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講座・ワークショップ

食いしん坊からはじめるJAZZ ー横濱ジャズバー巡りー

食いしん坊からはじめるJAZZ ー横濱ジャズバー巡りー

「はじめまして!ジャズは素人、好物はひき肉料理、食べてる最中に話しかけられるのが大ッキライ!もぐカルレポーターもぐ島です! ジャズバーの数が日本一と名高い横浜のJAZZスポットでは、きっとおいし~いものがたべられるんじゃないかと、興味津々・食欲フル稼働で巡ってきました。
 
じゃんじゃんご紹介していきますよ~☆
 
最初に訪れたのは、JAZZクラブ・ファーラウトに併設されていて、ランチも食べられるカフェ『TIME OUT(タイムアウト)』

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JAZZクラブ、スタジオ、教室・・・など様々な顔を持つ『FAROUT』
 
さっそくオススメの「タコライス」をいただきました!
 
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大きめのプレートいっぱいに山盛りのタコライス!
 
「早く食べたい!」と急ぐ気持ちを抑えて混ぜ混ぜしていると・・・。何かが糸を引いてるけど・・・チーズ?一見トッピングには見受けられなかったチーズがどこかに隠れていた様子。おっと、サプライズ・チーズ! 感動しながらパクリ、もぐもぐ、うんうん! カリッカリのひき肉が香ばしくてジューシー。ひき肉好きにはたまらない!みずみずしいトマト&シャキシャキレタスもグッドアシストし、ノンストップで完食。ふはぁ…なんて幸せな昼下がり。
 
食後、お話を伺ったオーナーさんは『ジャズ詩大全22巻』の執筆を手掛けたジャズピアニストの村尾陸男さん。こちらのスタジオでは村尾さんらによる講義やレッスンも行われているそう。
 
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<ジャズ詩大全 全22巻> 完成までに10余年かかったのだとか!
 
続いて向かったのは『Bar Bar Bar』
 
http://www.barbarbar.jp/
 
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風格のある外観、広い店内にはたくさんのテーブル席とジャズステージ。 これぞまさにジャズレストラン。
 
充実した単品メニューの他にコースメニューもあり、デートや記念日など特別な日にも訪れたいスポット。支配人のオススメメニューは、次の2品!
 
三種の肉のグリル
 
<三種の肉のグリル“シェフにおまかせ、バーべキューソースを添えて”>
 
本日のシェフセレクションのお肉は「ラム・鴨・ビーフ」!一度に三種類のお肉をいただけるなんて贅沢ですよねぇ。どのお肉もおいしくて、特にラム特有の風味がたまりません!そして、今回さっそく“絶品もぐセレクション2013”(←そんなのないですが;)にエントリーしたいほど絶品極ウマだったのが・・・
 
ポテトのグラタン
 
<ポテトのグラタン サヴォワ料理人風 “ニンニク風味の玉子と生クリームで焼きました” >
 
ふがーーー☆ わたしのポテト王子!!笑 「ミルクレープのポテトグラタン版」といった感じで、薄くスライスしたじゃがいもをグラタン風に重ね焼きした、とにかくもうおいしいやつッ!表面のこんがり焼き色は、名画のごとし。折り重なったポテトの断面は、もはや絶景。口に運べば至福のもぐもぐタイムが訪れます!
 
このおいしさに触れた瞬間、横浜の名産品や逸品として、スカーフやしゅうまいに並んで紹介されている「ポテトのグラタン」が目に浮かびました(本気)。
 
支配人、まずはエントリーを!世界遺産も夢じゃない!
 
ちなみに、こちらのお店をプロポーズやバースデーイベントの場所に選ぶ方も結構いるそうで、スタッフも演奏者も一緒になって人生の一大イベントを盛り上げてくれるんだそう。「成功するとこっそり小さいガッツポーズをしますね(笑)」と支配人。素敵なジャズ演奏を目の前で聴きながら、「ポテトのグラタン」を頬張っている瞬間にプロポーズされたら、最高に幸せですよねぇ・・・!!!(もぐもぐ中に話しかけられるのはもぐ島的にNGですが、この場合は例外とみなします)
 
次に訪れたのはディープめ路線の『Little John』
 

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年季の入った内装と薄明かりの店内は渋~い雰囲気。
 
「乾きもんしかないんですよねぇ」と寡黙で優しそうなマスターに迎えられ、女性ジャズボーカリストのレコードがかかる中カウンターに腰掛けるとカゴに入ったおつまみたちが目に入りました。スーパーやコンビニなどで買える、小袋に入ったおつまみデス。
 
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ナッツ類や燻製などラインナップ豊富。
 
そんな、メニューに関してはきっとゆるキャラ的な(!?)マスターが出してくれたのは、タンカレーとチーズ鱈!
 
