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演劇・ダンス 美術・写真
2019.10.28

写真、演劇、機械工学。神話と機械が親和する、やなぎみわの世界。チケットプレゼントも!

 

神奈川県民ホール ギャラリーで「やなぎみわ展 神話機械」がはじまりました。
やなぎ氏は、1990年代にCGや特殊メークを駆使した写真作品などを発表し、世界的に評価を受けるようになった現代美術家。2010年からは本格的に演劇プロジェクトを始動しました。ヨコハマトリエンナーレ2014をきっかけに立ち上げた「ステージ・トレーラー・プロジェクト」では、横浜赤レンガ倉庫の広場で野外劇『日輪の翼』を上演するなど、神奈川県とは縁の深いアーティストのひとりです。

10年ぶりの大規模個展となる本展では、「エレベーター・ガール」「マイ・グランドマザーズ」などこれまでの代表作をはじめ、演劇アーカイブ、福島で撮影された新作「女神と男神が桃の木の下で別れる」、本展に向けて制作された「モバイル・シアター・プロジェクト」などの作品が大集合。現代美術家・やなぎ氏の変遷を網羅的に鑑賞できるのが、ファンにとって大きな魅力です。

演劇アーカイブでは、原作本や公演パンフレット、ムービーなどがずらり。コーナーごとに工夫された展示は、やなぎみわを初めて知る人でも興味深く楽しめます。

こちらが最新作「神話機械」。メインマシン「タレイア」が走行しながら音楽やセリフを奏でることで“劇”が進行します。マシンの製作は、美術系、機械工学系の大学、高等専門学校、高校が連携する「モバイル・シアター・プロジェクト」が担当。

プロジェクトの一環として、11月29日(金)・30日(土)には、マシンと人間が共演する実験的舞台、ライブパフォーマンス『MM』(やなぎみわ構成・演出)が上演されます。
*詳細はこちら>>>



《やなぎみわ氏インタビュー》

本展の「神話機械」というタイトルに込めた意図は?

もともと「デウス・エクス・マキナ」(*編集部注:古代ギリシャ時代に流行った演出手法で、劇の内容が複雑に絡み合い、解決困難な状況に陥ったところで絶対的な力を持つ存在(神)が現れ、混乱した状況を一気に解決して物語を終わらせる手法。“絶対的な存在”を木製のクレーンなどを使って登場させた、つまり機械仕掛けで行ったことから「機械仕掛けの神」とも訳される)が好きなんです。
本来、物語で絡まった糸は最後にほぐされるべきなのに、すごく乱暴な手法ですよね(笑)。人間がどんな状況にあろうとも、お構いなしに断ち切ってしまうのが自然の力。デウス・エクス・マキナでは、その役割を機械が担っています。私の中でもうまく整理できていないのですが、自然(=神)と機械はすごく似ている。

作品としての「神話機械」は、演じた瞬間から消えていく“劇”を、永久的かつオートマチックで展示する“自動上演装置”です。
ただ、機械だからプログラミングを完璧にすればちゃんと動くと思っていたのに、実際にはそうでもなくて、結構苦労しましたけど(笑)。

「女神と男神が桃の木の下で別れる」は、福島の果樹園で撮影されたそうですね

夜、真っ暗な桃畑にカメラを据え、地面に仰向けに寝転がった状態で上に広がる桃の木を撮りました。今では貴重な、8×10のフィルムです。
90秒ほど露光した後に懐中電灯で照らすと、光が当たったところだけが写るわけですが、光りすぎたり真っ暗だったり、ずいぶん失敗しましたね。レンズが真上を向いているので小雨が降るとNGだし、長時間露光だからちょっとでも風が吹くとダメだし。

偶然性を楽しむ作品?

それはないですね。パフォーマンスを見せているわけではないし、写真は定着しないと意味がありませんから。ただ、土の上に寝転がって撮った経験からは大きな収穫がありました。あまりに真っ暗なので、はじめはちょっと怖かったのですが、土の柔らかさとか地面をすごく感じるんです。写真は定着したものしか残せないけれれど、視覚だけで撮っているわけではない、ということを改めて感じました。
カメラは光学装置で、ヨーロッパの近代的な価値観を象徴する“機械”なのに、なぜかマジックリアリズム(*編集部注:日常にあるもとないものが融合する芸術表現。幻想的リアリズムとも呼ばれる)を生み出してしまう。その意味でも、機械と神話は近いと感じます。テクノロジーは前近代的なものと相互作用があるので、必ずどこかでつながるのでしょう。

ヨーロッパの人たちからすると、桃はとても東洋的に見えるそうです。確かに、中国では古くから仙果として語られるなど、東洋的な神話の象徴かもしれません。
それに対してヨーロッパの神話に出てくるのはリンゴ。その意味では、次はリンゴを撮ってみたいですね。

 

やなぎみわ展 神話機械
MIWA YANAGI Myth Machines
[日時]10月20日(日)〜12月1日(日)10:00〜18:00(入場は17:30まで)
[会場]神奈川県民ホール ギャラリー
[休み]木曜日
[料金]一般¥1,000、学生・65歳以上¥700、高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名無料

詳しくはこちら!>>>

 

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★プレゼントの応募は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【プレゼント応募概要】
マグカル・ドット・ネット公式Twitterアカウント「 @MAGCUL 」をフォロー&リツイートで、10月20日(日)〜12月1日(日)の間、神奈川県民ホール ギャラリーで開催される「やなぎみわ展 神話機械」の鑑賞チケットを、5組10名様にプレゼントいたします。

【応募方法】
1. マグカル・ドット・ネット公式Twitterアカウント「@MAGCUL 」をフォローしてください。
2. 公式Twitterアカウントから下記応募期間中に投稿される「#神話チケ」が付いたチケットプレゼント応募用の投稿をリツイートしてください。上記で応募は完了となります。

【応募締切】2019年11月10日(日)24:00まで
※上記期間内にされたリツイートが応募対象です。

【抽選・当選発表】
ご当選者にはマグカル・ドット・ネット公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージにてキャンペーン期間後にご連絡いたします。
当選発表は、ダイレクトメッセージの送信をもって代えさせていただきます。その際にお申込者のお名前・プレゼント送付先ご住所を確認させていただきますので、ダイレクトメッセージにそのまま返信してください。なお、ダイレクトメッセージに一定期間返信がない場合は、当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。
※いただいた個人情報は抽選以外の目的には一切使用いたしません。

【応募資格・条件】
●有効なe-mailアドレスをお持ちの方。
●マグカル・ドット・ネット公式Twitterアカウント、「@MAGCUL」をフォローしていること。
※当選発表前にフォローを解除した場合、応募・当選は無効となります。
●公式Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートを応募期間内にリツイートすること。
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。
※引用リツイートでは参加とみなされません。リツイートにてご参加ください。
●プロフィール、ユーザー名、自己紹介、アイコンなどを設定していないアカウントではTwitterの仕様上参加とみなされない場合がございます。
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    1975年、山下公園・横浜港・中華街などの恵まれた環境の中、全国屈指の大型文化施設として、また国際レベルの音楽、舞台芸術、そして美術に親しむ空間として誕生。世界で活躍するアーティストを中心に、充実した公演を開催し、芸術文化の創造と振興につとめています。

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