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音楽

Ryu Mihoの『Woman in Jazz♡』第2回

Ryu Mihoの『Woman in Jazz♡』第2回

KAMOMEマスター佐々木基仁さんとの対談

わたしも幼い頃、横浜に住んでいたので懐かしさも感じているのですが、
佐々木さんにとっての‘横浜’とはどんな場所でしょうか。

佐々木: 生まれ育った、大好きな場所です。ベトナム戦争が終わるまでは、隣がアメリカだった。
僕は祖父、父、そして僕の三代が同じ学校で、みんなに知られていました笑

Ryu: そうなんですね。佐々木さんの故郷ですね。

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佐々木さんがJazzを聴き始めたきっかけは何ですか。

佐々木: 知らない間に入ってきました。当時はテレビも少ないし、ラジオが多かった。進駐軍放送とか。FENって今でもあるでしょう?ベストヒットUSAみたいな番組がずっと流れていました。
隣の家が進駐軍で、その家族のお父さん、パパさんが庭にラジオを持って来てビールを飲んで、僕は子供達と一緒に遊んでいました。知らない間にラジオから流れるJazzや洋楽が流れて入って来ていました。当時の家具の配置とかもよく覚えていますよ。大きな冷蔵庫にいつもアイスクリームが入っていて。留守番をしている間にみんなでスプーンですくって食べたり。
そしてこの辺は昔はキャバレーがたくさんあって、ビックバンドもJazz演奏していました。
そこに連れて行ってもらったり笑

Ryu: 佐々木さんは日本にいながらもアメリカンスタイルな少年時代を過ごされていたのですね。
佐々木: そうですね、本当に自然に。

Ryu KAMOMEの設立はいつでしょうか。

2014年11月16日です。

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横浜と言えば、ジャズが似合う港町。KAMOMEを設立しようとお考えになった時、どんなお店にしよう、またこの場所、関内を選んだ理由は何ですか。

佐々木: ジャズ発祥とか、港町とかは関係なくごく自然にです。関内は若い頃から大人の街として来ていたから。
ここは面白い場所で、東京でいうと六本木と銀座、新宿が混ざっているような大人の街なんですよ。ちょうどバス通りからこちら側かな。映画館も近くにあって。
若い頃この辺で飲みだした時、大人になったんだなぁという気持ちになりました。この辺は1軒でずっと昔からやっているお店が多くて、お寿司屋さんとか洋食屋さんとかここにしかないお店がずっとあるんです。良い場所、良いにおいのある場所なんだなって思います。

Ryu: 確かに知らないお店がたくさんありますよね。佇まいとか雰囲気とか。まだまだ知らないお店もたくさんありそうですね。

お店のキャッチフレーズ「ジャズ、フュージョン、ファンク、ボサノバなど良質な音楽と料理を普段着感覚で」ジャズというと気軽に聴けるというイメージが少ないかもしれないのですが、佐々木さんの普段着感覚で聴けるというのはどんなイメージでしょうか。

佐々木: ドレスコードがないことですね。電話でもよく聞かれるのですが、ジーパンだろうがサンダルだろうか、いつでもおいでって感じです笑

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店内はソファー席もあり、居心地も良いですよね、店内のこだわりはありますか。

佐々木: 居心地はよく、トイレがきれいで、美味しいものがあります。
レイアウトはあまり何も考えてはいないのですが、全部テーブルと椅子だったら面白くないでしょ。低いのがあって、高いのがあって、椅子の色を変えたりとか。ソファーの色が違ったり、クッションを置いたりとか。

Ryu: そのランダムな感じがリラックス出来るんですね。

佐々木: そうそう、そうすると考え方がカチカチにならない。普通に見ると家具屋みたいに見えるけれど笑

Ryu: 大きな窓があって、外からライブの様子も見れますが、それもまた良いですよね。開放的で外から見ている人が気軽に店内に入れるような。

佐々木: 実はこの窓はスモークになっていて見えないんですけど、夜は少し見えるのかな。
だから結構見ている人もいますよ。

Ryu: シェフ、調律師さん、いつも家族みたいな感じですよね。

佐々木: そうですね、10年以上いつも同じメンバーでやっています。

佐々木さんの好きな曲はなんですか。(ジャズでもボサノバでもロックでも)

佐々木: その時時で違います。ロックも好きですし。

KAMOME live mattersの一番人気のメニューは何ですか。

佐々木: 一番人気はポークソテー。必ず食べる人がいます。それとキッシュ。キッシュロレーヌという、ベーコンと玉葱の一番シンプルなキッシュです。女性の肉率が高いんです。

Ryu: 本当ですか。皆さん、お肉料理をよく注文するんですか。

佐々木: そうなんです。カツサンド、チキンソテー、肉食が多いんです笑

Ryu: お酒を飲みながら、一人で来られる方が多いのですか。

佐々木: そうなんです。一人が多いんです。ここで知り合った人が仲良くなって挨拶したり。でも皆さん最初は一人が多いです。そして毎日のように来てくれる男性がぼやくんです。「ジャズなんてさ、男の世界のものだと思っていたけれど、男は何をやってるんだって笑」
美しいひとたちがジャズを聴きにくるなんてってみんな言っています。

Ryu: そうなんですね、面白いです笑 確かにジャズ美人多いですよね。

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ミュージシャンにはどんなお店として帰ってきてもらいたいでしょうか。

佐々木: やっぱりただいま、がいいですね。
来た途端お腹すいたというミュージシャンもいます笑

最後に今後、女性が気軽にジャズハウスへ行けるようになるには?

佐々木: もう始まってます。大丈夫。
ジャズハウスの汚いイメージは打ち破っています。
KAMOMEに来て下さい笑

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【関内KAMOME】
HP : http://www.yokohama-kamome.com/
TEL : 045-662-5357
Mail: kamome@yokohama-kamome.com

いかがでしたか。第二回『Woman in Jazz』
横浜 関内KAMOMEのマスター佐々木基仁さんとの対談をお送りしました。
KAMOMEはお客さまはもちろんですが、ミュージシャンにも愛されているお店。
KAMOMEにはみんな、帰って来たという気持ちになります。
隠れたジャズの名店、KAMOME live mattersは『このお店を知っていたら、かっこいい女かも。』
ぜひ、女友達を連れて、Jazzを聴きに行ってくださいね!

Ryu Miho

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