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なぜか絵になる組み合わせ。
 
横浜のとある女性船長によって考案されたこのカクテルは、ジンとウォッカを1:2、“さかな2”と命名されているのだそう。さかな2とチーズ鱈。魚類つながりな両者を、ゴクり&もぐり。フハー、これがまた合いますね! 極上のJAZZの音色がお酒の醸造を深めてるのかも☆ というくらい芳醇なのどごし。チーズ鱈も、今までに食べたチーズ鱈の中で一番ウマかったです。ですよね? 気のせい?
 
目を閉じて音に身をゆだねながら、テーブルの縁に指を弾ませ、リズムを刻むマスター。
 
この人絶対、JAZZが好き。笑
 
またマスターにお会いしたいという思いも込めて、“さかな1”のエピソードを聞かせてもらうのは、次に訪れる時までにとっておくことに ♪
 
Little Johnのマスターに教えてもらって訪れた一軒目は『First』
 
http://www9.ocn.ne.jp/~first-ay/
 
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コバルトブルーやミントグリーンの装飾が爽やか。整頓され尽くしたきれいな店内で、気軽に入れるレストラン風。
 
「ウチはねぇ、アボカドサラダがよく出るんでね。種をああしてね、たくさん育ってるんですよ」と、なぜか店内・店先・トイレに至るまで、思い思いの場所で栽培されているアボカド苗の紹介が始まりました。
 
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アボカド水耕栽培の図。義経を守って矢面に立った弁慶に見えるのは私だけでしょうか?
 
アボカド種と弁慶に感情移入しかけたところに出てきたサラダは、パァーッと彩りあざやか!一気に気持ちが切り替わりました。
 
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一皿に丸ごと一つ使われてるんだろうな~というボリュームのアボカドがごろごろッ。
 
口に運ぶと、最高の塩加減で調味されたドレッシングがからんだアボカドが、もぐもぐする間もないほどじゅわとろ~と溶けていきました!
添えられたライムを搾れば、アボカドのまろやかさの合間を、爽やかスッキリな風味が通り抜けていって、思わず鼻の穴がふくらんでしまいました。ふがーー!
 
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マスターがその都度差し替える“只今、演奏中”のフレームもオシャレ。
 
月1のLIVEとJAMセッションのある数日以外は、マスターが掛けてくれるジャズレコードをBGMに、食事と音楽とお喋りを一緒に楽しめそう。初心者が最初に訪れてみるのに良さそうなお店でした♪
 
Little Johnマスターのオススメ2軒目は、JAZZレコードの熱気ムンムンのバー『down beat』
 
http://www.yokohama-downbeat.com/
 
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壁ぎっしりのレコードたちが圧巻!
 
扉の向こうから漏れ聞こえてくるJAZZのスイングに誘われてお邪魔すると、見た目はシブいのに笑わせてくれる気さくなマスターと、若い学生バイトさんが迎えてくれました。
 
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オススメメニューのナンピザと生ビール。
 
「生地から作るから1時間くらいかかるかな~」とマスターがジョークを飛ばすナンピザは、ブルー・チェダー・ゴーダの三種類のチーズをトッピング。なるほどなるほ・・・ふぐぁッ! 気づけば口の中でチーズの旨みが三つ巴状態!三種チーズ入り乱れ!助けてー!
 
いや、こんな時にこそ落ち着いて、食への集中力の見せどころです。眉間にしわを寄せながら、味覚のクオリアに全神経を傾けます。
 
・・・・・・いたッ!!! ブルーもチェダーも、ゴーダも、みんないる!!!
 
みんなー! ウ・マ・す・ぎ(涙)。 や、泣いてるんじゃないんです。ちょっと口の端からビールがこぼれただけです・・・。
 
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天井にはレコードなどがコラージュされ、トイレのドアにベースが。個性的な内装が印象的。
 
入り口から左右に広がる細長い店内は、禁煙のカウンター席と喫煙OKのソファ席に分かれていて、今どきの分煙スタイル。ソファ席ではゆったりと腰を落ち着けてスピーカーから流れる大音量の音楽に浸れそうです。
 
老舗のJAZZライヴバー『DOLPHY』にも行って来ました!
 
http://www.dolphy-jazzspot.com/
 
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床・テーブル・ステージが総ウッディな店内は、音が良いと好評なのだそう。
 
ニコニコ笑顔の朗らかなオーナーがオーダーしてくれたのは・・・
 
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DOLPHYの印象的な緑色の外看板をイメージした、美しいミント色のオリジナルカクテル“ザ・パシフィック” と、自家製ピザ。
 
驚くほど糸を引くチーズにテンションが上がるのは、主食がピザのイタリア人やアメリカ人だけではないはずです。
チーズが糸を引きすぎて困っちゃったこと・・・誰もが経験してるかと存じます。チーズにまつわる悲喜こもごも、もしかして最近ご無沙汰じゃないですか?
 
