ツ石」を崖下に臨み、相模湾を一望できる絶景スポットで味わえるのは、料理好きな奥様の手作り料理と笑顔を誘う旦那さまの巧みな話術。
大エビとサザエが大胆にトッピングされた具だくさんのスペシャルカレーは、海の幸とホロホロな豚バラ肉を同時に味わえる調度いい中辛のルーでボリューム満点◎
プリンはこっくりと固めの生地で、カラメル代わりのほろ苦い特製ブランデーソースとよく合う甘さ抑えめな大人な味。
「せっかく岬の端っこまで来てくれたんだから」と、心地よくもてなしくてくれるご夫婦に癒やされ、お腹も心も満たされます。
編集・写真:井上 明子(MAGCUL.NET)
食レポ:大島智衣
作文と演技。
▼恋愛コラム・エッセイ『男子発言ノート』『好きにならずにいられてよかった』連載中 (
「ミームの箱船|大島智衣」)
▼脚本『キスのカタチ』(主演 BOYS AND MEN/監督 内田英治 他),
『花の名前』(監督 利重剛)
▼出演『お墓参り』(監督 吉村元希)
イラストマップデザイン:大門 光
漫画家。
喫茶店の訪問記を綴ったブログ「だも、悩める休憩時間」を不定期更新中。
そのほかにポートフォリオサイト「だも、心の愛$部屋」も随時更新中です。
※表記の金額は2016年3月現在のものです。