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【お城EXPO2016・前編】クリスマスイブの横浜で、落語家の春風亭昇太さんが「お城」について熱く語りました!
美術・写真
2017.01.13

【お城EXPO2016・前編】クリスマスイブの横浜で、落語家の春風亭昇太さんが「お城」について熱く語りました!

お城がないお城?の話で盛り上がる会場!

春風亭昇太さん、千田嘉博さん、萩原さちこさん三人のトークイベントは、お城EXPO2016の中日である24日クリスマスイブに行われました。

クリスマスイブだというのに、「日本のお城」イベントにこれだけの多くの「城ファン」が横浜に集ったことにまず喜ぶ三人の方々。

しかも今回のトークイベントのテーマは、一般的に知られた天守のあるお城ではなく「山城の魅力を語る!」です。かなりマニアックです。

お城EXPO2016トークショー「山城の魅力を語る!」

「はじめに言っておきますが、このトークイベントでは天守閣の写真は出てきません。出てくるのは茶色と緑の地味な写真ばかりですのでご了承ください(笑)」

と昇太さん。さすが落語家だけあって最初から場内は爆笑です。

ふつう「お城」といって思い浮かぶのは、姫路城や大坂城のような立派な「天守」とお堀と石垣の姿ですよね。

しかし織田信長以前の戦国時代のお城はほとんどが「山城」だったそうです。
山城は、山の地形そのものを活かして堀や土塁を作り、罠も多く非常に攻めにくく、山そのものがひとつの軍事施設であり「要塞」だったのです。


・中世の城=山城が主流!/近世の城=平山城・平城が主流
・中世の城=壁が土!/近世の城=壁が石

天守のないお城は、観光スポットとしては少し物足りないと思う人が多いかもしれませんが、本来「城」というのは天守のことではなく、堀も屋形も含めた要塞のことをいうのです。

特に中世の山城は、その土地の山河・地形に合わせた作りが多く、信長以降の均一的な(私たちから見ると一般的な)お城に比べて、個性的でとてもおもしろいのだそう。

「堀切」で尾根を断ち切る!掘って、盛って、敵の侵攻を防ぐ!

昇太さんは天守があるお城よりもこの「山城」がとても好きで、城郭ライターの萩原さん、城郭考古学者の千田さんと一緒にスライドを見ながら話が弾む弾む!

今、多くの山城は木々に覆われて「ただの山」のようになってしまってます。

しかし行って歩いてみるとわかる人工的な谷の形、意味ありげな巨石、何度も戦場になり強化を繰り返したと思われる土塁、などなどの痕跡を発見し、在りし日の姿かたちをイメージするのが「山城好き」の醍醐味だそうで、何ヶ所か回っていくとそのうち本当に「見えてくる」のだそうです。(奥深い世界です)

萩原さんは、ただの地べたを見ても「昔ここで足軽たちが野営していたかもしれない♡」と包囲側の気持ちになって萌えることができるそうです。(奥深い世界です)

さらに!山城に行くときは攻める気持ちで、帰る時は守る気持ちで歩くと2倍楽しめるそうですよ!(かなり奥深い世界です)

お三人共最近のお城ブームで「山城の魅力」も認知されつつあるのがとても嬉しいとおっしゃっていました。

おかげでこれまで放置されていた山城も地元の人が整備をしてくれるようになり、歩きやすくなったり、堀や土塁の形がはっきりわかるようになったのも嬉しく、とてもありがたいと。

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