Ryu Mihoの『Woman in Jazz♡』第3回
『昼下がりにジャズを聴きながら自分の時間を』
ドアを開けた瞬間、珈琲の香ばしい香りと共に、爽やかでとても居心地がいいですね!
JAZZ喫茶の従来のイメージ(大音量でJAZZが流れ、暗く煙たい)とは異なる、ヨーロッパ風の街並にフィットした、明るくお洒落なお店をめざしました。
なかなか女性がひとりジャズ喫茶へ入るということは初めての方は少し勇気がいると思うのですが、TOMMY’S BY THE PARKへ女性が一人で来ることはありますか。
お名前は存じ上げませんが、常連さんで何人か、この辺に(カウンター)に座っておられます。音楽を聴きながら、本を読んだり、スマホをご覧になったり、ご自分の時間を過ごされる方が多いと思います。また昼時中心に、お隣のパン屋さんのパンを買って、赤ちゃんも連れてイートインをされる方も、いらっしゃいます。ベビーカーが入ってくるのが、一番多いジャズ喫茶ではないかと思います笑
それはママには有り難いですよね笑
マスターがかける曲は、お客さんに合わせたりすることはありますか。
現在、店内にはCDが、5000枚位あるのですが、お客様に合わせた、選曲を心がけています。
常連さんが来られた時、マスターはカウンターでどんなお話をされていますか。
若い頃からジャズ喫茶に通われた常連さん(60歳代から70歳代の方がほとんど)とは、その時かけているジャズについての話題が、中心になりますね。カウンターに座られても、読書など、ご自分の時間を大切にされる方も、おられますので、その場合は、こちらから話かけることを、控える場合もあります。要は、お客様に応じてということです。
いつぐらいからマスターはジャズ喫茶へ行き、そしてジャズ喫茶をやろうと思っていたのですか。
大学生になって、ジャズにはまり、都内を中心に、ジャズ喫茶に通いました。いつかは、ジャズ喫茶をやりたいとの想いは、学生時代からずっとあったと思いますが、当時からジャズ喫茶は儲からないという現実があったので、会社勤めを60歳定年で終えた3年前に、ようやく夢が実現しました。
昔からずっとやりたかったんですね!お店作りはどんなイメージをされて作られましたか。
先ほど言ったとおり、街並みに合った、明るくお洒落な店を目指しました。飾ってあるジャケットも、ヴィジュアル的にもアーティスティックでいいなぁと、思うものを、シンプルに配置しました。
こだわりのオーディオ、やっぱりジャズ喫茶ならでは、ですよね。
決してオーディオマニアではないのですが、オーディオは、ジャズに合うものを選びたいと考えていました。マスターも楽しめる、良い音で聴きたいと思い、スピーカーは、若い頃からあこがれた、JBL。アンプは青く輝くランプがおしゃれで、JBLと相性もよいマッキントッシュと、夢が実現しました。
なるほど、鮮明に音が聴こえますし。お店の中で一番良く聴こえる席はどこですか。
やはりカウンターですかね。スピーカーから離れたテーブル席でも、スピーカーがフロア型なので、広がりのある感じの音になります。
なんだか優しく聴こえます。
今聴いているRyuさんのボーカル音源のせいかな笑
こんなに居心地がいいなら、女性ひとりでも入れますね。
ありがとうございます。
珈琲、とっても美味しいですね。珈琲にもこだわりがあるのですか。
飲んで美味しかったので、白楽にある自家焙煎のテラ・コーヒーというところから仕入れています。
焼き菓子はどこからか仕入れているのですか。
妻の手作りです。
とっても素敵ですね。
女性がひとりランチの時はどんな風に入ったらいいですか。
ランチ目的の方は、隣のパン屋さんで買って、トレーをそのまま持ち込んでいただいています。イートインの場合は、珈琲を割引しています。お隣のパン屋さんのパンは、米粉パンですが、ご近所でも美味しいと評判です。
とても居心地がいいお店ですし、つい自分の空間になっていますね。
わたしも好きな本を持って、自分時間を作りに行きますね!
いかがでしたか。第三回『Woman in Jazz』
横浜 仲町台にあるJAZZと珈琲「TOMMY’S BY THE PARK」のマスターとのインタビューをお送りしました。
「TOMMY’S BY THE PARK」はマスターの夢そのもの。
それだけに居心地は良く、どの席に座っても自分の時間を作れる場所です。
『昼下がりにジャズで、一人の空間を』
お気に入りの本を1冊持ってマスターの淹れる珈琲に舌鼓を打ちながら、
素敵な自分時間を作って下さいね。
Ryu Miho
TOMMY’S BY THE PARK
http://seseragi-jazz.com/