きっとそんなアナタのためのピザです。パッと見は静かな湖面の様相であるのに、スッと手をやると驚くほど内は熱い。そうだ、私も前はそうだったのにな。すっかり今はクールになっちゃって。カッチカチに固まっちゃった、ぐすん(涙)。でも! 明日からまたがんばろう。あーこのピザおいしッ!
 
・・・ピザのチーズが伸びすぎて、おいしくて、大切なことに気づくことってありますよね。
 
“良質な音楽と料理を普段着感覚で”という食いしん坊には拒む理由がどこにも見当たらないフレーズを謳う『KAMOME』へ。
http://www.yokohama-kamome.com/
 
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胸が高鳴るラグジュアリーなエントランス。
 
「最近の女子は肉食なんだよなァ」とオーナーが選んでくれたのは、ポークソテー?ローストビーフ?かつサンド?
 
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じゃなくてキッシュ! ベーコン&オニオンのキッシュ!
 
たくさんの本格的なお料理メニューの中から、このキッシュをオススメしてくれたのはやはり、自信があるからなのでしょう。口に入れた瞬間、柔らかくて、もふもふで、うっとりするほどクリーミー♪パイ生地ったらサックサク!!もぐもぐしながら、絶対に笑っちゃいます。香ばしいベーコンのウマさにしばらく、口を閉じたまま鼻呼吸になります。そこに赤ワイン“ピノ・ノワール”を注ぎ込めば思わず、ふぐぐーッ!あぶねぇ、危うく噴き出しそうに…。
おいしさにも「沸点」ってあるんですね。
 
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お料理だけで雑誌などの特集に取り上げられることもあるのだとか。ワインと一緒にKAMOMEの絶品メニューたちをもっと堪能したくなりました。
 
演奏者たちが即興的に演奏する“JAMセッション”中にお邪魔した『ADLIB』。
 
http://www.jazz-adlib.info/
 
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奥様お手製のピザ・ミックス、フィッシュ&チップスと、ジントニック
 
カリッと極薄のクリスピー生地に、フレッシュな生トマトのトッピングがアクセントになっていて、たいへんおいしゅうございました。
甘くてジューシーなトマトは黒オリーブの塩味とも相性GOOD!そこにきてジントニックの爽快感といったら・・・うふふん♪ また、外はサクッ、中はふんわり白身魚のフィッシュフライは、タルタルソースも美味でして、フライ食べてるんだかタルタル食べてるんだか、もはや分からなくなるわけでして。
「刺身は醤油を舐めるための口実でしかない」という名言がありますが、「フィッシュフライは、タルタルを“もぐ”るためのスプーンでしかない」と言ったら・・・言いすぎですか?笑
 
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楽器を携えた会社帰りのサラリーマンが、続々と集まり演奏に加わる光景は、“森の音楽会”みたいでとっても素敵。
 
 
(まとめ)
 
ふががー!おなかいっぱいです! JAZZ素人ながら、食べものを口実にJAZZスポットを食べ巡ってみたわけですが、いかがでしたか? JAZZバーって、LIVEはもちろんのこと、JAMセッションが間近で見られたり、マスターにリクエストできたり、一方でデートやイベントの舞台として利用もできて、ものすごくHOTなもぐ場所なんですね。そんなJAZZYな空間で、もぐもぐ&グビッ!といけばもう、口からも、耳からも、最高~☆なものが入ってきちゃうんですから、体内すごいことになってるかも!?なんで今まで訪れなかったんだろう。すごくおもしろい場所だと思いました!
 
一つきっかけを掴んで出向いてみれば、見て聞いて出会って感じることって、多いですね。もぐもぐしながら体感できて幸せでした。ごちそうさまでした!
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。今回取材させていたお店の情報や横浜のジャズスポットがわかるマップをダウンロードして、是非お出掛けしてみてくださいね!
 
マップをプリントアウトして、いざ横浜ジャズバー巡りへ!
 

横浜ジャズバーマップ
横浜ジャズバーマップ

今回のもぐ川柳
 
 
もぐもぐと ジャズのスイング よく似合う!
 
 
もぐ島拝
 

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