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アート伝統芸能

鎌倉能舞台で、自分の精神と向き合うひと時

鎌倉能舞台で、自分の精神と向き合うひと時

初めての鎌倉能舞台。鎌倉から、江ノ電に乗り換えて長谷駅で下車すると、とてもおしゃれな街並みが私を待っていました。
和菓子屋、おしゃれなレストラン、アーティスト風な店、民芸の店など、目に入るものが全て新鮮。駅から7分ほど歩くと、鎌倉能舞台に着きました。

*能「弓八幡」シテ 中森健之介/写真撮影:駒井壮介

住宅地の中にある、50年前に建てられた鎌倉能舞台。
こんなところにこんな場所が!
ワクワクしながら中に入ると、堂々と、それでいてひっそりとした佇まいの舞台が見え、神秘的な気持ちになりました。

*能「弓八幡」シテ 中森健之介/写真撮影:駒井壮介

今回は『県民のための能を知る会』。中森貫太氏による“能のプレトーク”があったので、とてもわかりやすく能を勉強することができました。
能の歴史や物語。ゆったりとした動き、お腹からでる掛け声、凛とした静の美しさ・・・。日本人にしか表現できない仕草を、体で感じました。

*能「弓八幡」シテ 中森健之介/写真撮影:駒井壮介

特に印象的だったのは、「弓八幡」での「神舞」。観ているうちにどんどん引き込まれていきました。
一定のリズムの中でこみ上げる感動。改めて日本の文化の素晴らしさに感動しました。

一瞬一瞬を大切に、そして“間”を感じながら生きる。能を観て、自分の精神に向き合うことができたと感じました。
2019年の、良き年始めのひと時に感謝。

■「熊本マリのこころを動かす場所へ」バックナンバーはこちら>>>

①神奈川近代文学館で「寺山修司」を感じる

②神奈川県立近代美術館葉山館で、青い空と海を感じる

③思い出深い神奈川県民ホールで、宝石のようなバレリーナに喝采!

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