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まちなか展示会

まちなか展示会

 横浜の歴史的建造物などを活用し、企業などが自社の照明技術によるライトアップをおこなう「まちなか展示会」。

MAGCUL.NETでは、KAAT神奈川芸術劇場1Fアトリウムで展示をする山友工業株式会社・有限会社クラウンビーにインタビューしました。

 Q1) 山友工業株式会社・有限会社クラウン・ビー はどのような会社なのですか?

山友工業:弊社は、日本中の電力会社が使用する大きな装置や、その他通信機器を50年にわたって製造し、インフラ整備に携わってきた会社です。その過程でLEDを使用するようになり、高じて、今回使用したような演出照明の製造に至りました。

クラウンビー:バルーンのデザインから製作、設営撤去までほとんどの工程を行っている会社です。

Q2)今回出品される作品についてお聞かせください。

—モチーフに蚕を使用されていますが今回の作品のキーとしてなぜこのモチーフをお選びになったのですか?また技術的な面などで工夫された点、苦労された点などあればお聞かせください。

山友工業:モチーフ選定についてはすべてクラウン・ビー様にお任せいたしました。複雑な形状かつ、この建物と、横浜のなりたちを象徴するシンボルですので、下品な光にならないように気をつけました。見てくださった方には、大きなサイズ感からくる鮮烈な印象と、光の見せる優美な表情をお楽しみいただけることと思います。

クラウンビー:まず初めにKAATの建物を案内していただいた時に建物自体が繭をイメージされていたのとタイルやラムネ瓶が出土し、貿易港でもあることから今回のイメージが出来上がりました。技術的な事で言えばバルーン内にLEDが入るので外皮に光が届く様に内部構造に工夫しました。

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Q3)企業として今回の様に「作品」を出品される場合意識されている事はありますか?

山友工業:弊社は機材メーカーですので、自社で「作品」を出品することはありませんが、アーティストの方や、ご使用になる方のイメージを実現するお手伝いが最大限できるようにと考え、製品をつくっています。今回のようなタッグを組むのは初めてです。以前、クラウン・ビー様に弊社の照明器具を購入して頂く際、どのように使うのかを実際に見せていただいた事がありました。その時のバルーンのインパクトがとても印象に残っており、今回スマートイルミネーションに弊社が参加するにあたり、もしご一緒できたらと思って声をかけさせていただきました。弊社は、こういったイベントや作品の展示に携わることは、今までなかなか無かったので、共同でこのような作品制作に携われて、とても光栄です。

クラウンビー:小さいお子さんから年輩の方まで多くの人に見てもらって楽しんでもらえるようにと思っております。

Q4)スマートイルミネーションにお越しいただく皆様に一言お願いいたします。

山友工業:近年、一般家庭にも定着しつつある「LED」は、省エネや電気代の節約というイメージが強いと思います。しかし、時にはこのように見る人を楽しませる事にも利用されている事を知って頂けると幸いです。一風変わった横浜の夜景を、どうぞお楽しみ下さい。

クラウンビー:色んな光の演出をおもいっきり楽しんで下さい。